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最強将棋プログラム「ポナンザ」は、とにかく弱かった

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最強将棋プログラム「ポナンザ」は、とにかく弱かった
J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。5月18日(木)オンエアでは、世界コンピュータ将棋選手権をはじめ、プロ棋士にも勝利する将棋プログラム「ポナンザ」の開発者、山本一成さんをお迎えしました。

山本さんは東京大学出身ですが、決してプログラマーになりたいと思っていた訳ではないそうです。かといって、特に何がしたいという思いがあった訳でもなく、「このままではマズイ。思い切って自分が苦手なことをやったらいいのではないか」との思いから、食わず嫌いだったプログラミングの勉強を始めたそうです。

最初は「黒い画面が怖い」と思ったものの、自分が持っている将棋の知識をコンピュータに教え込ませれば強いコンピュータを作れるのではないか…と思った山本さん。寝食を忘れて数カ月がかりで知識を覚えさせて、ついにポナンザが完成しました。ところが「めちゃめちゃ強いものができると思いきや、めちゃめちゃ弱かったんです(笑)」とのこと。

山本さんは、自分が知っている知識が、必ずしもプログラムにはならないことに気付いたそうです。そこで考え方を変えたとのこと。

山本:「なぜ、その手をさしたのか」「なぜ、その局面が良いと思ったのか」ということをロジカルに言えなかったんです。それではプログラムが書けないので、発想を変えたんです。プロの打ち方のビッグデータはたくさんあるので、コンピュータ自身に学んでもらうという風に、プログラムの方針をガラッと変えたんです。
別所:なるほど! AIそのものに学ばせたんですね。

将棋の存在可能な局面は、諸説はあるものの、「10の226乗」といわれているそうで、途方もない数字です。さて、将棋といえば中学生でプロの棋士となった、藤井聡太四段が話題です。実は藤井四段は、コンピュータ将棋に学んだといわれています。

山本:昔はコンピュータがプロの手をまねして勉強していたんですけど、今はコンピュータの考え方をプロの棋士側が学んでいるという時代になっています。
別所:逆の現象なんですね!
山本:最初はプロの手を学習していったんですけど、それだけでは飽き足らずに、自分で色々な局面を調べて、自分自身で強くなっていったのが大きかったです。見たことがない局面の評価は難しいので、一度さしてみて経験を積んでおくんです。

山本さんの話を聞いていて、コンピュータの凄さに感心するばかりです。多くの人工知能科学者が、2045年頃には、人間の知性の総和よりもコンピュータが上回るのではないか…と予測しています。山本さんも「2045年かどうかは分かりませんが、今世紀中にはコンピュータが知性を上回るんじゃないかと思います」と予測していました。

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時ー9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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