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ハンパないこだわりの役所メシ! 地元食材をふんだんに使った500円ランチを堪能【福岡】

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一般人でも入れる役所の食堂

県庁や市役所など、各地にある行政施設(以下「役所」と言います)に併設されている食堂には、役所の職員だけでなく一般人も入れるところが多いことは既にみなさんご存じでしょう。

いくつかのグルメレポートでも、全国各地の役所の食堂で食べるご飯(以下「役所メシ」と言います)が取り上げられています。

そんな役所メシですが、多くの人はリーズナブルさを期待して行くことが多いのではないでしょうか?

もちろん、味が落ちるということではないですが、一般の食堂と比べると予算や施設の都合があるためどうしてもメニューや食材に制約が生じてしまいます。

が、しかし!

言わずと知れたグルメの都福岡では、役所メシですら味を追求しなければ激しい競争に打ち勝つことはできません! 役所メシとはいえ、安いだけでは誰も寄り付かないのがこの地の特徴です。

そんな福岡の役所メシ業界(?)の中にあって、ひときわ異彩を放つ食堂があると聞きやってきました。今回は福岡市の赤坂にある福岡西総合庁舎1F食堂をレポートしてみたいと思います。

地下鉄赤坂駅から徒歩2分

福岡西総合庁舎は福岡県庁の管轄する庁舎です。農林事務所や県税事務所、労働者支援事務所が入居し、裁判所や中央体育館などの公共施設が集まる赤坂の一角に立地しています。

場所ですが、市営地下鉄赤坂駅2番出口を出て大濠公園方面に進みます。

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▲赤坂駅出口。大濠公園方面を目指して歩いてください

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▲30メートルほど進むと角にプロントがあります。その角を左へ曲がってください

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▲福岡城址を右手に見ながら真っすぐ進みます

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▲50メートルほどで左手に茶色の6階建ての庁舎が見えてきます

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▲こちらの正面入り口から入りましょう

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▲正面入り口すぐの場所に看板が出ています。この奥が食堂になります

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▲こちらが食堂の入り口です

食堂の入り口には「ふくおか農業応援団」ののぼりが掲げられています。県産食材(後述)をふんだんに使用している証ですね。安全安心の旗印です。

では、早速中へ入ってみましょう。

これが役所の食堂か!?

良く言えば機能的、悪く言えば無機質。そんなイメージのある役所の食堂ですが、この福岡西総合庁舎食堂は一風変わったインテリアが特徴的です。

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椅子やテーブルこそ古きよき食堂のイメージそのままですが……おや? 奥の壁はなんだ??

壁一面におしゃれな雑貨たちが並んでいますよ。ここ役所ですよね……? (ほめ言葉)

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こちらは食堂のスタッフさんが靴下を利用して作った手作り人形だそうです。めっちゃセンスありますよね!

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カラフルでポップなインテリア装飾が目を引きますね。今自分が役所の中にいるとは思えません(笑)。

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お店にある時計もおしゃれ~。

さすが噂の食堂だけのことはある。インテリアにも気合が入っていますよ。

そしてこの認定証。

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ちなみに、「ふくおかの農業応援の店」とは

福岡県産農林水産物を積極的に使用して、福岡県の農林水産業を応援する取組を実施していただく飲食店等を「ふくおかの農業応援の店」として認定しています

<ふくおかの農業応援団HPより引用>

というコンセプトであり、県産の食材使用を売りにしているお店に与えられる認定制度です。

産地がしっかりと保証されているという点では、とても安心できる制度ですね。

今日の「昭和ランチ」はハンバーグ!

さて、表の看板にあったように、今日の昭和ランチ(500円)はハンバーグサルサソースです。

食堂はセルフサービスになっているので、食券を購入しカウンターで受け取るスタイル。

ランチは重箱のような四角の箱に全品が詰め込まれ、みそ汁がついています。

また、カウンター脇にはサービス品が置かれています。

f:id:mesitsu_lb:20170515144623j:plain▲本日のサービス品(日によって内容が変わります)

サービス品は全部で9種類。

この日は 高菜 キムチ 梅干し らっきょう アジフライ ふきの煮物 オクラ 鶏皮の胡麻和え 厚揚げとこんにゃくの炒め物

でした。

ちなみにこのサービス品は取り放題ではありません。

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このとおり、小皿に盛れる量を食べきれる分だけを自分でとるようにしてくださいとのことです。後の人のことも考えて皿からこぼれるような大盛りにするのも遠慮しておきましょう。紳士的な対応を心がけたいものです。

さて、あらためてランチの内容を見てみましょう。

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彩鮮やかなハンバーグサルサソースをメインに

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カボチャサラダ、ナスの煮びたししょうが風味、ほうれん草の胡麻和え、フルーツ、漬物、ライスがコンパクトにまとまっています。

さて、この中のどれが福岡県産食材なのでしょうか?

