ヒュー・ジャックマン「“ウルヴァリン”は僕のたった1つのルーツ」、監督とともに『LOGAN/ローガン』記者会見に登壇

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ヒュー・ジャックマン「“ウルヴァリン”は僕のたった1つのルーツ」、監督とともに『LOGAN/ローガン』記者会見に登壇

 “ウルヴァリン”シリーズ最新作、映画『LOGAN/ローガン』の記者会見が5月25日に都内で行われ、主演のヒュー・ジャックマンとジェームズ・マンゴールド監督が映画への想いを語った。

ヒュー・ジャックマン 記者会見写真など(全4枚)

 今回“ウルヴァリン”を演じるのが最後だというヒューは本作に対し、「最終章にふさわしい作品だよ。最高のパーティーを退席するタイミングは悩ましいけれど、ジェームズ監督とだったからこそ終わりにできたと思っている」と清々しい表情で述べた。続けてジェームズ監督は、「ヒューと話し合って、キャラクターを称える作品にしようと決めました。なので、従来のヒーロー映画のラストとは違った形で、またシリーズの中でも今までとは違った演出をしたいという想いで作りました」と語った。
 
 さらに、今回映画の中で存在感を放つダフネ・キーンの印象を問われると、ジェームズ監督は「私が求める役者というのは、言葉を発さなくても顔の表情で何を思っているか伝えることのできる人なんだ。ダフネの父が送ってくれた彼女の映像を見たとき、まさにそれができる役者だと思ったよ」と笑顔で語った。ヒューも「まずは、この映画に少女を登場させた監督のアイデアがすごくいいと思ったんだ。だけど、難しい役だからどこに演じられる子がいるんだろうって。だから11歳であの重要な役をやってのけるようなダフネを見つけられたことが本当に奇跡だよ」と絶賛した。
 
 また、この映画がR指定であることについてジェームス監督は、「大人向けの作品にしたことで私のアイデアがより自由になったんだ。私がこの映画で大切にしたのは、成熟した作品にするということ」と答え、さらに「日本公開の前に各国で映画が公開されたんだけど、R指定に対して物議が生じていないんだ。その理由として、暴力的なシーンはあるんだけど、それ以上にこの映画がハートに溢れていることが伝わっているからだと僕は思っているよ」と続けた。

 そして、ヒューは17年にわたり“ウルヴァリン”を演じたことについて、以前イギリスの演出家のトレヴァー・ナン氏から「長く残る役者は、ルーツと言えるような5つの役を持っているよ」とアドバイスを受けたエピソードを持ち出し、「でも、今思うと僕のルーツは、このウルヴァリンたったひとつかもしれない」と振り返った。映画『LOGAN/ローガン』は6月1日より全国ロードショー。

◎公開情報
『LOGAN/ローガン』
2017年6月1日(木)より全国ロードショー
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ダフネ・キーンほか
配給:20世紀フォックス映画
(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

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