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ジミー・イート・ワールド、マンウィズとのカップリング・ツアーで新旧楽曲を披露

ジミー・イート・ワールド、マンウィズとのカップリング・ツアーで新旧楽曲を披露

 ジミー・イート・ワールドが、MAN WITH A MISSIONの全国ツアー【Dead End in Tokyo Tour】の追加公演にスペシャル・ゲストとして参加し、約6年ぶりとなる日本公演を実施。6月4日、東京・新木場STUDIO COASTにて行われた最終公演のライヴ・レポートが届いている。

【Dead End in Tokyo Tour】写真(全7枚)

 まずステージに登場したのは、ジミー・イート・ワールド。昨年10月には、メジャー・デビュー20周年記念作となる9thアルバム『INTEGRITY BLUES』をリリースした。エモーショナルでさらなる深みを帯びた曲を、表情豊かなサウンドで表現したアルバムには、実直にキャリアを重ね音楽と向き合ってきたバンドの横顔が映る。タフでいて、味わい深い作品だ。しかし、今回のステージでは対バン形式ということもあって、新作中心というよりは新旧の曲を楽しめるセットリストとなった。

 力強いドラミングとギターリフで一気に興奮のメーターを上げる「Bleed American」で幕を開けると、続く「Get Right」ではどっしりとしたリズムを響かせて、フロアをうねらせていく。MAN WITH A MISSIONのファンで埋め尽くされた会場は、彼らにとってはアウェイかと思われたが、頭から大きな歓声がわき、手拍子が広がっていった。貪欲に音に食らいついてくる観客を、ドライブ感溢れるアンサブルで揺さぶり、「Work」や「Lucky Denver Mint」といったまさにジミー・イート・ワールド節たるグッド・メロディの曲では、グッと熱いコブシをふるわせていく。ジム・アドキンス(Vo&Gt)のヴォーカルは円熟味を増して、迸るエネルギーに人生の機微がしっかりと裏打ちされた、説得力のあるものとなっている。そのグッと深く突き刺さる歌で、観客の心を掴んでいった。エモ、エモーショナル・ロックというジャンルをメインストリームへと押し上げていったバンドの深化、地に足をつけ音楽を一心に磨いてきた彼らの姿勢が、アンサンブルにも表われている。

 後半はジミー・イート・ワールドの名を世に知らしめたアルバム『Bleed American』(2001年)からの曲を中心に披露。ファンに長く愛されてきた曲たちの連投に、フロアの熱気もさらに高くなった。新作からの「Sure and Certain」もまた、その会場へとみずみずしく広がっていく。ラストはヒットチューンの「Sweetness」と「The Middle」でシンガロングを巻き起こして、笑顔でそのステージを締めくくった。

 SEが鳴り響くなか、大歓声に迎えられたMAN WITH A MISSION。ジャン・ケン・ジョニー(Gt&Vo)の「東京ノ皆サマ、オ久シブリデゴザイマス──カカッテコイヤ!」の声で、「Get Off of My Way」そして「Hey Now」とフロアを一斉にジャンプさせ、会場を揺るがしていく。ジャン・ケン・ジョニーは、(単独で)9年ぶりの来日を果たしたジミー・イート・ワールドが、日本のライブキッズの熱さに興奮していたと語り、「デモ、マダマダソンナモンジャナイ。世界デ一番、ロックガ盛リ上ガッテイルノハ日本ダッテコトヲ見セテヤロウ」と、「evils fall」「database」とを連投。ベースのカミカゼ・ボーイはステージを駆け巡り、DJサンタモニカもブースを離れ、ステージ先端でフロアの熱狂を指揮していく。

 冒頭からこのスピードで大丈夫か?!という飛ばしっぷりだが、こちらの心配などおかまいなしで「Give it Away」で攻撃的に加速。アグレッシヴなアンサンブルを、トーキョー・タナカのパワフルなヴォーカルとジャン・ケン・ジョニーのラップとで増幅させる。「distance」では、もうもうと湯気が立ち上っている熱気に満ちたフロアに、DJサンタモニカが体を投げ出し、カミカゼ・ボーイもまた観客に体を支えられながらベースプレイ。前半にして、何度もクライマックスを更新していくプレイで、かつ凄まじく楽しい空間を生み出していった。後半戦を前に、小ネタ感満載の“Mission Movie”が流れ、笑いとともに観客が一呼吸つけたところで、後半はさらに「NEVER FxxKIN’ MIND THE RULES」から縦横無尽の自由なサウンドでスタートした。ドライブ感のあるスペア・リブ(Dr)のドラミングがフロアをかき回し、「Smells Like Teen Spirit」のギターリフが響きわたると、歓声もまた大きくうねる。バンドのテンションも高いが、迎え撃つ観客のパワーもまた圧倒的だ。

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