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海の向こうからの「Pray for Japan」…アメリカで行われた震災1周年祈念イベントたち

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日本を一瞬で一変させた東日本大震災からの1年間、日本人は人と人との絆の大切さを感じながら過ごしてきました。
その絆の輪は世界に広がり、多くの支援が各国から届けられたことは記憶に新しいでしょう。
今日は、1年経った今も世界が日本を応援し続けていることを知っていただきたく、筆者の住むアメリカ各地で開催され続けている数々のチャリティイベントの中から、いくつかをご紹介したいと思います!
 

■One Year Later: A Day of Reflection

3月11日にニューヨークのジャパン・ソサエティーが一連の追悼行事を主催。東北地方の子供たちが大震災以降に制作した絵画などの作品が展示され、来場者はそれらの感想を書いたり、芸術的に表現したりも。
また来場した子供たちは、東北地方の子供たちに贈られるハッピードール(ほほ笑む希望の大使)のデザインや制作にも参加。
ルーシー・ウォーカー監督のアカデミー賞ノミネート作品『The Tsunami and the Cherry Blossom(津波そして桜)』、ステュー・リービー監督のドキュメンタリー映画『Pray for Japan~心を一つに~』、NHKワールド制作の『Can You See Our Lights?』も上映されました。
JAPAN Society公式サイト

■Remembering Tohoku: Looking Toward a Brighter Future

オレゴン州のポートランド日本庭園では、3月11日に犠牲者を追悼するイベントが開催。琴の演奏や染色家・斉藤洋氏がライフワークとする「野染め」活動の紹介のほか、記帳台も設けられました。
Portland Japanese Garden公式サイト

■ 2:46 and thereafter

新進気鋭の芸術家を支援するワシントンDCの非営利組織、トランスフォーマー(Transformer)は、東京を拠点に活動する若手アーティスト・グループ「団・DANS」と共同で、東日本大震災を受けて制作された若手日本人アーティストの作品を集めた展示会「2:46 and thereafter」を開催。
18人のアーティストがインスタレーション、絵画、ビデオ、彫刻、写真、デッサンなどを通じ、日本観測史上最大規模の地震に見舞われた後の生活に順応しようという、日本人の多くが直面している課題に取り組みます。
この展示会はワシントンDCのペプコ・エジソン・プレイス・アートギャラリーにて、全米桜祭りの一環として3月25日まで開催中。
※ National Cherry Blossom Festival公式サイト

■チャリティ短編集 『Tomo – 友 -』

アメリカの出版社、Stone Bridge Pressから3月10日に発売された10代向けの短編集『Tomo – 友 – 』は、日米19人の作家たちによる日本をテーマにした、もしくは日本を舞台にした26の短編小説を集めたもの。読者は友情物語、ミステリー、ファンタジー、SF、歴史物語など、それぞれ個性的なストーリーを通じて日本と触れ合うことができるでしょう。
編者は日本在住歴の長いアメリカ人作家、ホリー・トンプソンさん。大震災直後から1年後に発売する企画を立て、関係者一同が時間をかけて準備してきた珠玉の短編集です。
ホリーさんを初め、作品を提供した作家や翻訳者は全員ノーギャラ。さらに収益は東北の子供たちを支援するNPO団体に寄付されます。本書は英語なので、被災地の子供たちも読めるよう日本語版の出版が待ち遠しいところです!
※ Tomo公式サイト(日本語ページ)

■Arigato from Japan 無料コンサート

日本人や日系人が多く住むロサンゼルスでは、3月11日前後に多くの追悼イベントが行われましたが、その中でも政府主催の公式イベントとして開催されたのが、東北地方の音楽家、パフォーマーを招待しての壮大な無料コンサート。
会場はロスの一流音楽ホールであるAhmanson Theatreで、ここでの無料コンサートはとても珍しくて希少価値の高いもの。アメリカでの知名度も高い、日本のトップクラスの和太鼓グループ、鬼太鼓座(おんでこざ)のパワフルなパフォーマンスには会場が沸き返りました。

■Japan. Endless Discovery.

同じくロサンゼルスの総領事館と南カリフォルニア日系企業協会が主催したイベント『Japan. Endless Discovery(日本、終わりなき発見)』は、震災支援に謝意を表明しつつ、人気のショッピングセンターに日本の商品や文化を紹介するブースやパフォーマンスが集結。
アニメ、漫画、コスプレといったポップカルチャーも盛り沢山な中、ロス在住のX Japanのリーダー、YOSHIKI氏がスペシャルゲストとして登場しメッセージを伝えたワンシーンも。
※ Consulate-General of Japan in Los Angelesサイト

■ 絆 Kizuna : The Bonds of Emotion

大震災後、日本人の立ち上がる力や高潔さを示す素晴らしいエピソードが世界中で話題となった中、多くの報道写真を通じ被災地の惨状と復興活動を記録してきた日本経済新聞社が、このうち46枚の写真を、全米姉妹都市協会シカゴ支部の大阪委員会とシカゴ日米協会の主催によりシカゴの2つの会場で展示中。
3月12~16日イリノイ州トンプソン・センター、3月21~31日シカゴ・フォトグラフィー・コレクティブ・ギャラリーにて。
※ Chicago Sister Citiesサイト

■Hana Hou Showcase Fundraiser

来る3月23日、被災地の子供たちがハワイ州ワヒアワでの文化交流イベントに参加。子供たちはハワイ・レインボーキッズ・プロジェクトを通じて3月18日から26日までハワイを訪問し、TOMODACHIが一部費用を負担する教育・文化プログラムに参加して心と体を癒やします。
子供たちを受け入れるワヒアワ市民の団体「ワヒアワ・コクア・フォー・ジャパン」が、被災地の子供たちを支援する活動の第2弾として、震災1周年を迎えての募金イベントを企画。
※ Wahiawa Kokua for Japan公式サイト
筆者もまた、地元のオハイオ州はシンシナティの有志によって開催された大規模なチャリティイベントにボランティアとして参加した際、改めて母国である日本を想う日本人の姿を目の当たりにし、またその想いをサポートするべく集ったアメリカ人の温かな支援に感謝が溢れました。
こうして、あの大震災を決して忘れず、今後の私たち1人1人の生き方や心の在り方、周囲の人や社会との関わりに生かしていくことが、犠牲になったあまりに多くの貴重な命、そして悲しみを抱えながらも賢明に頑張っていらっしゃる被災地の皆様の想いを無駄にしないことに繋がるよう願っています。
One Year Later: Programs: Japan SocietyPortland Japanese Garden2:46 and thereafter: emerging Japanese artists’ responses to the March 2011 tsunamisTomo 友Consulate-General of Japan in Los AngelesChicago Sister CitiesWahiawa Kokua for Japan
(志野デスーザ)


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