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アンジュルム 何があろうと“止めれるもんなら止めてみろ!”未来をこじ開けてきた者達の凄み……そして「この場所で待っているから」

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アンジュルム 何があろうと“止めれるもんなら止めてみろ!”未来をこじ開けてきた者達の凄み……そして「この場所で待っているから」

 2015年『大器晩成/乙女の逆襲』以降の快進撃でアイドルシーンに新たな波を生み、ド迫力のパフォーマンスと無邪気過ぎるキャラクターでもって、伝統あるハロー!プロジェクト内でも我が道を突き進んでいるアンジュルム。5月15日【アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~】最終公演として、スマイレージ時代から数えて5度目となる日本武道館へ挑戦した。

アンジュルム キュートなライブ写真一覧

<『ワンピース』麦わらの一味を地で行くようなグループ 快進撃を阻む壁>

 アンジュルムの勢いが凄い。これは「大器晩成」のヒット以降、あらゆる楽曲やコンサート、インタビューや囲み取材での発言、チャートアクションやファンの増加率などからも感じ続けていたことだが、気付けば和田彩花はハロー!プロジェクト全体のリーダーに就任、2017年新春のハロコンではアンジュルムの象徴的楽曲「友よ」を全ハロプログループと共にオーラスで披露と、今や彼女たちはハロプロのみならずアイドルシーンを牽引していく存在にまでなった。「打倒!モーニング娘。」を無邪気に打ち出してしまう大胆不敵さ、プライベートで海や遊園地にみんなで遊びに行ってしまうフレンドリーさ、そして彼女たちの生き様やキャラクターとダイレクトにリンクする楽曲やライブのドラマティックさ。自ら「どん底」と称するスマイレージ後期の悔しさも力と笑顔に転換し、そのポジティブな力で周囲をどんどん引き寄せていく求心力もそうだが、このグループのあらゆる魅力はメンバーたちのバカが付くほどの純粋さに起因しており、そのピュアネスが爆発したときのアンジュルムは子供っぽい表現になってしまうが(子供っぽさも彼女たちの魅力なのでこの言葉を選ぶが)無敵である。

 そんな『ワンピース』の麦わらの一味を地で行くようなグループゆえ、アンジュルムは前述した通りの快進撃でここまで突き進むことが出来たのだろう。が、しかし、どんなアニメの主人公もそうであるように物語に苦難は付き物。今回の5度目となる日本武道館は、今やファンの間で伝説化している福田花音卒業公演【百花繚乱】(http://bit.ly/1Uqlce6)や、田村芽実卒業公演【九位一体】(http://bit.ly/1sKdhPx)に勝るとも劣らないコンサートにしたいという想いもある中で、本編でメンバーも語っていたが、チケットの売れ行きがなかなか伸びないという事態に見舞われた。工藤遥の卒業が発表されたばかりのモーニング娘。’17の全国ツアーや、翌月に控える℃-uteの解散コンサート、ももちこと嗣永桃子のラストライブ等、同じハロプロ内だけでもこれだけ多くの重要イベントと時期が重なったことも理由のひとつだろうが、アンジュルムの勢いが凄い。こう評価され続けてきた彼女たちにとって、そして何よりも今回のツアー及び武道館公演に過去最大級の自信を持っていた彼女たちにとって、この事態は想定外であっただろうし、悔しい想いもしたことだろう。

<そのすべてが変わらない私たちそのものだなと思ってます>

 そんな状況下で迎えた5月15日、日本武道館。ツアーやイベント、ブログ、ツイッターなどを通して当日まで「自信しかない!」「楽しみしかない!」と一切の悲哀を匂わせないアンジュルムらしい呼びかけを続けていた、そしてファンたちが「今のアンジュルムを観てほしい!」という熱い呼びかけを続けていた甲斐もあってか、少し前まで「チケットが半分しか売れていない」状況だったという会場は、2階最後方ブロック以外は埋まるという、最後まで諦めない気持ちが見事に反映された光景。その光景の中にはかつてここで卒業を迎えた福田花音や、同じくスマイレージ1期メンバーの前田憂佳の姿も。スマイレージ×アンジュルムがテーマとなっている同公演に相応しいシチュエーションで【アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~】最終公演の幕は開けた。

