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LUNA SEA、結成28年記念日に武道館ワンマン 驚きのセットリストで体現した今なお攻め続けるバンドの姿勢——ライヴ・レポート

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LUNA SEA、結成28年記念日に武道館ワンマン 驚きのセットリストで体現した今なお攻め続けるバンドの姿勢——ライヴ・レポート

LUNA SEAが結成記念日となる5月29日、東京・日本武道館でワンマン・ライヴ〈LUNA SEA The Anniversary 2017 -5.29 日本武道館-〉を行った。

同日はLUNA SEAが町田プレイハウスで初ライヴを行ってから、ちょうど28年。さらに2017年はLUNA SEAにとってメジャー・デビューから25年のメモリアル・イヤーでもある。そんな特別な日に日本武道館で行われたライヴは、当然のごとくチケットは即完売。360度の客席すべてを埋め尽くした14000人の観客を前に、久々に演奏するレア曲を含む新旧織り交ぜた全20曲、約2時間半のステージを披露した。

開演予定時刻を20分ほど過ぎた頃、場内が暗転し、SEが流れると待ちわびた客席は歓喜の声をあげる。メンバーが登場し、真矢(Dr)のカウントから強烈なグルーブが場内を包むと、最新アルバム『A WILL』収録の「Metamorphosis」からライヴがスタートした。同曲の後半から、そのまま「PRECIOUS…」へと繋ぐ。イントロで特効が炸裂すると、それを合図に SUGIZO (Gt/Violin)、 INORAN (Gt)がステージ前方に駆け出し、J(Ba)も含めた3人で思い思いに客席を煽った。

RYUICHI (Vo)が「会いたかったぜー!我らが14000人のスレイブたちよ、元気ですか?」と笑顔であいさつ。「結成日にこうして会えるのが本当に幸せです。どうもありがとう!」と感謝を告げると、「Dejavu」「JESUS」と初期から演奏されているライヴ定番曲を連続で披露し、一気に会場の温度を上昇させた。

イントロにどよめきが起こると、ここで演奏されたのはまさかの「Image」。25年前の1992年に発売されたメジャー・デビュー・アルバム『IMAGE』のタイトル曲で、これまでライヴで演奏されることはほとんどなかった。このときはじめて生で聴いた人も多かったのだろう。曲が終わると、大きな拍手が会場に響いた。

「The End of the Dream」を挟んで、重厚なミディアム・ナンバー「HURT」へ。SUGIZOのギターのノイズを遮るように、 INORAN のギターの音色が響くと、これもライヴで演奏されるのは久々かと思われる「NO PAIN」を披露。まるで鉄格子のような囲いがステージを覆うと、そこに映像が映し出され、子どもたちの笑顔の写真などが浮かび上がる。曲の後半はまるで炎に包まれた中で歌っているように、赤い光が映し出された。

アコースティック・サウンドが心地よい「I’ll Stay With You」を挟み、真矢のドラム・ソロへ。3バス・ドラムによるど迫力のドラミングで場内を圧倒すると、野太いベース音とともにJが加わり、客席も一斉に声をあげて演奏を盛り上げた。

再び5人が揃って「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」を披露すると、ここで再びRYUICHIのMC。これまで節目のライヴで数々の”嵐”を巻き起こしてきた彼らだが、「(今日は)晴れたね。これはひとえに僕のおかげです」とユーモアを交えて話す。「LUNA SEAは自分たちが作ってきた世界と、新たに作る世界を融合して突っ走って行く」と新作のリリースを示唆しつつ、「もう少しで30周年ですからね。おれたちが小さな町田プレイハウスで出会って結成した28年前、さすがに想像してなかった。絶対上に行ってやるとは思っていたけど、さすがに30年先は見えてなかったよね」と感慨深そうに話した。

そして「みんなに感謝の気持ちを込めて次のナンバーを届けたいと思います」という曲紹介から大ヒット曲「I for You」へ。さらに「まだまだ足りないでしょ?このままじゃ、いい子ちゃんすぎるからね。ケガしなければなにしてもいいから!」と煽り、「STORM」で再び場内の温度を高めていく。続く「TIME IS DEAD」では、ステージの至る所に移動して360度の客席を煽りながら弾いていたSUGIZO、INORAN、Jがラスト前にセンターのRYUICHIのもとに集結、4人並んで演奏するうれしいシーンもあった。

「ROSIER」で会場の熱が頂点に達し、ここで本編終了かと思いきや、すかさず最初に披露した「Metamorphosis」をラスト前のサビから再び演奏するというまさかの展開。予想外の演出に熱狂する観客を横目に、演奏を終えたメンバーはステージを去っていった。

アンコールがわりに「ハッピーバースデーLUNA SEA」という声が響くなか、再び5人が登場。RYUICHIが感謝を告げると、「まだ行けるよね?武道館、盛り上がって行くよ?」と呼びかけ、「Anthem of Light」からアンコールがスタート。続く「TONGHIT」は客電がすべてついた状態で演奏され、観客のうれしそうな笑顔が照らされていた。

