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大人とは違う「小児がん」の特徴とは?気になる症状と治療法を解説

大人とは違う「小児がん」の特徴とは?気になる症状と治療法を解説
小児がんについて、私たち大人はどれくらい知っているのでしょうか?子どものがんは、大人のがんと大きな違いがあり、子ども特有の傾向や特徴があるようです。

さらに、大人になっても続く問題点など、様々な問題を抱えながら社会生活を過さなければならないようです。

今回はそんな小児がんについて、少しでも理解を深めてもらうために、特徴や問題点など医師に詳しく解説していただきました。

小児がんの傾向、特徴

大人とは違う「小児がん」の特徴とは?気になる症状と治療法を解説
子どもにも大人と同様、体の様々な部位にがんが起こり得ますが、どこの臓器にがんが多いか、同じ臓器でもどのような種類のがんが多いかなど、大人とは異なる部分があります。

臓器を作る元となる細胞のがん化

胎児のときに、臓器を作るもととなった大元の細胞、植物でいうと芽にあたる未熟な細胞ががん化したと考えられる場合が多く、神経芽腫、腎芽腫、肝芽腫、網膜芽細胞腫などという名前が付いています。

これらの腫瘍は生後1年までに多く見られるため、生まれてからがんになったというより、生まれる前からがんの性質を持っていたと考えられます。

先天奇形や遺伝子・染色体の異常

生まれる前からあった異常が、がんの原因であることが多いとされています。

例えば、停留精巣という精巣がお腹の中にとどまっている奇形があると、精巣の腫瘍になりやすく、そのなりやすさは精巣をお腹の中から精巣に移動する手術を行った後でも変わらないとされています。

また、ダウン症やターナー症候群のような染色体の異常があると、様々ながんも発生しやすいです。

つまり、大人のがんに比べ、生活習慣や環境によって起こるがんは非常に少なく、生まれつきの要素により決まっている部分が大きいということになります。

そしてがんだけでなく、他の先天異常や疾患にも合わせて苦しめられるという状況になります。

大人のがんとの違い

大人は、増殖や細胞分裂の機会が多い組織ほど、遺伝子のミスコピーが起こりやすくがん化しやすいため、皮膚や腸の細胞など、頻繁に入れ替わる細胞のがんが多い傾向にあります。

子どもの場合はあまり増殖しない骨・筋肉などから発生する骨肉腫、横紋筋肉腫の割合がより高くなっています。

子どもに特徴的ながん1:神経芽腫

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神経芽腫とは

私たちの体には、意識しなくても24時間臓器を動かすための自律神経が張り巡らされています。

自律神経のうち交感神経は、胎児期に神経堤と呼ばれる体の部分からできますが、この神経堤の細胞ががんになるのが神経芽腫です。

交感神経は、副腎や背中・胸・首の体の後ろのほうを通っていますので、そのあたりに固まりを作ります。

症状

副腎に固まりを作ると、お腹を触った時にしこりを感じます。背中・胸・首の神経に固まりができると、神経が正常に作用しなくなり、まぶたが上がらない、歩けないなどの様々な症状が現れます。

また、このがんは転移しやすく、目の奥に転移して目が前に出てきたり、肝臓に転移して肝臓が腫れたり、骨髄に転移して貧血になったりします。

検査、治療内容

CTやMRIなど画像検査を行い、血液検査や尿検査でがんが発する酵素を計測します。

診断がついたら手術で固まりを取り、N-mycという遺伝子がどの程度多いかを確認し、それに応じて化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療、造血幹細胞移植を行いますが、一般的に根治には難渋するがんと言えます。

子どもに特徴的ながん2:腎芽腫

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