気になったのでお店の方にお話をおうかがいしました。

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▲お話を聞かせてくれた石上美弥さん。近所の食堂のお母さんのような雰囲気です

──県産食材をたくさん使っているそうですね

はい。今日のメニューの中では、トマト・ナス・ほうれん草・しめじ・ブロッコリー・ピーマン・ネギが福岡県産の食材です。また、お米も県産米を含めた100%国産米をブレンドして使用しています。

──ほとんどが福岡県産じゃないですか!?

そうですね、コスト的に厳しい部分もありますが、500円という価格でできる範囲で頑張っています(笑)

──ちなみに今日のハンバーグ、見た目が鮮やかですね

実はこのハンバーグはすごく手間をかけて作っているんです。おからと冷凍させた豆腐をクラッシャーにかけて、それをコンソメスープで煮てミンチと混ぜているんですよ。パン粉などのつなぎは使っていないんです。サルサソースも自家製ですよ。

──すごい手間ですね……

その分朝早くから出てきて一生懸命仕込んでいます(笑)。みそ汁のだしも根菜類を使ってとっていますし、健康のことも考えて一汁三菜をバランスよくメニューにしています。

──それだけ味にはこだわっているんですね

おいしいものが多い街ですから、他の食堂に負けてられません! (笑)

やっぱり多くの人に食べてもらって、「おいしかった」と言ってもらうのがうれしいですからね。消費税が上がっても野菜が高騰しても500円という値段を変えずにその中でどれだけおいしいものを出せるかが腕の見せ所です!

ふわふわの食感とスパイシーなソースがめっちゃおいしい!!

さてさて、冷めないうちに自慢のランチをいただくとしましょう。

まずはハンバーグから。

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火の通り具合も箸で簡単に切れる柔らかさも絶妙です。一口食べてみると

ほぉぉぉ!!

ハンバーグ本体の柔らかさに加え、サルサソースのピリッとした辛さがいい感じでアクセントになっていてめっちゃおいいです。塩加減も控えめなので健康にもよいですね。これは外食のハンバーグではなく家庭のハンバーグですよ。大量生産ではなく、愛情のこもった手作りのおいしさです!!

トマトの酸味も自然な感じ。肉料理のしつこさを打ち消しているので、胃がもたれずにどんどん箸が進みます。

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ナスの煮びたしもしょうがの風味が効いていて食欲をそそります。さっぱりしたいい感じの味付けです。

ほうれん草もカボチャもすべてがうまい!

これはもはや役所メシではなく、街中にある行列のできる定食屋も顔負けのうまさですよ。

なんというか、懐かしい素朴な味わいの昔の食堂を現代に蘇らせたって感じ。

おまけに健康的な配慮もされていて、しかも安全安心の県産野菜使用。

個人的にはライスの量が物足りなかったですが、プラス50円で大盛りにもできるとのことなので、次回はそうしようと思います。

とにかく、「役所メシ」と言えどもこのクオリティの高さはびっくりです。この「昭和ランチ」は日替わりでメニューが変わるため、毎日違ったメニューが楽しめるのもうれしいですね。

この近くに引っ越そうかな俺……。

これぞほんとの「隠れ家」なのでは?

この一帯は天神の繁華街からも少し離れているため、人通りも天神ほど多くはありません。福岡城址も近く、落ち着いた雰囲気を持った街並みです。

そしてここの食堂は庁舎の中にあるため、道路に看板も出ておらず、庁舎内に食堂があることを示す案内も特にありません。

つまり、期せずして「隠れ家」的なお店になっているんですね。

しかし、役所メシとは思えぬ高いクオリティかつリーズナブルな価格でランチがいただけるとあれば、口コミで人が集まってくるのは必定。実際、職員だけでなく多くの一般の方も連日食事に訪れるらしいです。

まだ食べたことのない方は、ぜひ一度この食堂で昭和ランチを味わってみてはいかがですか。なお、12時から13時は職員がお昼休みになるので大変混雑します。その時間帯は避けたほうが無難ですよ。

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お店情報

福岡西総合庁舎食堂

住所:福岡県福岡市中央区赤坂1-8-8 福岡西総合庁舎 1F

電話番号:092-735-6152(食堂直通)

営業時間:11:45~14:00(LO 13:30)

定休日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始その他(庁舎に準じる)

※この情報は2017年5月時点のものです。

※金額はすべて消費税込です。

書いた人:桂浩一

桂浩一

1968年生まれ。福岡出身。東京で就職するも福岡の味が忘れられず、何のあてもなく退職してUターン。 現在フリーライターとして活動中。メシと酒とホークスをこよなく愛する自由人。 一応、人事組織コンサルタントみたいなこともやっているが本業は食べ歩きと思っている。

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