ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

夫のイクメン気取りを許せない妻が増加中?実情と理想はどうなのか

DATE:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫
夫のイクメン気取りを許せない妻が増加中?実情と理想はどうなのか

育児に携わる男性が増加傾向

育児は女性だけでなく男性もすべきと叫ばれるようになり、「イクメン」という言葉が世の中に浸透するようになりました。
世間を見ても育児に携わる男性は確実に増え、離婚した夫婦で父親が親権をとるケースが増えている事からも分かるように、育児に関する男性の意識は高まっているようです。

イクメン気取りの夫に女性側から怒りの声が

そのような中、「この程度の育児でイクメン気取りになるな!」等の女性側からの怒りに満ちた声があがっています。
それは何故でしょうか。
私は女性が怒りの声をあげるのには2つの要因があると思います。

1つは女性が「イクメン」という流行に過剰に反応して、「男性も女性と同じやり方で育児をしてくれる」「男性も育児を第一に考えてくれる」という思いを抱いていることです。そして自分が抱いていた理想の「イクメン」との現実に違いがあるので、「この程度の事でイクメンを気取るな!」という怒りになるのです。
この怒りは「育児をしないこと」に対する怒りではなくて「自分の理想とするイクメン」でない事に対する怒りです。

2つ目は以前「女性から男性へのDV」のコラムでも書きましたように、女性の人権という錦の旗の前での安心感です。
夫が妻の立ち居振る舞いを批判すると世間から批判され、離婚やDVの要因となりえます。
しかし、女性が男性を批判しても問題にはならず(むしろ奨励される風潮があります)、妻もそれがわかっているので声を大にして夫を批判できるのです。

多くの男性は自分の立ち位置を認識している

女性から見ると(男性から見ても)、確かに「イクメン気取り」の人はいます。
ところが、子どもを持つ男性全てがこのような「イクメン気取り」なのでしょうか。
ご存知のように世の中には育児に熱心で、妻よりも家事や育児が上手い男性は大勢います。(私自身「イクメン」という言葉は好きではありませんが、ぐうたら主婦よりは、よっぽど的確な育児をしている自負はあります)。
また、素直に「自分は育児が苦手」「自分がしている事ぐらいでは育児と言わない」と、自分の立ち位置を認識している男性も多々います。

「イクメン気取り」と本当の「イクメン」、あるいは「育児が苦手と認識している男性」の割合はそれぞれどの程度なのか、はっきりとした数値はありません。
そう考えると「イクメン気取り」に困っているのはあくまでも一部の女性です。
夫が熱心に家事育児をして家庭円満なケースもありますし、夫が家事育児を全くしないけど、家庭円満なケースもあります。
自分の夫が「イクメン気取り」な姿に、怒りが込み上がる女性の気持ちもわかりますが、まるで全ての男性が「イクメン気取り」や全ての女性が苦労をしている等の偏った彼女たちの声にも世間(男性だけでなく女性も)は怒りを感じています。

余談ですが、「イクメン気取り」ならぬ「育児のプロ気取り」(何かと子どもに干渉し、自分の価値観を子どもに押し付けたり、押し付けていることに気付かない親)な女性も沢山います(むしろ、「イクメン気取り」よりも多数いるように見受けられます)。
この事に気付いていない母親は、成人した子どもから距離を置かれたり攻撃をされて、心理的不安定になることがあります。

育児は家庭円満のための手段の一つと認識することが重要

そもそも、家事や育児の割合は夫婦半々でなければいけないのでしょうか。
また、育児や家事のやり方は夫婦同じでなければいけないのでしょうか。
私のコラムでも再三述べてきたように、育児や家事というのは家庭が円満になるための手段の一つです。
例え夫が「イクメン気取り」でも子どもが健やかに育ち家庭が円満であれば、嘆くようなことではないのです。
そして世の中の女性は「イクメン」に憧れているようですが、夫が自分よりも家事・育児ができると、妻自身がプレッシャーを感じたり夫に嫉妬をするのも現実の一つです。 

(中原 崇/社会福祉士)

関連記事リンク(外部サイト)

国と企業が推奨しても「イクメン」が出世できない理由
波平さんに見る「素敵な頑固親父」の秘訣
「育児疲れ」の妻をケアする夫の責務

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
JIJICOの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。