ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

急増中!高齢者の家庭内事故そのまま寝たきりになる危険性を防ぐには

DATE:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫
急増中!高齢者の家庭内事故そのまま寝たきりになる危険性を防ぐには

高齢者の事故は住宅内で起きている

内閣府の高齢社会白書(2016年度版)によると、高齢者の事故発生の場所は、77%が住宅内との結果が報告されています。
住宅内のどこで事故が発生しているかと言うと、
1位…居室。2位…階段。3位…台所・食堂。
となっています。
安全なハズの屋内で、しかも危険性の少ないであろう居室で、一番事故が起きていることに疑問を持つ人も多いと思いますが、これが高齢になることと深く関連しているのです。

さらに調査結果では、事故のきっかけについても発表。
1位…転落30%。2位…転倒20%。3位…触る・接触する15%。となっています。
このきっかけから読み取れることは、高齢者は、階段の昇降時による転落が30%を占め、次にごく普通の歩行時における転倒が20%と多い事が。
調理器などの熱源に「さわる・接触する」15%と続いています。

高齢者は、体力や運動機能の低下で、単なる住宅内の歩行でも、事故に結びつきやすいことが分かります。
高齢者は今までの暮らし方や習慣のままでは、安全な生活ができなくなっているのです。
また、白書では高齢者の事故は家庭内で発生したものでも、骨折などの重篤化のリスクが高く、回復が遅れたり、骨折が原因で、寝たきりになる事例が報告されています。

整理整頓で、居室内の事故を防ごう

家庭の中の居間で事故が起こると仮定したシミュレーションをしてみましょう。
高齢になってくると、体力や気力の低下で、片づけが出来なくなります。
認知症の初めの段階でも、今までできていた片づけができなくなることが多く、床に物が置きっぱなしになり、積み上がった状態になります。
そして、運動機能や平衡感覚、体力そのものが弱っているので、そのような置きっぱなしのものにつまずき転倒してしまうのです。
ですから、高齢者の住居では整理整頓は必須です。

転倒危険箇所の片づけ方

転倒を避けるために、廊下や居室・トイレ周りの床に直置きしている物を全て片づけます。
チラシ1枚でも床に落ちていたら、滑って転倒してしまいますので、小さな物も見逃さずに片づけましょう。

ご家族の方が片づけを行う時に注意を払いたいのが、「捨てる」という言葉です。
高齢者は捨てると言う言葉に、過剰に反応する場合があります。
場合によっては、強行に反対することもありますので、「捨てるのではなく、つまずき転倒を防ぐために、別の場所に移動する」ことを明確に伝えましょう。
「捨てる」ではなく、「移動する」「収める」などの言葉に置き換えると、スムーズに進めることができます。
この時、危険な物や傷みの激しい物・腐っている物を発見したら、必ず本人に確認して捨てましょう。勝手に捨てるのはNGです。

移動した物は、使っていない場所に、収めることをおススメします。
床に直置きの物がなくなれば、物につまずくことを防げるのです。
片づけは、高齢者の安心安全のための第一歩。
併せて、手すりを付けたり、段差をなくすバリアフリー対策も家庭内事故を防ぐことに繋がりますので、必須と言えます。

(高橋 和子/整理収納・片づけプロモーター)

関連記事リンク(外部サイト)

大人と子どもでは必要な時間は異なる!?それぞれの睡眠事情とは
大学側から疑問視・懸念の声 就活めぐる文科省との意見交換会
介護予防の一つの形 高齢者が楽しむ今どきのゲームセンター

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
JIJICOの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。