「サージェント・ペパーズ」50周年! 記念版の魅力は?

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「サージェント・ペパーズ」50周年! 記念版の魅力は?
J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)。6月1日(木)のオンエアでは、50年前に発売されたビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を特集しました。

ちょうど50年前の6月1日が、アルバムの発売された日「ペパーデイ」ということで、ビートルズ・マニアとしても知られる株式会社オフィスオーガスタ最高顧問、森川欣信さんをお迎えし、世界同時発売された同アルバムの“50周年記念エディション”の魅力に迫りました。

森川さんのビートルズとの最初の出会いは、10代のときにラジオで聴いたことだそう。その第一印象は、なんと「気持ち悪い音楽」だったとか…。「なんでこの人達は叫びながら歌ってるんだろう。男なのに裏声で歌って」と違和感ばかりを感じたそうですが、1964年にビルボードで1位になると、どんどんラジオで曲が流れるようになり「聴いてるうちに魔法にかかっちゃった」と回想していました。

そして、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・ クラブ・バンド」がリリースされたときのアルバムの印象は意外にも「がっかりした」とのこと。「中学三年になったばかりでしたが、僕のまわりの同世代で手放しで凄いって言ってた人は1人もいなかった。『リボルバー』から変わりはじめてたけど…僕たちは、ビートルズはギター編成のバンドに、ベースとドラムがいるだけだと思ってたのが、『メロトロン』とか、なんだか聴いたこと無い楽器の音がするんですよ。『僕らの知ってたのとは違う。髭も生やしてるし、ビートルスは終わったんだ』と思いました」(森川さん)。

改めて当時の印象を振り返ると、「『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・ クラブ・バンド』のような凝ったジャケットのあと、1年経ってリリースされたホワイト・アルバム(『ザ・ビートルズ』)が真っ白なジャケットだった。他の人のやらないことを、どんどんやっていて…」と森川さん。バンド内で個々が確立しはじめた姿に「ビートルズは終わったんじゃなくて大人になって行くんだな」と気付いたとか。

今回の記念版版を聴いた印象については、「まず、ビートルズのアルバムにモノラル盤というものがあることを知ったのは80年代位になってからなんだけど、当時は輸入盤の付録が欲しくてステレオ盤を買ったんですけど、後になってモノラル盤を聴いて『すごくビートルズらしいな』と、改めて衝撃を受けたんです。今回の新しいステレオバージョンは、そのモノラル盤をステレオミックスにした感じがしました。ステレオが普及してたら、当時もこういう感じでミックスしていたんじゃないかと思います」と語りました。

さらに「新しいテクノロジーで、当時は埋もれていた音が新たに聞けるということは、ビートルズの謎解きとしては嬉しい」とも。新しいミックスを聴いて「子どもの時に感じてたことが改めて上書きされた」と、熱のある話をたくさん聞かせてくださいました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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