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「お耳見てあげる」3歳の兄が妹の耳に…。育児の自信を失うほどの後悔と学んだこと

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3人目で初めて女の子を授かった私は、毎日毎日、娘のことが可愛くて可愛くて、仕方がありませんでした。

娘は耳が弱く、よく中耳炎にかかっていました。

そのため、私は兄2人の前で、よく、娘の耳を触っていました。

娘は耳を触ってもらうのが好きな子で、耳の手前を、綿棒で触ってあげるだけで眠ってしまう子でした。

その日主人は仕事で家におらず、私ひとりで3人の子供の面倒を見ていました。

その日も中耳炎が治りかけていたころで、4人で夕食をとっている最中、耳が気になっている様子の娘に、わたしは

「あとで、お耳見てあげるね」

と、言いました。

最近の小学生は大変なもので、毎日宿題が出され、しかも、親が丸つけ、やり直しまで、やらなければならないのです。

長男は、残念ながら勉強ができるほうではなく、字も雑なため、毎日勉強に5時間ほどついやすこともしばしばありました。

その日も、字がきれいに書けず、悪戦苦闘。

私は長男と机に向かい、この漢字のどこがいけないのか、を説明していました。

その時に、娘の悲鳴とすぐにおお泣きする声が聞こえました。

ただ事じゃない泣き声でした。

飛んで行くと、娘の横には、次男が持ってきたであろう、耳掃除のためのティッシュと、耳かきを持った3歳になったばかりの次男がいました。

すぐに、次男が娘になにをしたのかわかりました。

娘の左の耳から、血が流れてきたからです。

私は娘を抱いて、

「どうしてこんなことをしたの!」

と次男をひどく叱りました。

次男は、私がとんで来る前から泣いていました。

自分のやったことで、妹がひどく泣いたので、びっくりしたようでした。

夜間救急ダイヤルに電話し、

「耳は聞こえていますか?」→「わかりません」

「出血は多いですか?」→「はい」

「鼓膜まで貫通していて、状況次第では耳が聞こえなくなるかもしれません。外科を受診してください」

と言われました。 関連記事:子どもが口に入れた◯◯であわや!楽しいはずのママ友会で、あやうく救急車を呼ぶ大事件

気持ちが動転してしまって、頼ってはいけないと思いつつも、状況だけでも知らせようと思い、仕事中の主人に電話をかけました。

「私がちゃんと子供たちをみていなかったから、こんなことになってしまった」

と言うと、主人は、

「子供が三人もいて、自分も妊婦なんだし(妊娠8ヶ月でした)、いつでも、子供を全員見られるような完璧な親はいない」

と、フォローしてくれて、

「仕事を切り上げて帰る。俺が病院に連れていく」

と言ってくれました。

「どうしてそんなことをしたんだろう?(耳かきはいつも2階のベッドの上の棚に隠してあるのに)、わざわざ持ってきたんでしょう?」

その時になって、やっと気付いたのです。

自分が夕食のときに、兄たちの前で、

「あとで、お耳見てあげるね」

と言ったことを。

そのために、次男が、耳かきを探してきて、ティッシュも準備して、耳を見てあげようとしたことに。

私は、自分のせいで可愛い娘がけがをしたこと、時間のない母の代わりにと、次男自身が耳をみてあげようとしてくれたこと、その気持ちを考えず、頭ごなしにひどく叱りつけたことを、ひどく後悔しました。

夜間外来の外科に行くと、

「赤ちゃんの耳の中を見られる細いカメラがない。出血が多くて、どこが出血点かわからない。

いまわかるのは、とにかく、奥深くを怪我していること、その手前側も、かなり複数怪我していることだけです。

いまは出血も引いてきたみたいなので、明日の朝、またかかりつけの耳鼻科医にみてもらうように。

本当のことを言うと、いま、紹介状を持たせて大学病院に回ってもらったほうがいいか、悩んでいます。

が、夜中に、まだ血が垂れてくるようなら、大学病院の耳鼻咽喉科の夜間救急にかかってください。

それで、大丈夫ではないかと思います」

と言われました。

先生に怪我をした左耳を下に向けて眠るように言われたので、夜中に何度も娘の向きを変え、出血の有無を確認しました。

幸い、出血はなく朝を迎え、いつもの耳鼻科にかかりました

先生から

「鼓膜は破れていないが、鼓膜の手前をひどく怪我していて、いまもまだ出血している。止血剤を塗ったガーゼを、耳に入れたので、今日はそのまま帰ってもらって、明日またみせてください。お風呂などで耳に水が入らないように十分に気をつけて過ごしてください。

耳は聞こえています、大丈夫ですよ」

と説明を受けました。

昨晩から耳を触られることに恐怖を感じるようになった娘は、先生に耳を触られると大泣きするようになってしまって、可哀想で申し訳なくて。

そんな気持ちと、耳が聞こえていて良かったという安堵感がいりまじった、不思議な気持ちでした。

次の日になると、

「出血は止まりました。後はかさぶたになって、1カ月くらいしたら自然にはがれるので大丈夫ですよ」

とのこと。

私はしばらく、「自分のせいで」と責めて、お腹の中の子をきちんと育てられる自信を失ってしまっていました。

けれど、家族や、自分の両親、周りの人のサポートで、今ようやく前を向けるようになってきました。 関連記事:後悔先に立たず。予想もしない場所で子供が大やけど、不甲斐ない自分に涙

私は今回たくさんのことを後悔し、学びました

小さい子供2人から同時に目を離してはいけないということ。

3歳の次男は、大人の言うことを良く聞いて、理解しているということ。

次男の私や妹への思いやりや、主人の優しさやサポートにもあらためて気づきました。

こんな私の体験談ですが、子供を怪我から守るため、同じようにつらい思いをする方がいないために書かせていただきました。

どなたかの心に届き、怪我から未然に子供を守ってあげる手助けになりますように。

著者:颯香

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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