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デキるビジネスパーソンは「名刺交換」が違う

コミュニケーション総合研究所代表理事の松橋良紀さん。そんな松橋さんに「コミュニケーションの極意」についてお話しいただくこのコーナー。第19回目は「名刺交換から始まるコミュニケーション」についてです。f:id:k_kushida:20170606175953j:plain

初対面のほんの一瞬で与えてしまった悪印象を、どれくらいの時間でくつがえすことができるかというと、最低でも30分かかるというデータがあります。それだけ初対面のコミュニケーションはとても大事なのです。

その意味で、初対面で必ず行われる「名刺交換」によって与える印象は大きいものとなります。

私は、社会人になってから、見よう見まねで名刺を交換していましたが、30代半ばでしっかりとしたマナー研修を受けたときに、長年にわたってマナー違反をやっていたことに気づき、恥ずかしい思いをしたことがありました。

皆さんは大丈夫でしょうか?

まず、おさらいの意味も込めて、基本的なマナーを押さえましょう。

【名刺を渡すときのやってはいけないマナー】

・よれよれの名刺、折れ曲がっている名刺、汚れている名刺を渡す。

・ポケットやお財布から直接名刺を出す。名刺入れを持ち歩かない。

・名刺を渡すとき、机を挟んで渡す。

・相手が渡してくれるのを待ってから渡す。

・受け取った名刺は、すぐに名刺入れにしまいこむ。

【名刺を受け取るときのやってはいけないマナー】

・相手の名前や会社のロゴの上に指を置いて受け取る。

・同時に名刺を出してしまった場合、先に受け取る。

・受け取った名刺に、相手の目の前でメモを書き込む。

・相手より高い位置で受け取る。

これらを知らずにやっていると、「礼儀を知らない人だな」と、最初から悪い印象を与えてしまいます。

対人関係で大事なことは、まずは「嫌われない」こと。上記のようなマナーは社会人として、出来て当たり前のこととして知っておく必要があります。

さて、実はここからが本題。

さらにもう一歩進んで、「この人と話していると心地いいな」「この人は信頼できる人だな」と思ってもらえるような名刺交換の際のコミュニケーション技術をお伝えしようと思います。


名刺交換をしたときに好感を持ってもらえる人とは?

「名刺交換などしたとき、どんな人に好感を持ちますか?」

こんな質問を研修やセミナーですることがあります。すると、意外にも(いや、むしろ当然なのかもしれませんが…)「名刺の受け渡しがきちんとできる人」という答えは返ってきません。

「こちらに興味を持ってくれて、話を聞いてくれたり、いろいろと質問をしてくれる人」

このような意見が、圧倒的に多いです。

礼儀や作法よりも、コミュニケーション力が重視されているのです。

そのために、名刺の情報を使って、いかに相手との関係を深められるかが、デキるビジネスパーソンです。

名刺には、話を広げたり、場を和ませたりするための情報が載せられています。

たとえば、名前の漢字の読み方ひとつでも、部署名や課名ひとつでもそうです。

デキるビジネスパーソンは、名刺を受け取った後、すぐ本題に入りません。

名刺の情報からいろいろ話を展開していきます。

例を挙げてみましょう。

(例1)

あなた「下のお名前は…なんとお読みすればいいのでしょう?」

相手「“よしのり”といいます。」

あなた「良いに、紀州みかんの紀と書いて、よしのりさんとお読みするんですね!字も素敵ですが、読み方もすごく素敵ですよね!」

(例2)

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