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【働き方に対する意識を変えるきっかけに】アビームコンサルティングが取り組む「Smart Work 推進」とは?

アジアを基点とするグローバルコンサルティングファームである、アビームコンサルティング株式会社。同社では現在、CWO(チーフ・ワークスタイル・オフィサー)の指揮のもと、働き方改革を推進する社内ワーキングチーム「Smart Work Initiatives」(SWI)による活動が始まった。社員の働き方に関してどんな課題感を持ち、どのような取り組みを行う計画なのか?そして、同社が目指す将来像とは?SWIの推進責任者である執行役員の矢野智一氏に、詳しく伺った。f:id:k_kushida:20170522180208j:plain

アビームコンサルティング株式会社

執行役員 プリンシパル プロセス&テクノロジービジネスユニット FMCセクター長

矢野智一氏

「仕事に没頭するあまり」の長時間労働。意識変革から取り組む必要性

アビームコンサルティングの経営理念は「Real Partner」。クライアントの変革を実現する“真のパートナー”として、クライアントとともに歩み、課題解決を実現する――という姿勢を示したものだ。

「この理念のもと、当社のコンサルタントは皆プライドを持って、お客様の期待値の“さらに上”を目指すべく日々努力しています。お客様からの期待も大きく、コンサルタントは皆、熱意とやりがいを持って働いています。ただ、ともすればその熱意が、『より良いものを提供するためならば、いくら時間を使っても構わない』という考え方を生みだし、長時間労働につながる傾向がありました。この傾向が続くと、本来評価を行うべきアイディアや成果ではなく『長く働いた者が評価される』という認識につながりかねません。当社では以前からダイバーシティ推進に取り組んでいますが、長時間労働をよしとする考え方の中では、多様な人たちがイキイキ働くことはできません。そこで、早急に働き方に対する考えを変革し、働く環境を整備する必要があると考え、『Smart Work Initiatives』(以下、SWI)の推進を決断したのです」

SWIへの取り組みが本格的にスタートしたのはこの4月だが、これに先駆けて昨年11月より、「毎週水曜日のノー残業デー設置」「深夜時間帯と休日に上司から部下への業務連絡は原則禁止」「18時以降は社内会議室を利用しないことを推奨」など、いくつかの施策を進めている。この結果、昨年に比べて時間外労働時間が月平均で2時間短縮するなど、すでに成果が出始めているが、初めは現場からの反発もあったそうだ。

同社では常に、1000~2000ものプロジェクトが動いており、現場ごとに契約内容や勤務条件、クライアントが置かれている状況などが異なるため、「全社一律でルールを決められても対応できない」との声が多く聞かれたという。

「我々が意図しているのは“水曜日に残業をしない”ことではなく、こういう制約を設定することで働き方を見直すきっかけにしてほしい、ということ。そのため、反発は然るべきだと思っています。ただ、『無理だ』とならず、その後、自分たちのプロジェクトでの最適な形は何か、という前向きな検討を活発にして欲しいと思います。例えば『水曜日の夕方はお客様との定例ミーティングがあるから定時に帰れない』のであれば、金曜日をノー残業デーにしてもいいし、当社の働き方改革についてお客様にご説明し、理解いただいたうえで、定例ミーティングを水曜日の午前中に変更することを提案してみるなど、プロジェクトごとに、自分たちに合った、よりよい働き方に変えるきっかけになればと考えています」

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