ここでメンバー紹介。「宇宙一のドラマー」「宇宙一のベーシスト」「宇宙一のギタリスト」と真矢、J、INORANを順に紹介すると、RYUICHIに促されてINORANが口を開き、28年前を回想する。「対バンのときかな?隆ちゃんが遊びにきてくれたんですよね。(差し入れで)ドーナツを持ってきてくれたんですけど…一個しか入ってませんでした!」と暴露。するとRYUICHIは思わず「ここではなす話(笑)?おれちゃんと5個入れたはずなんだけど…真ちゃん食べたでしょ?」とおどけてみせた。

続いて「宇宙一のギタリストが、もうひと方いらっしゃいました」と紹介されたSUGIZOは「ドーナツ2個だった記憶があるんですけど…」と話題を引っ張りつつ、「本当に神奈川のただの悪ガキたちが28年間ロック・バンドで走り続けるとか、心から感謝しかありません。本当にありがとう」と客席に礼。最後にSUGIZOが「宇宙一のヴォーカリストです」と紹介すると、RYUICHIが「僕はMCでずっと語ってるので、最後に巨匠からひと言」と真矢にマイクを渡す。真矢も28年前を振り返り「RYUICHIさんには、本当に気合いに圧倒されまして。(当時は)眉毛がなくて、緑の頭にしていたんです。それをおれたちは忘れちゃいけないってことで…今日のドラム・セットを見てくれ!」と緑色のドラム・セットを指差し、オチをつけたところで、RYUICHIとがっちり握手を交わした。

ここでRYUICHIが「新しいアルバムは、テーマを愛に決めました。いまはたくさん愛が必要な時代だから、サディスティックな愛もあり、あたたかい愛もある。おれたちにしかできない作品になっていくと思うから、楽しみにしていてください」と、待望の新アルバムを年内に発売することを告知。続けて、年末のさいたまスーパーアリーナ公演の開催も発表し、観客を喜ばせた。「夢の終わりを歌ったけど、新しい夢は常にはじまっているので、ワクワクしながら待っていてください。本当にみんなありがとうね!」と改めて感謝すると、ラストに用意されたのは「WISH」。銀テープが舞うなか、14000人が再びひとつになった。

ダブル・アンコールを求める拍手が響くなか、なにやらステージ中央に集まり話し合う5人。再び定位置について大歓声がおこると、RYUICHIが「本当にみんなの気持ちが嬉しいです。どうもありがとう。今夜みんなが見せてくれた星空を忘れはしない。もっとスリリングにバンドとしての道を刻んでいきたいと思います。みんなが描いてくれた星空に」と告げて、最後の最後に演奏されたのは「MOTHER」。虹色の照明を背に、これまで数々のステージで大切に歌われてきた壮大な名曲を奏で、ライヴを締めくくった。

定番曲をしっかりと組み込んだ歴史を総括するような選曲でありながら、滅多に演奏しないレア曲を最新の形で披露したり、本編の最初と最後を同一曲で挟むまさかの演出をみせたりと、まさしく「自分たちが作ってきた世界と、新たに作る世界を融合して突っ走って行く」姿勢を体現してみせたライヴだった。あと2年で結成30年を迎えるが、彼らはまったく攻めの姿勢を緩める気はないようだ。今後どんなワクワクする体験をさせてくれるのか、まずは前作から4年ぶり、9枚目となるオリジナル・アルバムの完成を心から楽しみに待とうと思う。(前田)

〈LUNA SEA The Anniversary 2017 -5.29 日本武道館-〉
2017年5月29日(月)日本武道館
セットリスト
1. Metamorphosis ~Beginning part
2. PRECIOUS…
3. Dejavu
4. JESUS
5. Image
6. The End of the Dream
7. HURT
8. NO PAIN
9. I’ll Stay With You
10. Drum solo~Bass solo
11. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー
12. I for You
13. STORM
14. TIME IS DEAD
15. ROSIER
16. Metamorphosis ~Ending part
アンコール
17. Anthem of Light
18. TONIGHT
19. WISH
20. MOTHER

〈LUNA SEA The Holy Night 2017〉
2017年12月23日(土・祝)、24日(日)
さいたまスーパーアリーナ 2days
5/30(火)正午より、オフィシャルファンクラブSLAVEにて
会員先行受付スタート!
http://www.lunasea-slave.jp
※受付期間:5/30(火)12:00~7/5(水)18:00
(6/29(木)23:59までに新規WEB入会された方までお申し込み可能です)

チケット一般発売:9/30(土)
問合せ:キョードー東京 TEL:0570-550-799(平日11~18時/土日祝10~18時)

・LUNA SEA オフィシャルサイト
http://www.lunasea.jp/

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