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【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?

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【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?
2017年5月29日、乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんが、在宅医療に切り替えたことを自身のブログにて公表しました。(参考)

病院での治療と在宅での治療では、どのような違いがあるのでしょうか。
また在宅医療の際、家族はどのような役割を果たすのでしょうか。

今回は、在宅医療について医師に詳しく解説していただきました。

在宅医療とは

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?
医師や看護師が患者の自宅を訪問し、医療行為を行うことを言います。

往診は患者からの要請があるたびに行われますが、在宅医療では定期的に訪問を行います。

在宅医療の目的

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?
患者が住み慣れた自宅でリラックスし、家族とともに生活しながら療養できることです。

また、病床や医療従事者の不足のため、通院ができない患者に対し、すべての医療行為を入院で行うわけにはいかないという理由もあります。

在宅医療が必要な疾患や症状

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?
患者の年齢・疾患は様々ですが、代表的的なものは以下が挙げられます。

■ 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
■ 脳梗塞後などの神経疾患
■ 認知症
■ 慢性呼吸不全、心不全、腎不全、肝不全などの臓器の働きが落ちた状態(人工呼吸を装着している状態も含む)
■ リウマチ、折後など整形外科の病気
■ 老衰
■ がん

在宅医療で家族が準備しておく環境

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?

介護保険などの制度

病気の種類によっては40歳以上から、介護保険が利用できます。65歳からは介護認定で要支援または要介護の認定を受けると使えます。

その他、病状や年齢に応じて様々な制度を利用できますので、市区町村の福祉担当窓口や、病院のケースワーカーに相談しましょう。

身体障害者手帳の申請や指定難病(特定疾患)の申請が役に立つこともあります。

用意しておくもの

患者と自宅の状況に応じて、以下のものを用意しておきましょう。

・介護用ベッド

・ポータブルトイレ

・手すり

・玄関スロープ

・車いす

など

レンタルや購入が可能で、費用には介護保険が利用できます。

診療所や支援病院の決定

訪問診療を担当する診療所や支援病院を決めます。

24時間対応可能な医師や看護職員がおり、病状が悪化した場合には連携病院に入院できる体制を整えています。

在宅医療の内容

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?

医療的な処置

投薬(内服・点滴など )、血液などの検査、腹水穿刺、痰の吸引などの処置を行います。

食事・排泄・入浴

日常生活が円滑に行えるように、口から食べられないなら鼻から胃に入れたチューブや胃ろうというチューブからの栄養剤投与を行ったり、尿の管を入れて排泄を助けたりします。

リハビリも行います。

疼痛管理

痛みを和らげるために麻薬の使用も含めた疼痛管理を行います。

死亡診断書の交付

死亡した場合には看取りを行い、死亡診断書を交付します。

予測される小林麻央さんの在宅医療とは?

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?
状態に応じて痛みや苦痛を和らげ、食事・排泄・入浴・睡眠が快適に行えるような介助が行われると思われます。

在宅医療で注意する点

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?

急変した際の処置の決定

急変した場にどのように対応するか、命が危うい時にどのような処置を行うかを決めておく必要があります。

死亡する前には栄養や水分が取れなくなり、意識がもうろうとし、尿が出なくなり、呼吸や心臓が停止します。

■ 家族で決めておくこと

・栄養補給や水分補給をどこまで行うか

・呼吸や心臓が停止したら、強心剤投与や心臓マッサージ、電気ショックの使用を行うか

上記のことを、患者本人と家族全員で決めておく必要があります。

救急車を呼んで病院に運ばれれば、希望しない医療処置(喉に管を入れる挿管や人工呼吸器の使用など)を行われる可能性もあります。

介護疲れへの対策

在宅医療は入院に比べると家族の負担が増えます。

在宅医療はいつまで続くか分からず、介護の疲れで家族が倒れてしまわないように、ヘルパーなど介護の人員を確保する必要があります。

最後に医師から一言

【小林麻央さん 在宅医療に切り替えへ】治療内容と準備しておく環境とは?
高齢化や病床・医療従事者の不足、医療費高騰から、今後も入院から在宅医療・介護の方面への転換が進んでいくと思われます。自宅で亡くなる場合も増えてくるでしょう。

制度をうまく利用し、家族の負担を減らせるような体制を作ることが重要です。

(監修:Doctors Me 医師)

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