体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

なぜ「聞き流す」だけでは、英語リスニング力は上がらないのか?

生活・趣味
『頑張らない英語』シリーズ(あさ出版)『英語を「続ける」技術』(かんき出版)など数々の英語学習に関する著書を出されている西澤ロイさん。英語の“お医者さん”として、英語学習の改善指導なども行っている西澤さんに「正しい英語学習の方法」についてお話しいただくこのコーナー。第5回目の今回は「英語リスニングの正しいやり方」についてです。f:id:k_kushida:20170512121732j:plain

英語のCDを聞き流していたら上達はできるのでしょうか? 日本人にとっての「鬼門」と言っても過言ではない英語のリスニングについて、言語学や脳科学を活用した正しい聴き方をお伝えします。

どうして日本人は英語のリスニングが苦手なのか?

「私は英語のリスニングが得意です」という日本人の方は、帰国子女でもない限りあまりいないのではないでしょうか。英語の早いスピードについていけなかったり、知らない話題になるとさっぱり分からなくなったり…。特に、ナチュラルスピードのネイティブ英語になってしまうとお手上げになってしまう人がたくさんいるはずです。

英語のリスニングで苦労してしまうのは、残念ながら、日本語で育った人の宿命だと言えるでしょう。私たちは本来、赤ん坊の時には、全ての言語音が聞き取れる力を持っていたのです。しかし、成長するにしたがって、脳が日本語の音声に最適化をします。日本語には存在しない、つまり聞こえてこない音を聞き取れる必要はないですから、例えばRやLなどの区別ができなくなってしまうのです。

「日本語と英語では周波数が違う」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。端的に言って、英語は日本語よりも「音が多い」言語です。例えば母音は、日本語には5つ(あ・い・う・え・お)しかありませんが、英語にはその倍以上が存在します。また、「子音が連続すること」も頻繁に起こります。

日本語で「トライアングル」と言う場合と、英語で「triangle」と発音する場合の音の違いを図示すると以下のようになります。単なるイメージ図ではありますが、音の構造がかなり違うことが見て取れるはずです。f:id:k_kushida:20170512121601p:plain

これが、日本人が英語のリスニングで苦労する原因であり、構造的な、根深い問題だと言えます。日本語脳を獲得している私たちの耳に、英語音が飛び込んでくるようになるためには、音に対する意識を根本的に変える必要があるのです。

「聞き流す」「たくさん聞く」のでは上達しない?

1 2 3 4次のページ
リクナビNEXTジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会