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在宅介護の救世主!訪問入浴って?利用の流れ、費用まとめ

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訪問入浴サービスとは

在宅で長年介護していて、とても感動した介護保険サービスが、訪問入浴です。今回は、この訪問入浴について、どんなサービスなのか、何が感動的なのか、介護家族目線で解説します。

訪問入浴サービスとは

訪問入浴サービスとは、その名の通り介護スタッフの方が自宅に来てお風呂に入れてくれるサービスです。対象者は、寝たきりの場合など、自宅での入浴が困難な高齢者。看護師1人、介護士2人の3人のスタッフが組み立て式の浴槽を持って自宅を訪問し、入浴の介助を行ってくれます。

高齢者とその家族だけではなかなか自宅のお風呂で入浴することが困難なので、プロの手をお借りするのです。要介護5でベッドで過ごすことが多い全介助の義母も約8年前からお世話になっています。

訪問入浴サービスのここが素晴らしい!利用するメリット

血行改善。お肌がピンク色に!

お風呂にゆっくり浸かることで、血管の柔軟性が増し、リンパの流れがよくなり血行が改善されます。訪問入浴が始まる前にはこわばりがちだった義母の身体も、終わる頃には、肌がピンク色にほてり、足や腕も少し柔らかく伸びています。

リラックス効果がある

入浴し、クリームを塗って、着替えて、ドライヤーで髪を乾かし、爪を切り・・・といった一連のバスタイムは、健康な私たちにとってもくつろげるひとときです。義母にとっても、物理的に血行改善するだけでなく、心の緊張もほぐれ、リラックスできる時間になっているようです。

人と触れ合うぬくもりを感じられる

介護施設などでも入浴はさせてもらえますが、どうしても機械浴になり、流れ作業になってしまうのを心苦しく感じていました。その点、訪問入浴の場合は、スタッフの方々に話しかけてもらいながら、手で洗ってもらえます。また、我が家の訪問入浴の場合、義母の裸の体の前面にタオルを掛けて恥ずかしくないように隠してくれたり等、プライバシーにも配慮していただけるのがありがたいです。

コミュニケーションが生まれる

私が入浴介助サービスで最も感動したのが、スタッフの方の声がけです。「顔にお湯がかからないようにタオルをおでこに置きますね」とか「今度は腕を洗っていきますね」とか「おしもを洗いますね。ちょっと失礼します」等、一つ一つの動作のたびに声掛けをしてくださるのです。義母が自ら意思表示したりすることが少ないのですが、優しく話しかけられていることで安心感があります。

訪問入浴サービス当日の流れ

訪問入浴の風景イラスト

約束の時間にスタッフが訪問

特殊車両で、組み立て式の浴槽を持って3人のスタッフが来てくれます介護士3人という事業所もあるようです。家の中の畳2畳ほどのスペースに浴槽をセットし、お湯を張っていきます。

入浴前の健康チェック

入浴の前にバイタルチェックを行います。体温、血圧、脈拍、など、入浴するにあたって体調に問題がないか確認します。もしも、体調が優れない場合は、部分浴や清拭に変更することもできます。

入浴

入浴の準備が整ったら、いよいよ入浴。お湯を張った浴槽には、ハンモックのようなネットが張られていて、その上に移乗された後、そのネットを下げて、ゆっくりとお湯につかっていきます。ほとんどお湯の中で、石鹸を付けたスポンジやタオルなどを使って優しくくまなく洗ってくれます。足の指の間まで…。洗い終わったら、しっかりお湯につかってシャワーで洗い流します。

入浴後の健康チェック

ざっくり体を拭いて、ベッドに移乗。クリームを塗ったり、爪を切ったりしながら、入浴後、体調に変化がないかチェックしてもらいます。確認が済んだら、サービスは終了です。
※一連の順序やサービスの内容は、サービス提供事業者によって異なります

訪問入浴サービスの費用

気になる費用ですが、要介護(1~5)の方が、全身浴を利用した場合

約1,172円です。

厚生労働省「介護報酬の算定構造」(平成29年4月改訂版)に基づいて試算
※費用は、利用する事業者や地域、時間帯、人員配置によって異なります。上記金額は目安としてご参考ください。

我が家の場合も、デイサービスを利用するのと同じくらいです。他の介護サービスも利用したいので、毎週利用するには金額が少し高いかなという印象です。

訪問入浴を利用するには?

まずは、担当のケアマネジャーに入浴について現状困っていることを伝えます。
サービスの利用が決まったら、ケアマネジャーがサービス提供事業者へ連絡し、受け入れ可能かどうか確認します。
受け入れ可能の確認が取れ、サービス提供事業者が確定したら、事業者が主治医へサービス提供の許可の確認を取ります。
担当のケアマネジャーとケアプランを作成。利用頻度やサービス内容など、利用者の健康状態などを考慮して決定します。
事業者と契約し、訪問入浴サービスの利用開始!利用開始日は、担当のケアマネジャーと事業者の担当者と話し合って決まります。

さいごに

入浴介助は、ほんの1時間弱のサービスですが、体も心もリラックスしてもらえたら…という思いで利用しています。住宅事情によっては、利用しづらいサービスかもしれませんが、3人体制、対応、サービス内容に満足される方は多いのではないかと思います。でも、まだまだ知らない方が多いのではないでしょうか。本当にありがたいサービスだと思います。

この記事を書いた人

満枝

1961年生まれ。若年性アルツハイマー病を発症した義母の在宅介護を21年間山あり谷あり続行中。育児と介護を同時に行うダブルケアの経験者。現在、育児は卒業。在宅介護で潰れそうになった経験から、《育児も介護もたくさんの目と手と心が必要》と実感。現在は、認知症サポーターメイト、民生委員経験者として、その思いを発信中。

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
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