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直感で「好きだ!」と思うものを、なぜ好きなのかを解明していく癖 #ふたりごと

新居、素敵なお家ね。

大きな窓からたくさんの光が降り注いで、とっても気持ち良さそう!

本を読むことで、本物に触れたい意識が高まっていく

20170531_hisakon_02.jpg私は、まだアート作品を所有はしていないから、鑑賞専門。でも、直感に従うのは久美ちゃんと一緒だよ。

アート作品を観るのと同じくらい美術関連の本も、大好き。

たとえば、現代アートをさらに親しみやすい気持ちにさせてくれたのは、美術館の楽しみ方が書かれた原田マハさんの対談本『すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス』。

現代アートって難しいものじゃない、それぞれの解釈で楽しもう、一緒に美しさや疑問を考えていこうよっていうものなの。いわれてみれば、印象派だって当時は現代アートだったんだもんね。

歴史ある西洋絵画をもっと魅力的に感じさせてくれたのが、遠山公一さんの『西洋絵画の歴史1 ルネサンスの驚愕』。お固い内容ではなく、いわゆるネタバレ的な感じで、絵画が描かれた背景とか裏話とかがとても身近に感じられてグイグイ読めるよ。

茂木健一郎さんの『『モナ・リザ』に並んだ少年―西洋絵画の巨匠たち』は、いつも海外に連れていくくらい大好きな本。茂木さんのアートが好きっていう気持ちがなんとも純粋に、内からあふれ出る素直な美しい言葉で綴られているの。茂木さんの「アートが心からの好き」って気持ちが伝わってくるよ。

まだまだ書ききれないほど、好きな美術関連の本はたくさんある。本を読むことで、本物に触れたい意識が高まっていくところが、また好き。想像力をかきたてられるしね。

美術館にいると、それだけでじんわりと多幸感で満たされていく

20170531_hisakon_03.jpg美術館も、もちろん大好き。つい、先週末も出張の帰りに京都の国立京都現代美術館に立ち寄って、「技を極めるーヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」を観てきたところ。

ブランドと職人の追い求める、美しさへの憧れ、そして現状に満足せず技を極めていく尊い意識の高さを感じられて、長居しすぎて冷房で身体が冷えた(笑)。

展示のひとつであるインタビュー動画で、とある職人さんが、

「この仕事が大好きだ。なぜなら、期待に応える力や技術力、忍耐力だけでなく、絶対にあきらめないことや新しいことを探し続ける人間的な力も養っていけるから。この仕事ができてとても誇りに思う」

って言っていたのがとても印象的だった。

藤本壮介さんによる会場デザインも、ワクワクを後押ししてた。

入り口を入ったところにでーんと構えていたのは、なかなか見ない長さの一枚板の檜。お寿司屋さんのカウンターのような大きなテーブルにハイジュエリーが年代ごとに鎮座している姿に、入り口から心をつかまれた。

襖や障子などの奥行きを感じる吸い込まれるような空間に、ハイジュエリーと工芸が浮遊しているように見えて、まるで小宇宙のようだったの。

美術館にいると、それだけでじんわりと多幸感で満たされていく感じ。グッときたものに巡り合うと、それをもっと知りたいと思って調べるから、自分とアートの濃密な時間がさらに続くよね。

すべては、自分のなかにある

20170531_hisakon_04.jpg気になると、すぐ調べる。これは、中学生のころから変わってない。

もちろん、グーグルなんて影も形もない時代。気になると、直接現地に赴くか、図書館に行って調べるしかなかった。

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