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ザ・マックショウ、ロックンロール全開ライヴでチャック・ベリーに敬意を表す―OTOTOYライヴレポ

ザ・マックショウ、ロックンロール全開ライヴでチャック・ベリーに敬意を表す―OTOTOYライヴレポ

2017年4月29日(土 / 昭和の日)【昭和九十二年四月二十九日】鶯谷・東京キネマ倶楽部にてTHE MACKSHOW (以下・マックショウ)のワンマン・ライヴが行われ、詰めかけた大勢のロックンローラーたちの熱気で昭和の日に相応しい盛り上がりとなった。

〈DRIVE ME CRAZY ’92〉全国ツアーの東京公演として行われるこの日のライヴ。マックショウがここキネマ倶楽部でライヴを行うのは、2014年4月13日【昭和八十九年四月十三日】以来、丸3年ぶりのこと。昨年10月に野音ワンマンを敢行して、現在第三期ともいえる活動を続けている彼らが久しぶりのこの会場でどんなライヴを見せてくれるのか? 開演前からギッシリ埋まった会場の空気はそんな期待感で充満していた。

いつもの「Happy Children」とは違い、この日のSEはIncredible Bongo Band「Apache」(オリジナルはシャドウズ)。ステージ下手の階段上にあるサブ・ステージから登場すると割れんばかりに大歓声を送る観客を見渡すコージー・マック(Vo.G)、トミー・マック(Ba.Vo)、バイクボーイ(Dr.Vo)。キネマ倶楽部ならではの粋な登場の仕方に一気にボルテージが上がり、オープニング曲「グリース・ミー」からライヴの火蓋が切られると、“ぶっ飛ばしてよ タクシー・ドライバー 行き先は鶯谷!”と、歌詞を変えたおなじみのフレーズにドッと歓声が上がる。ステージ前に押し寄せるファンたちを“Hey Hey!”とさらに煽るコージー・。「情熱のロカ・ローラ」「恋のモーターサイクル・アイズ」を観客とのコール&レスポンスを挟んで一気呵成に駆け抜けると「ようこそいらっしゃい! 最高の昭和の日、最後までロックンロールするぞ!」と気合満点のMCから「ナナハン小僧のテーマ」へ。観客は最初から一緒に歌いっぱなしだ。「派手にやれ!(Mach Shau!)」でド派手に盛り上がった後にコージーとトミーの2人がサングラスを外して、コージーは黒のテレキャスにチェンジ。ステージを左右に動きながらステージ前に押し寄せる観衆を煽る。観客たちも「ロックンロール!」のコール&レスポンスに全力で応えて会場が一体化。とにかく前半からフル・スロットル、4月12日(水)に発売されたばかりのミックスCDシリーズ第4作目『DRIVE ME CRAZY 4』さながらの爆走ぶりで突き進む。彼らのライヴはそれぞれがリード・ヴォーカルを取るのも大きな特徴だ。バイクボーイがヴォーカルを取る「真夜中のロータリー」は弾むようなミディアム・テンポのリズムとファニーなメロディに和みつつ盛り上がった。メンバー紹介では「トミーの前はいつもガラが悪い(笑)!」と笑わせるコージー。MCでは去年の10月に開催した日比谷野音でのライヴがDVDとなり7月に発売されることが告知され、「また2、3年の間には野音でやりたい」との発言もあった。

会場が静まり返ったバラード・ナンバー「恋はまぼろし」「100mの恋」を挟み、フジイ・マックこと藤井清次(Gt)が加わりライヴは後半へ。ジョン・リッカー・フッカーばりの強烈なブギー「It’s so Heavy」では照明が赤く染まる中、文字通りヘヴィなビートが場内を支配して興奮は最高潮となり、一気にクライマックスへ。疾走感溢れるロックンロール「ビックママ・ヘイ・ヘイ」でラストスパートをかけると両手を上げ手拍子を打って盛り上がる観客たち。「グッバイ・ステディ」「恋のスピードウェイ」で大合唱となりバンドはステージを下りた。「土曜スペシャル」から始まったアンコールでは、THE COLTSのYAMA- CHANGこと山外幸一とAKIRA(LUV-ENDERS)がコーラスに加わった6人編成で演奏開始、コーラスの掛け合いでヒートアップさせると、続いては今年3月18日にこの世を去ったR&Rの始祖、チャック・ベリーのカバー「Johnny B. Good」が飛び出した。ダック・ウォークを見せながらプレイするコージーに大喝采だ。さらにWアンコールに応えると「怪人二十面相」「高速ヘヴン」と続け、ステージを下りようとしたものの、「マックショウ! マックショウ!」と声援を送り続ける観客たちがそれを許さない。その声に応えて歌われたラスト・ナンバーは「今夜だけは」。会場中が大合唱となり、最高に熱くなってライヴは終了。ステージ前の観客に感謝を伝えてからサブ・ステージに上がると、お揃いのタオルでバッチリポーズを決めてみせた。

ライヴ中、「スタンドバイミー」のエンディングでキャロルの「ファンキー・モンキー・ベイビー」のイントロを弾いてみせたり、カバー曲でチャック・ベリーに敬意を表したりと、次世代に継承されるべきロックンロールのスタンダードを織り交ぜながら聴かせたマックショウ。ロックンロールが時代を超えて最高にかっこいい音楽であることを証明してみせた、「昭和の日」に相応しいワンマン・ライヴだった。そしてまだまだ続く〈DRIVE ME CRAZY ’92ツアー〉。スケジュールを当レポートのページ下部に掲載しているのでチェックしてほしい。

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