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キャンピングカーブームの影 問われるマナー

 究極の趣味車ともいわれるキャンピングカー。車の中にベッド、キッチン、テーブルにソファーなどが詰め込まれ、近年ではその特徴から自然災害時の避難先用に“防災設備”の一つとして購入する人も多いと聞く。

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■一般車も含む「車中泊ブーム」

 日本RV協会が2016年6月に発表した『キャンピングカー白書』によると、その売り上げは2015年に過去最高額を記録したという。これをうけ、テレビや新聞などで「空前のキャンピングカーブーム」と取り上げられることもしばしば。また、キャンピングカーブームと同時に一般車で車中泊をする人も増え、そうした車を手助けするグッズ類も充実。キャンピングカーブームと同時に「車中泊ブーム」が起きている

 実は筆者もキャンピングカーを所持している。当時で19年ものの超のつくおんぼろキャンピングカーを約4年前に念願叶い購入。ぼろくて激安だった分、できる限り自力でせっせとメンテナンスを施している。出かけるのは月2~3回程度だが、子供の頃仲間とつくった「秘密基地」が思い出され、ただ車をいじくり回すだけでも何だか楽しい時間が過ごせている。こういう楽しみ方は筆者だけでなく、周りの30代~40代の仲間にも多い。新車をいきなりは高すぎるけど、古い車を購入して自分だけの「秘密基地」づくりを皆楽しんでいる。また、既婚者男性からは、家に居場所がなくなった時には違う意味での“緊急避難先”として使用しているという話もよく聞く……。

 そして、出かけるタイミングは当日ふっと思い立った時。車に2~3着の着替えと、下手の横好きである趣味のカメラ、あとはカップ麺に飲み物を詰め込み、気ままに旅に出る。大体金曜夜に出発して、途中のサービスエリアなどで仮眠。そして土曜日中は温泉や景色を満喫しRVパークや車中泊可な駐車場で一泊お世話になり、日曜朝にのんびり帰ってくるという流れ。キャンピングカーを購入する以前にも一般車で車中泊をしていたので、気づけばそんな生活がもう10年。この10年、筆者にとってはキャンピングカーを購入した以外、特に大きな変化はなかったが、キャンピングカーはじめ「車中泊」を取り巻く環境については、少しずつ変化している。

 まず目に見える話では、修理用パーツはネットで簡単に購入できるようになり、車自体の取扱店も増えている。これまでビルダーにつとめていた人が個人で独立したり、既存一般車を扱っていた販売店がキャンピングカーや車中泊市場に乗り出したりしているからだ。最近目立った話だと、オートバックス。2015年にキャンピングカーの販売を一部で開始し、ハイエースなど外見はそのままに中身だけ改造して、普段使いもできるキャンピングカーの取り扱いを行っている。まだ取り扱いはかしわ沼南店、NAGOYABAY店、東雲店の3店舗となっているが、今後取扱店の増加を予定しているという。

 そして目に見える変化といえばやはり「ユーザー数(車中泊人口)」。車中泊人口は特に統計は取られていないため、実際のところどのぐらいいるかは定かではないが、一説では約100万世帯(ネッツトヨタ京華「車中泊の世界」参考)といわれている。しかし、近年、スズキのハスラーしかり車のメーカー自らが専用の車中泊グッズのオプションを販売してるケースもあるため、今後一層のユーザー増加が見込まれている。

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