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CHiCO with HoneyWorks、“ファンと共に作るライブ”「今日もサクラ舞うZeppに」開催

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CHiCO with HoneyWorks、“ファンと共に作るライブ”「今日もサクラ舞うZeppに」開催

2014年、アニメ「アオハライド」のオープニングテーマ「世界は恋に落ちている」でのデビューから3年。10代から圧倒的な支持を集めるクリエイターユニット・HoneyWorksとの鮮烈なコラボレーションで疾走する“チコハニ”ことCHiCO with HoneyWorksが、5月2日、東京・Zepp Tokyoにて東京・大阪ワンマンライブシリーズ「今日もサクラ舞うZeppに」のファイナルを迎えた。

アニメ「銀魂」シリーズとは2度目のコラボとなる、4月26日リリースの6thシングル「今日もサクラ舞う暁に」を引っさげて行われたこのシリーズライブ。GW直前のZepp Tokyoには、学校帰りに駆けつけた制服姿のファンも多い。東京では今年最初のワンマンということもあって、開演前から会場を埋め尽くした約2500人のワクワク感で、早くもはち切れそうだ。

ステージが暗転すると、溜息のような歓声とともに、客席に一斉にピンクと赤のペンライトの花が咲く。拍手に迎えられてボーカル・CHiCOを支えるハニワバンド――バンマスのOji(Gt)、中西(Gt)、Hiroki169(B)、cake(Key)、AtsuyuK!(Dr)がポジションにつき、オープニングを飾る「恋色に咲け」がスタートすると、ステージセンターから颯爽とCHiCOが登場。

ニッコリ笑って右手を挙げたポーズを決めて軽やかに歌い出す。客席を埋め尽くしたピンクの光の花たちは、2曲目の「ハートの主張」でCHiCOの合図でジャンプを決め、大きな「OK!」の掛け声を弾けさせながら、もっと華やかに咲き誇る。桜の季節はとうに過ぎたというのに、ここZepp Tokyoはライブタイトルのとおり、まだまだ春が満開だ。大きな花柄のスカートをひるがえして歌いながら、みんなのノリにOKサインを出して微笑むCHiCO。ポカポカの陽射しを感じられるような、温かな熱気にあふれたオープニングナンバーに、みんなの心が躍っているのが分かる。

「みなさーん、こんばんは!CHiCO with HoneyWorksです!今日初めてチコハニのライブに来た人は?」と問いかけるCHiCO。客席のここかしこから、「ハーイ!」と元気に手が挙がる。緊張していて上手く話せないと言いながら、「今年のワンマンの目標は、“みんなでライブを作る”ことです。1曲、1曲、好きなように、みんなで一緒に作っていけたらいいな。今日のライブは今しかないですからね!」と語りかけ、こちらも春らしい温かさを感じる「恋のコード」へ。

戸松遥ナンバーでもあるアップテンポのHoneyWorksカバー「恋ヲウチヌケ」、軽やかな手拍子が跳ねる「ロクベル」で爽やかな風を吹かせたところで、ちょっと息を切らしたCHiCOから「次はあまりワンマンでやっていない曲です」と紹介されたのは…ハードな「ヒストリア」。それまでのアットホームな雰囲気から一変、CHiCOの振り絞るようなファルセットとシリアスなサウンドが絡み合い、熱のこもった空間をドラマティックに切り裂いていった。

じつは「恋ヲウチヌケ」と「ヒストリア」は、4月23日の大阪・Zepp Osaka Bayside公演では演奏されなかった東京限定曲。とくに「ヒストリア」は昨年12月の中野サンプラザ公演以来、久々に演奏したということで、MCではcakeが「カッコいいよね、中二病感が最高!」と語るなど、バンドメンバーのフレンドリーなトークが楽しめるのもチコハニワンマンのお楽しみ。会場からも、メンバーに温かい声援が飛ぶ。

会場を興奮に巻き込んだアッパーゾーンを一段落したCHiCO。「ここからは、しっとりと聴いてもらえたら嬉しいです」と促して、2曲のミドルバラードが披露される。切ない春の別れを静かに、時にエモーショナルに歌い上げる「ユキドケ」では、ミラーボールが会場いっぱいに雪を降らせ、美しいピアノから始まる「11月の雨」では、オーディエンスが揺らす青と白のペンライトが、客席に水たまりを作ったかのよう。

ステージをゆっくりと行き来しながら歌うCHiCOの姿も、雪が解けて雨に変わった風景を散歩しているように見えた。そしてCHiCOが次に紹介したのは「ママ」。「大人になって親に感謝することが多くなった」彼女が「すごく好き」と語るハニワ(HoneyWorks)のカバーナンバーを、情感を込めて歌い上げた。