 つばきファクトリーのオープニングアクト、荘厳なオーケストレーションによるオープニングSEを経て登場した彼女たちは、何があろうと明るい未来をこじ開けていくかのように「I 無双 Strong!」なるライブ新曲を激しくエモーショナルに、そして何より明るく開放的に歌い踊り、一瞬にして熱狂の渦を生み出す。歌、ダンス、ビジュアル、メンタルと全ての面においてベストコンディションに仕上げてきた8人による、まるでアンジュルムの無双状態はまだまだ続いていくと言わんばかりのパフォーマンス。なお、この日のセットリストはアンジュルム時代とスマイレージ時代の楽曲をブロックごとに振り分け、そこに初披露となる新シングル『愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女っ子メグちゃん』も織り交ぜていく、2009年のインディーズデビューから今日に至るまでの歴史を新旧メンバー一丸となって体現する構成になっており(詳しくは文末のセットリストをご覧頂きたい)、そこには和田彩花いわく「ここまで様々な変化を遂げてきたアンジュルムなんですけれども、可愛い部分とか、格好良い部分とか、あとは楽しい部分とかね。熱い部分、そしてちょっと切ない部分だったり、ミステリアスな部分……そのすべてが変わらない私たちそのものだなと思ってます。そんな想いを詰め込んだ今回のツアー、皆さん、最後まで楽しんでいって下さいね!」という想いがあった。

<紛うことなきアンジュルム。明るい未来をこじ開けてきたアイドルたちの姿>

 また、彼女は武道館に駆けつけてくれた大勢のファンに興奮しながら「今回(のツアー)は悔しい想いもちょっとしましたけれども……全部完売したかと言ったらそうではないですね(笑)。ですけれども、このツアーを通して本当に「アンジュルム、良いな」って改めて思ったし、本当に「みんなで創るアンジュルム、最高!」って改めて確認できたので、この機会にこんなたくさんの方に私たちのステージを観て頂けるのがすごく嬉しいです! 本当にありがとうございます。去年【九位一体】っていうライブをやったんですけれども、めいめいの卒業で「今のアンジュルムに自信しかありません」って言ったじゃないですか、私。(でも)今も自信あるから! 昨日の夜、言葉考えていたんですよ。何か言おうかなって考えていたんですけど、やっぱりもう(他の)言葉が思い浮かばないし、でも去年言っちゃったし、もう1回同じ言葉は言えないなと思って、今日は特にありませんっ!」と満面の笑みでコメント。そんなアンジュルムのすべてに自信を持ってお届けされるライブは、楽曲と共にスマイレージ~アンジュルムの各時代を行き来しながら熱量を増加させ、最終的にこのグループの今を浮き彫りにしていく。

 「笠原桃奈は家に出るクモも家族として扱い、レオナルドと名付けて愛でている」等の各メンバーの笑えるポリシーを紹介するコーナー、洋館の中で中西香菜が香水を振り掛けたりと大人びたメンバーの一面を描いたVTR等も交えながら、スマイレージ時代のレア曲とキラーチューンを畳み掛け「有頂天LOVE」で大スパークを生んだ武道館。そこで迎えた本編最後のMCでは「(今回のツアーで)私は曲に対する意識が変わりました。スマイレージ時代の曲を歌ったりして、ただ歌って踊るんじゃなくて、そのときに(メンバーが)どういう風に想っていたかとか、そういうことを考えるようになりました(上國料萌衣)」「私は身長が伸びました。前まで163cmだったんですけど、165cmになりました。グループの中で一番高い身長なんですよ。もう止まってほしい!(佐々木莉佳子)」「身長が止まった私はですね(笑)、MCが本当に苦手だったんですけど、今回のツアーでは事前に何を話すか考えたりせずに当日思ったことを素直に言うようになった。MCが出来なくて大号泣していた私とはサヨナラ~!(竹内朱莉)」等々それぞれにこのツアーで変化したことを紹介するのだが、この直後のアンジュルムブロックが凄まじかった。

