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福岡伸一が考える「未来に向けて準備すべきこと」

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福岡伸一が考える「未来に向けて準備すべきこと」
J-WAVEで放送中の番組「TOPPAN FUTURISM」(ナビゲーター:小川和也・相楽樹)。5月7日(日)のオンエアでは、生物学者の福岡伸一さんにお話を伺いました。

フェルメールに造詣が深く、書籍も出版している福岡さん。

小川:人工知能がフェルメールの絵を描く能力を学んで、フェルメールの新作を描くなんてことは有り得るんでしょうか?
福岡:おもしろい展望だと思いますね。フェルメールがどんな色で、どんなタッチで、どんな角度から人物を描くかなど、個別のデータを学ぶことができれば模倣することは可能かもしれないですよね! 見てみたいですね。どれくらいフェルメールっぽく描いてくれるか楽しみですよね。

さらに小川から福岡さんに「近い未来に向け、私たち人間がやっておくべきことは何でしょうか?」と質問。それに対する福岡さんの「それは、絵、あるいは写真のフレームの外側に思いを馳せるということだと思います」という回答には、小川と相楽は「深いですね…」と感心。

「ほとんどの絵っていうのは四角いですよね。写真も四角いですよね。でもそれは切り取られた窓なわけです。その外側が本当は広がってるわけじゃないですか。バーチャルリアリティ技術、あるいはAI(人工知能)の技術はその外側にまで我々の視覚や体験を延長し、外装してくれる可能性を持っているわけです。これまで美術品、芸術品というのはどうしても限られたウィンドウから世界を覗くっていう意味で作られているので、四角いフレームの中に閉じ込められてたわけですよ」(福岡さん)

たとえばフェルメールの絵を描かれた順番に並べてみると、絵と絵の間にある“行間”が立ち上がってきて、絵の外側にあるフェルメールの試行錯誤の軌跡や、「この絵では実現できなかったことを、あの絵で描いているんだな」ということが想像できるそう。

福岡さんは「フレームの外側に我々が想像力を広げるということが、そのままVRやAIが未来にやるべきことにつながっていくんじゃないかなと思います」と続けていらっしゃいました。

デジタルデバイスなどは、視覚や思考に枠を作って切り取ってしまいがちとのことで、そこからどうやって想像力や視野を広げていくかが、AI時代の人間にとって重要になっていくそう。「我々が心しておかないといけないことなんじゃないかなと思いますね」と福岡さんは結んでいました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時−21時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

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