バラードコーナーでしっとりと空気を変えた後は、再び熱いナンバーへ。「お待たせしました、新曲です!みなさんタオルを持ってください!」と、CHiCO本人が“タオルを振り回しても飛ばさずにすむ巻き方”を実演しながら「楽しんで行きましょう!!」と披露されたのは、最新シングル「今日もサクラの舞う暁に」。オーディエンスの「♪Wow oh oh」の大合唱と、回されるタオルの輪に合わせてステップを踏む、CHiCOの歌声が軽やかに響き渡った。

続いてもニューシングルからの1曲。「カップリングも聴いてくれました?今日やらなくてどうするんだって感じですよね」と笑うCHiCOの言葉に、「ロデオ feat.sana」を予想したオーディエンスたちが、口々におなじみのゲストボーカリストの名前を呼ぶ。「じゃあ呼んでもいいですか?」のCHiCOの掛け声に「sanaちゃーん!」の大合唱が起こり、sanaが登場。ふたりはハイタッチを交わしてステージを駆け回り、激しいロックンロールを決める。いつもはキュートな歌声を聴かせる“さなちこ”コラボだが、「ロデオ」のハードな曲調はとても新鮮だ。もう1曲、全員でかわいい振り付けを練習し、「これ青春アンダースタンド feat.sana」を賑やかにデュエット。大きな歓声がsanaを送った。

ここから、ステージはアッパーナンバーを畳みかけて熱さを加速する。「チコハニのこと好きですか?」と、CHiCOに導かれたコール&レスポンスで大声を振り絞った「イノコリ先生」、真っ赤なライトに照らされてハードに歌い上げられる「プライド革命」。曲ごとに色を変えるペンライトの波に負けないように、激しくアクションしながら声を張り上げ、「ウルフ」「identity」「color」と、CHiCOが熱いロックナンバーで情熱を爆発させていく。

「今年もワンマンができてほんとに嬉しく思います。今年で3年目を迎えているんですけど、去年はワンマンライブもたくさんやらせてもらって、幸せ者だなって思います。これからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします! 最初に言いましたけど、私は今日、最高のライブができてる気がするんですが…どうですかね、みなさん?」。CHiCOの言葉に、オーディエンスから大きな拍手と「最高!」の声が飛ぶ。CHiCOはうれしそうに微笑んで、本編ラストの「カヌレ」へ。「大きい声出せますか?」の彼女の声に応えるように、全員がピンクのペンライトを左右に振りながら、楽しそうに合唱し、ラストはみんなで大きくジャンプを決めた。

チコハニの名を呼ぶ声に迎えられてのアンコール。その1曲目は、彼女たちにとって最も大切な記念すべきデビュー曲「世界は恋に落ちている」だ。「歌って!」とマイクを差し出すCHiCO、印象的なメロディーを大きくシンガロングするオーディエンス。“いま、この時”を共に分かち合えている喜びが、全員の歌声から満ちあふれていた。

MCでは、7月30日からスタートする「真夏の2ndライブハウス・ツアー『i LiVE you』」に広島での追加公演が決定したことを知らせる。そして、全国ツアーを締めくくる8月26日の「日比谷野音スペシャルライブ『ナツのシナリオ』」は「ツアーの集大成、最高のお祭りにしたいと思ってます!」と意気込みを語って、ステージはいよいよラストへ。

「アイのシナリオ」では手拍子と合唱でZepp Tokyoをひとつに結び、CHiCOが晴れやかな表情で「最後、みんなで笑顔で終わりましょう!」と声を掛け、ハピネスがあふれ出す「ホーリーフラッグ」を熱唱。最後はsana&バンドメンバーと手を繋いで深々とおじぎ。

マイクなしで叫んだCHiCOの「夏のツアーで会いましょう!!」の声を、温かな拍手と大歓声が包み込んだ。デビューから3年。ライブのたびに、アーティストとして一回りずつしっかりと成長を遂げてきたCHiCO with HoneyWorks。“ファンと共に作るライブ”は、夏の全国ツアーでさらに大きな花を咲かせてくれるに違いない。

取材・文:阿部 美香
撮影:小川 舞

セットリスト
M1「恋色に咲け」
M2「ハートの主張」
M3「恋のコード」
M4「恋ヲウチヌケ」※東京公演限定
M5「ロクベル」
M6「ヒストリア」※東京公演限定
M7「ユキドケ」
M8「11月の雨」※東京公演限定
M9「ママ」
M10「今日もサクラ舞う暁に」
M11「ロデオ feat. sana」ゲストボーカル:sana
M12「これ青春アンダースタンド feat. sana」ゲストボーカル:sana
M13「イノコリ先生」
M14「プライド革命」
M15「ウルフ」
M16「identity」
M17「color」
M18「カヌレ」
<アンコール>
M19「世界は恋に落ちている」
M20「アイのシナリオ」
M21「ホーリーフラッグ」

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