 ここで用意されていた楽曲は「大器晩成」「次々続々」「ドンデンガエシ」「出すぎた杭は打たれない」とすべてアンジュルムを代表する百戦錬磨のキラーチューン。「アンジュルムの勢いが凄い」という印象を決定付けたナンバーたちを満を持して畳み掛けていくのだが、どんなに勢いに乗っていたとしても高い壁は立ちはだかる。思い通りにいかないこともある。いくらだって悔しい想いはする。現実はいつだって厳しい。そんな苦難を今一度体験したアンジュルムが、それでも自分たちらしく、その生き様を叩き付けるように激しく踊りながら歌い上げる「何にも惑わされずに どんな時代にも流れずに 大器晩成? もう そんな人生 もう ひっくり返せ 今」「あの思い出に追い抜かれぬように 人生の路(みち)いざ立て最前線」「試練は尽きないが 動かなければ変わらない それが人生だ」といったフレーズたちは明らかに重みを増し、そして激しく移り変わるプロジェクションマッピングの中で「出すぎた杭は打たれない! 勢いだ 押し通せ!」「止めれるもんなら止めてみろ!」と歌い叫んでいく様は、涙を誘うほど紛うことなきアンジュルム。何があろうと明るい未来を自分たちだけのやり方でこじ開けてきたアイドルの姿だった。

<日本一素敵な空間だと私は思うんです。言い過ぎじゃないと思うんです>

 和田彩花は昨年秋のインタビュー(http://bit.ly/2qnpLio)で「私はアンジュルムにしか出来ないことがいっぱいあると思ってるので、それをもっとどんどんやっていきたいです。アンジュルムはどんどんどんどん攻めていきたいし、メンバーもそういうタイプというか、そういう風に考えていたりするので、いろんな話をしながら……ちょっと作戦があるので、それが出来ればいいなと思ってます」「ただただ生きてるだけじゃつまんないですよ! しかもせっかく変人が集まってて(笑)、アンジュルムっていうグループがあるんだから、その中でもっと楽しいことが出来たらいいなって思います」と語った。その作戦が今どこまで進んでいるのか、思惑通り進んでいるかどうかは分からないが、アンジュルムはいつだって革新的で、それでいて面白い。そのスタイルを貫き通すのも戦いだが、この日の武道館公演を観たら「アンジュルムなら成し遂げられる」と確信してしまった。

 そう思った理由はアンコールの各所にも溢れていた。幻想的な演出の中で、純白のドレスに身を包んで「私の心」をハートウォーミングに歌い上げた彼女たちは、ひとりずつ今の心境や今日の感想を述べていく。

 笠原桃奈「皆さん、今日は本当にありがとうございました! 実はまだこのステージに立っていることが本当に夢みたいな気持ちです。こんなにたくさんの方が来て下さって、本当に本当に本当に本当に本当に本当に嬉しいです。私にとっては初めてのホールツアーだったんですけど、ここまで来るのには……本当にたくさんのスタッフさんとか先輩たちにご心配かけちゃったこともあったんですけど、でもその度に皆さんに助けられて、ファンの皆さんの声援を聞いてここまで来れて……(涙を溢れさせながら)本当にアンジュルム良いなと思って、アンジュルムに入れて良かったと思って……このツアーでした経験や今ここで見ている光景は一生忘れません!」

 上國料萌衣「私は日本武道館……(涙を溢れさせながら)2回目だったんですけど……はい、えーと、すごくありがとうございました! 初めてやった【九位一体】コンサートと同じぐらい、すごくすごく楽しかったです。この【変わるもの 変わらないもの】というツアーでちょっとでも変われたらいいなと思ったのと……スマイレージさんからグループを守って下さってる先輩たちが(アンジュルムを)作って下さって、そこに私も加入できてすごく嬉しいなと思ったし、こんなにたくさんの皆さんがこうやってアンジュルムを観に来て下さってるおかげで、こうやって最高のパフォーマンスが出来たんじゃないかなと思いました! 私はこのツアーで変われたことを今後に活かしていきたいと思います!」

 佐々木莉佳子「何をざわついてるんですか? 皆さん、私はですね、今日の日本武道館公演まで……わーん!(涙を溢れさせる)泣かずに来れたんですよ!(爆笑に包まれる)最悪、もぉ~! ……ひとつ大人になれたのかなって思うところもあるんですけれども、皆さんとこうして楽しんでライブを出来ることがすごく幸せでして……涙もスッて引っ込んだんじゃないかなって思うんですよ。これ(濡れた目)は汗がくっついただけなんですけども……アンジュルムが私は大好きです! このツアーは今日で終わってしまうんですけれども、アンジュルムはこれからもずっとずっと続いていくので、皆さんと夢を一緒に追っていきたいなって私は思ってます! これからも皆さん、一緒に笑っていきましょうねー!」

