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U2、巨大スクリーンが圧巻の『ヨシュア・トゥリー』再現ツアーがスタート

エンタメ

U2が5月12日にカナダのバンクーバーより、アルバム『ヨシュア・トゥリー』の再現ツアー『ヨシュア・トゥリー・ツアー 2017』をスタートさせ、14日にはシアトルでアメリカ公演の初日を迎えた。
5月14日@シアトル公演 (okmusic UP's)
このツアーは今夏北米とヨーロッパのスタジアムで33公演が行わなれ、170万人の観客を動員する。

『ヨシュア・トゥリー』オリジナル・リリース当時のU2は、アメリカの風景、人々、文学などに影響を受け、アルバムにもツアーにもその思いが反映されていた。30年を経た今でも、その魅力は特に現代的なものに感じられ、このアルバムを再訪することはU2のアメリカ大陸への特別な思いを確認する絶好のタイミングとなる。

セットリストは、『ヨシュア・トゥリー』の11曲を曲順通りに演奏(このため「レッド・ヒル・マイニング・タウン」がライヴ初披露となった)、前後に数曲ずつ人気のヒット曲をBステージを使って演奏、アンコールの最後には新曲も披露するという構成。シアトル公演では、この地出身のバンド、パール・ジャムのエディ・ヴェダー(Vo)がゲスト出演、サポート・アクトのマムフォード&サンズも登場して全員で「マザーズ・オブ・ザ・ディサピアード」を共演するという、ロック・ファンにとって非常にうれしいサプライズもあった。

また、U2のツアー・プロダクションは常に世界最新鋭の技術、テクノロジー、アートを駆使することで知られているが、今回はスタジアムの横幅とほぼ同じ大きさの広いステージ上の巨大なスクリーンが圧倒的だ。 目の前を遮るものが何もない、コンサート・ツアー史上最大(約61 x 14メートル)かつ最高解像度(8K)のLEDビデオ・スクリーンが使われている。スクリーンには巨大な“ヨシュア・トゥリー”が描かれ、その木の影の形をしたBステージが伸びている。 このスクリーンに映し出されるのは、『ヨシュア・トゥリー』のジャケット写真などで有名なフォトグラファーのアントン・コービンが撮影した壮大な映像。彼は今回のツアーのスクリーン映像を制作するために、当時ジャケット写真を撮影したモハーヴェ砂漠近くのデス・バレー国立公園やザブリスキー・ポイントを再び訪れたという。

さらに、「ミス・サラエボ」では、フランス人アーティストのJ.Rによって撮影された、8万人のシリア人が母国から避難しているヨルダンのザータリ難民キャンプの現実の様子が。「ウルトラ・ヴァイオレット」では、メリンダ・ゲイツ、メルケル首相、オプラ・ウィンフリー、エレン・デジェネレス、パティ・スミス、ジョニ・ミッチェル、マララ・ユスフザイなど、世界の先駆的な女性を次々と紹介する映像が流れた。後者はボノが世界の貧困撲滅のために取り組む組織ONEのキャンペーン「Poverty Is Sexist」(男女不公平をなくし女性にも機会を)の支援を示すもので、母の日だったこの日は、女性を称賛する曲として演奏された。

今の世界に向き合い、ライブの力強い演奏がメッセージとなって人々に感動を与える、それは常に変わらないU2の姿だ。 名曲の宝庫である『ヨシュア・トゥリー』を今あらためて聴きたい。

【5月14日@シアトル公演 セットリスト】
Sunday Bloody Sunday

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