体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について

平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について
皆さんは、視覚情報が私たちの健康に深い関わりがあるのをご存知でしょうか?

身近な例をあげると車酔いなどがありますが、酔わない人と酔う人とで大きな違いがあります。

今回は不思議な視覚情報と健康について、医師に詳しく解説していただきました。

視覚情報は目と脳でどう処理される?

平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について
視覚情報は目の黒目と水晶体を通り、上下左右反転して眼球の奥に映し出されます。

眼球の内側に張り巡らされた網膜が光を受け取ると、網膜にある様々な細胞が情報処理を行い、電気信号を発して脳に伝えます。

脳の一番後ろ側にある後頭葉で、視覚情報はさらに処理され、側頭葉や頭頂葉に伝えられます。そして聴覚など他の情報と統合されたり、記憶の中にある映像と照合したりして意味づけされ、意識に上ります。

視覚情報による悪影響1:ポケモンショック

平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について

光過敏性発作

1997年に放送されたアニメ、ポケットモンスターの1場面で、画面が点滅するシーンがあり、その放送を見た700人以上の患者(多くは子ども)が体調不良や頭痛、てんかん発作のような症状を訴えました。

症状は「光過敏性発作」と呼ばれるもので、被害者の人数の多さからこの事件は世界的に有名になり、学術論文でも言及されています。

光刺激が多数の脳細胞を刺激して、特殊なパターンの集団活動を引き起こすことで、脳全体が刺激され、てんかんのような脳の状態が呼び起こされると考えられています。

事件後の対応

記者会見で多数のフラッシュが焚かれた映像には注意書きのテロップが入ったり、子どもの見るアニメやゲームでは、光の点滅や縞模様・渦巻きなど、視覚に強い刺激を与える映像を避けるような工夫がされるようになりました。

視覚情報による悪影響2: 縞模様や渦巻き

平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について
動画に限らず、縞模様や渦巻きなどの模様もてんかん発作を引き起こしたり、頭痛を引き起こすことがあるとされております。

不特定多数の人が目にする建造物などのデザインにおいては、こういった模様を使用しないように配慮が必要という意見もあります。

視覚情報による悪影響3: 平行線が並んだ模様

平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について
オフィスなどにあるブラインドで見られるような平行線が並んだ模様は、自然界では見られないパターンです。

その為、人間の脳がうまく処理できず、頭痛や発作を引き起こすのではないかとも考えられます。

視覚情報による悪影響4: 3D映像

平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について

VR

両眼に微妙に違う映像を見せることで、本当は平面の画像を見ているのに3Dの画像を見ているような錯覚を起こさせるVR(バーチャルリアリティ)機器が販売されています。

■ 対象年齢の設定

しかし、目や脳が未発達な子どもには使用しないようにと対象年齢が設定されています。機器によって異なりますが、多くは12~13歳未満の子どもへの使用は推奨していません。

1 2次のページ
Doctors Me(ドクターズミー)の記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会