 室田瑞希「皆さん! 楽しかったですかぁー!(大歓声)私も楽しすぎて、途中で、そこでね、コケてしまったんですが(笑)、すみませんね。私はこのツアーを通して悔しい想いもしてきたし、成長できたなと思うんですよ。メンタルとかパフォーマンス力だったりちょっと成長できたかなって思うんですけど……このツアーは残念ながら9人でまわることは出来なかったんですが、8人でこのツアーをまわることができて……すごく嬉しいなって(涙を溢れさせる)え、なんでぇ? ……すごく嬉しいなって思ってます。この8人でまわることができて本当に嬉しいですし、気持ちは9人でまわることが出来たので……(大歓声)大切なスタッフさん方に支えられて、皆さんもこんなに多くの方が集まって下さって、本当にありがとうございます。今日は楽しかったです!」

 勝田里奈「はーい、今日はありがとうございましたー。え、泣かないですよ、私。(観客爆笑)今回のツアーで、私は、実はですね、衣装の会議に参加させてもらったんですよ。こういうコンサートという形で衣装に携わらせてもらうのは初めてだったので、もちろん100%ではないんですけど、でも意見を出したりとか、採用されている部分だったり採用されていない部分だったりいろいろあるんですけど、でも私的には本業とは別にファッションとかに関わりたいという夢が今回のツアーでひとつ叶ったというか、すごく前に進めたと思うので……本当は初日に言いたかったんですよ。だけど、口止めされてた(笑)。最終日に言えって言われてたから、今言ってるんですけど、いつもと違った気持ちで衣装を着てステージに立つことが出来たし、自分にとって大きなことだったなって思います。今後も衣装とかに関われたらいいなと思いますし、歌とダンスも頑張れたらいいなって思います(笑)」

 竹内朱莉「今回のこのライブは結構チケットがどうだとかいろいろ言われていたんですけど、正直ね、今だから言ってしまうけど、はじめ「半分しか売れてないよ」って言われたんですよ。「え?」と思ったの。「ヤバいじゃん」って。でもこのツアーに私たちすごく自信があったし、「なんで来ないんだろう?」ってすごく思ったんですよ。私たちがもっと頑張らなきゃいけないんですけど、でもいろいろブログだったりツイッターだったりイベントとかライブとかで私たちが言ったら、ファンの方たちが「友達、15人連れていくね!」とか「いっぱい連れていくね!」って言ってくれて、皆さんもいろいろ協力してくださって。きっとアンジュルムのことを初めて観てくれた方もたくさんいらっしゃると思うんですよ。その中で本当に最終日に相応しい素敵な時間が過ごせたなって思いますし、これを機にではないですけど、もっともっとアンジュルムの輪がたくさん広がっていって、私たちがまだ夢見ているような景色、それを現実にして、皆さんを私たちが夢描いている景色にご招待できるように! これからももっともっと頑張っていかなきゃいけないなと思いますし……もう本当、開始1秒で完売にしたい! 本当に私はこのメンバーに自信があるから、絶対出来ると思うんですよ。だから次回とかね、「日本武道館決まりましたー!」っていうことがあったらすぐ(チケット)無くなるから、とりあえず取っておいたほうがいいよ、次(笑)。またね、素敵な空間を皆さんと一緒に過ごせるように私たちも頑張っていきたいと思います!」

 中西香菜「私は昨日、5年前ぐらいの、スマイレージ時代の動画を観ていたんですよ。見返してたら「中西、他のメンバーをチラチラ見ながら踊るんじゃない!」って先生にすごく怒られてて。そのときは「あ、メンバー見て踊っちゃいけないんだ」と思って、ファンの方ってフリコピが凄いじゃないですか。だからその時代はごめんなさい。ファンの方を見て踊っていた時期もあったなぁって。懐かしいなと思って、そこで「いつも支えられてきたんだ」と実感できて。今日だって、平日じゃないですか。「おなか痛い」って嘘付いて来て下さった方もいるかもしれないし、無理して来てくれた方もいるかもしれないし、すごく遠くから来て下さった方もいるかもしれないと思うと「いつも支えられてるな」と思うので、これからも感謝の気持ちを持って、私は取り組んでいきたいなって思いました。今日は本当にありがとうございました!」

