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施主も一緒に。新しい住まいのつくり方[1] お任せはお断り!HandiHouse project流の家づくり

施主も一緒に。新しい住まいのつくり方[1] お任せはお断りHandihouse projectとの家づくりとは

僕たち「HandiHouse project」は「妄想から打ち上げまで」という合言葉を掲げて、2011年に活動を開始しました。この合言葉には、家づくりに取り組む住み手と僕たちつくり手が二人三脚のチームとなり、どんな家、どんな生活を実現したいか、そんな妄想をどうやったら実現できるのか、という計画段階から、実際に工事が始まり壊したり、壁をつくったり、床を張ったり、家具をつくったりして、汗を流して大変な思いもして、完成した後に「できたね!あれは大変だったけど、こんなうれしいこともあったよね!」と完成の喜びまで共に分かち合いましょう!という思いが込められています。

今回の連載第1回目では、僕たちがどんな想いや信念をもって活動しているのかを紹介したいと思います。【連載】施主も一緒に。新しい住まいのつくり方

普通、家づくりというのはハウスメーカーや工務店、リフォーム会社などのプロに施工をお任せするのが一般的です。ですが、自分で、自分の家づくりに参加してみたい人もいます。そんな人たちをサポートするのがHandiHouse。合言葉は「妄想から打ち上げまで」。デザインから工事までのすべてを自分たちの「手」で行う建築家集団です。坂田裕貴(cacco design studio)、中田裕一(中田製作所)、加藤渓一(studio PEACE sign)、荒木伸哉(サウノル製作所)、山崎大輔(DAY’S)の5人のメンバーとお施主さんがチームとなって、デザインや工事のすべての工程に参加するスタイルの家づくりを展開する。そんな「HandiHouse project」が手掛けた事例を通して、「自分の家を自分でつくること」によって、「住まい」という場所での暮らしがどういうものになるのかを紹介します。

家づくりをとことん楽しむことで、住むほどに良くなる家をつくりたい

「妄想から打ち上げまで」という合言葉をかかげた理由は、それぞれが設計事務所のスタッフやゼネコンの現場監督所員として働いていたころに抱いていた共通の疑念があったからです。

商品としての家をつくっているだけで“家をつくる”という行為をつくり手側が楽しめていないし、それはお施主さんも一緒だなと感じていました。自分が支払うお金と引き換えに取得した商品として家を手に入れるだけでは、その後その家を本当に住みこなし楽しみつくすことは難しいと感じていました。

だから、つくる側も住む側もとことん楽しんで共につくることで、いつまでも、いや住めば住むほど楽しく過ごせるような家ができる気がしたのです。そこで、その思いを伝えるために「ゆりかごから墓場まで」というイギリスの社会福祉スローガンをもじって「妄想から打ち上げまで」という言葉を掲げることにしました。

つくり手と住み手が共に家づくりを行うことは、楽しいだけではありません。共に多くの時間を現場で過ごすことで、これまでどうやってできているのか分からなかった家のことを知ることができます。床がどうやってつくられているか、どうつくった壁なら今後棚などを固定することができるのか、そんなことを一つ一つ理解しながらみんなでつくった家は、出来上がって引越しをするころには本当の意味で“わが家”になります。そんな“わが家”での生活は、きっと住めば住むほど、時間が経つほどにその人、その家族らしさのにじみ出る良い空間になっていくはずです。【画像1】新築住宅の設計打合せ、模型を見ながら妄想中(画像提供/HandiHouse project) 【画像1】新築住宅の設計打ち合わせ、模型を見ながら妄想中(画像提供/HandiHouse project)【画像2】解体初日に全員集合!(画像提供/HandiHouse project)
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