ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう
ワンダーウーマン

人工知能搭載の義手、オブジェクトの“最適な掴み方”をミリ秒で判断、より自然な動作が可能に

DATE:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫

Newcastleprostheticlimb義手や義肢のような人工補綴は、障害者をサポートする大切な役割を担っている。過去100年で使われる素材は進化し、軽量でより頑丈になっていったが、その動作やコントロールの仕組みはあまり変化していないのが実情だという。

・カメラ&コンピュータービジョンを活用

そこで、イギリスのニューカッスル大学のKianoush Nazarpour氏らのチームが研究開発しているのが、“人工知能(AI)”を用いた義手である。

Newcastleprostheticlimb2

これまでは、“筋肉からの電気信号を用いて動きをコントロールする方法”が主流だった。この新式義手の場合、上部にカメラが搭載されていて、義手でつかむオブジェクトをコンピュータービジョンでチェックする。

・最適な掴み方をAIが瞬時に判断

すると、AIシステムが対象物のサイズや方向、形状に応じて、どのような掴み方が最適なのかを判断し、即座に必要な決定をおこない、義手にその動きをするよう指令を送るという。

Newcastleprostheticlimb3この間わずかミリ秒という素早さ。これは従来の方法に比べ約10倍の速さであり、すべて自動でおこなわれる。ユーザーはこれまで以上にオブジェクトに集中でき、ナチュラルな動作が可能になる。

つまり、“目にしたもの”を苦労することなく掴めるようになり、いちいち動作のたびにかかっていたストレスから解放されるのだ。

・より大きなプロジェクトの一環

「ビジョンを基盤とし、脳のニュートラルネットワークを利用したディープラーニングによって、オブジェクトをより正確に認識し、最適な動作方法を選択できるようになる」この技術は、より大きな研究プロジェクトテーマである「圧力や温度を感知し、即座にその情報を脳へと送る生物医学的義手」開発の一環だという。

もしこのプロジェクトが現実化すれば、ほぼ健常者と変わらない手の動作を、障害者もおこなえるようになるかもしれない。期待して待ちたい。

Newcastle University

カテゴリー : デジタル・IT タグ :
Techableの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。