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2CELLOS、2年ぶりの「スコア」ツアーがスタート

エンタメ
2CELLOS、2年ぶりの「スコア」ツアーがスタート

 2本のチェロによる超絶演奏で世界を魅了するクロアチア出身のチェロ・デュオ2CELLOS。最新アルバム『スコア』を引っ提げての日本公演が5月10日、大阪フェスティバルホールからスタートした。

 2CELLOSの日本デビュー公演は2012年1月13日大阪サンケイホールブリーゼで行われており、彼らにとって大阪はスタートの地なのだ。「ハロー、オーサカ!日本にまた戻ってこられて嬉しいです。アシスタントのステファンです」とルカが口火を切れば、ステファンは「これからチェロを演奏します。最新アルバムから日本で演奏するのは今日が初めてなんだよ!」とツアー初日の特別な夜であることをユーモラスなトークにのせて会場を和ませる。ライヴは弦楽オーケストラ=TOKYO STAR ORCHESTRA VIRTUOSOをバックにスタート。「炎のランナー」に始まり、「ゴッドファーザー」「ムーン・リヴァー」「タイタニック」等有名旋律がMCを挟みながら次々と奏されて行く。

 ファンにはおなじみ、ステファンと同郷のドラマー、ドゥーシャン・クランツは冒頭からオーケストラと一緒にステージに登場しているが、彼のドラムスがここぞとばかりに鳴り響く超絶技巧“ロック”パートに突入すると会場を埋め尽くした満員のオーディエンスが総立ちになる盛り上がりを見せた。かつてない鮮やかな起承転結のショー。世界各地で積み重ねたライヴの経験により表現力に磨きがかかりエンタテイメント性がアップした充実のライヴを披露した2CELLOS。特筆すべきは映画音楽パートで、いつもの激しい身ぶりのパフォーマンスは封印された代わりの、情感こもった心の底から湧きあがるかのような熱いチェロの音色がホールに満ち、圧巻だった。

 デビュー当時から映画音楽が大好きであることを公言していたルカは「映画音楽は歌詞がなくても世界観が伝わってくるため 感情に直接訴えかける力がとてつもない」と、その魅力を語っている。全身全霊で、チェロと一体になってステージに立つ2人は、チェロで奏でる音の宇宙=チェロヴァース=創造しているようだった。

 最新アルバム「スコア」は2月22日世界に先駆けて日本先行発売された。その後各国でリリースされると40カ国のiTunesクラシカル・アルバム・チャートで1位を記録。2CELLOSはこのアルバム収録全曲のミュージック・ビデオを制作予定で、毎月ミュージックビデオを1本ずつ公開している。1月には「ゲーム・オブ・スローンズ・メドレー」、2月「ムーン・リヴァー」、3月には「「グラディエーター」、4月は「シンドラーのリスト」のテーマ曲映像が公開されている。ミュージック・ビデオ撮影のロケ地には、2人の故郷クロアチアの風光明媚な世界遺産都市や国立公園、古代遺跡等オリジナル曲の世界観を生かした場所が選ばれ、映画のシーンのような映像は新たなファンを増やし続けている。

 3月22日には、ビートルズも演奏したロンドンの老舗ホール=パラディアムでの発売記念ライヴを行った他、9月にはニューヨークのラジオ・シティ・ホール、11月28日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールといった殿堂でのライヴ・デビューが決定しており、2017年は飛躍の年となりそうだ。来日は2016年7月24日のフジロックフェスティバル以来となる。単独ツアーとしては2012年1月、2013年2月、2014年3月、2015年6~7月に続きこれが5度目。5月10日、11日の大阪公演から始まり、広島、名古屋、仙台、函館、札幌、東京の7都市9公演25000人を動員する。

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