 和田彩花「このツアーは「スマイレージ×アンジュルム」がキーワードになっているんですけど、私は最初からスマイレージのメンバーで。で、アンジュルムになっていて。で、今考えると、私、スマイレージとアンジュルムって別のものだとずっと考えていたんですね。だからアンジュルムなのにスマイレージの曲をやったときに「わぁー!」ってなる歓声が素直に喜べなくて「え、なんでだろう? 今、アンジュルムなのに」ってずっと思っていたんですね。だけど、このツアーを通して、スマイレージというものを改めて考えていくうちに、どの時代も、どの時期も、ずっとグループに対する「大好き!」だったり「この人たちといろんなことをやりたい!」と思っていた気持ちってずっと変わらないんですよ、私。それって今でもそうですし、そんなことを考えていたら「私にとって変わらない部分ってそこだな」と思って。でも大好きだからこそ私はどんどん変わっていきたいし、いろんなパフォーマンスが出来るようになりたいってすごく思うんですね。だから大好きだからこそ変化を求めているんですけど、そういったものが私にとっての「変わるもの 変わらないもの」だなと思いまして。っていう話。あと、今日のこの会場の当日券が出てたんですけれども、200人以上の方が当日券で入ってくれたみたいなんです。ありがとうございます。そうやって私たちのことを観に来て下さってる方がいる、ここに集まって下さっている皆さんもそうですし、私は今日ライブをやって改めてアンジュルムというのはメンバーだけじゃなくて、このメンバーと、そしてスタッフさんと、そしてファンの皆さんでしょ。この3つが全部一緒になってひとつのものが完成されるんですよ。その空間というのは、もうね、日本一素敵な空間だと私は思うんです。言い過ぎかなと思うんですけど、言い過ぎじゃないと思うんです。っていうぐらい素敵な空間だと思うから、来年ね、また武道館でこんな素敵な空間をもっともっとたくさんの方と共有できたらいいなと思ってます。これからも頑張っていきたいと思います。今日はありがとうございました!」

<大切な人との約束の歌、初披露「この場所で待っているから」>

 そんな各々の思いの丈を受け止めると、まだここまで唯一披露されていなかった新シングルからの1曲が歌われる。その名は「ナミダイロノケツイ」。室田瑞希が「この8人でまわることができて本当に嬉しいですし、気持ちは9人でまわることが出来たので……」と語っていたが、アンジュルムには相川茉穂という今休養中のメンバーがいる。誰かが何か説明した訳ではないが、この曲のコンテンポラリーダンスと「泣かない そう決めたね またみんなで笑えるまで 一緒に育てたこの場所は 必ずね 守っていくよ」といったフレーズが、今ここにいない大切な人との約束を表現していることは間違いなかった。当然、相川茉穂の笑顔を思い出した人も少なくなかっただろう。当然、涙が堪えられなかった者もいただろう。実際にどんな経緯で生まれたナンバーなのかは現時点では分からないが、これを歌うのもまたアンジュルムであり、歌う度に今ここにいない歴代メンバーも含め、その絆を強くしていくのがアンジュルムであると言えよう。そして最後に室田瑞希が「この場所で待っているから」と歌い届けると、曲は「友よ」へ。同じくアンジュルムのパーソナルイメージと強烈にシンクロするナンバーであり、実際に福田花音や田村芽実の卒業を彩ったナンバーであり、この歌詞にある「友よ 約束しよう 迷ったら ここに集合」というフレーズは相川茉穂はもちろん、メンバー、スタッフ、ファン、その三位一体をアンジュルムと呼ぶのであれば、ここにいる全ての者たち、この日本一素敵な空間を生み出すまでのストーリーに携わった全ての者たちへ贈る、約束の言葉である。

 アンジュルムは最高な空間を共に過ごしてくれる人々の為、いつか夢見た世界へみんなをお招きする為、これからもアンジュルムだけの物語を紡いでいく。この青春はまだまだ終わらない。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada

◎ライブ【アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~】
2017年05月15日(月)日本武道館 セットリスト:

01.I 無双 Strong!(ライブ新曲)
02.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
03.愛さえあればなんにもいらない(6/21発売Sg)
04.涙は蝶に変わる

05.ぁまのじゃく
06.○○ がんばらなくてもええねんで!!
07.魔女っ子メグちゃん(6/21発売Sg)
08.ショートカット

09.恋ならとっくに始まってる
10.糸島Distance
11.乙女の逆襲
12.忘れてあげる

13.ミステリーナイト!
14.さよなら さよなら さよなら
15.嗚呼 すすきの
16.同じ時給で働く友達の美人ママ
17.有頂天LOVE

18.大器晩成
19.次々続々
20.ドンデンガエシ
21.出すぎた杭は打たれない

EN1.私の心
EN2.ナミダイロノケツイ(6/21発売Sg)
EN3.友よ

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