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徹底的に鍛えられた走りと高い品質に注目のトヨタ C-HR(試乗レポート)

▲話題の新世代プラットフォーム「TNGA」を採用した、プリウスに続いた第2のモデル「C-HR」(画像はGグレード)

▲話題の新世代プラットフォーム「TNGA」を採用し、プリウスに続く第2のモデル「C-HR」(画像はGグレード)

4WDターボのS-Tが好印象だったプロトタイプ試乗会から3ヵ月

発売1ヵ月で4万8000台受注と、トヨタの新世代プラットフォームTNGAを使ったコンパクトSUV「C-HR」の人気は想像以上であるのはご存じのはずだ。

以前、プロトタイプの試乗会はテストコースで行われた。1.2リッターターボ4WDの17インチ仕様、S-Tグレードが個人的にはバランスが良く1.8リッターハイブリッドモデル、Gグレードはもう一歩と感じた。今回は一般道での試乗会で、路面のわだちやうねりなど、道路の状況が全く違うため、静粛性に大きく違いが出るであろう。S-T、Gに加え、1.2リッターターボ4WDの18インチモデル、G-Tグレードにも試乗できたので、その模様をお伝えしたい。

他には真似のできない質の高いボディデザインとインテリア

今までのトヨタ車と違い、ボディ表面を複雑にすることで陰影が生まれ、質の高いボディデザインとなっている。またインテリアもダッシュボードの手触りがソフトで、ドアトリムもしっかりとしていて質感が高く、所有する喜びを与えてくれそうな雰囲気だ。

市街地でも堂々としたスタイルのC-HRだが、運転席に座れば前や横の見切りもよく、ボディを小さく感じさせるデザインとなっている。この点は最も評価するべきであろう。なぜなら操縦安定性と側面衝突の性能を向上させようとすると、ボディが大きくなってしまうため、他社にはなかなか真似のできない部分だからだ。

▲サイドにくっきりと影が現れ、シャープなボディになっている

▲サイドにくっきりと影が現れ、シャープなボディになっている

▲こちらはG、G-Tに採用されている内装。肌触りの良いダッシュボードの下には金属調のパネルが広がっており、質の高さを強調している

▲こちらはG、G-Tに採用されている内装。肌触りの良いダッシュボードの下には金属調のパネルが広がっており、質の高さを強調している

一般道試乗で見えた、ハイブリッドモデルの進化点

最初は4WDターボの18インチ仕様、G-Tグレードから試乗する。一般的にホイールが大きくなるとタイヤの厚みが薄くなり、硬めのタイヤを履く結果になるので、乗り心地が犠牲になることも多々あるが、精悍さが増し、コーナリングも安定する。しかし、C-HRの場合、インチアップされていても、それを見定めて作られているのでバランスが良い。

高速道路ではとても気持ちの良い加速だ。サスペンションの安定感、1.2リッターターボとは思えない伸びやかなトルク、雨などの天候不良時に4WDの威力を十分に発揮することをよく理解してのセッティングだ。使用する速度が、日本と比べ高い欧州で対応するため、車体の安定性をサーキットから一般道まで徹底的に走り込み、鍛えられたというのはこの部分であろう。

続いていささか懸念していた1.8リッターハイブリッドモデル、Gグレードだ。ボディ剛性が4WDターボに比べて明らかに低いことはプロトタイプ試乗会で理解していたが、今回の試乗会では、ボディ剛性もコーナリングや高負荷がかからない領域で前回のプロトタイプより静粛性が向上している。一般道のフラットな路面で、静粛性、乗り心地はテストコースよりも印象が良い。静粛性と高い燃費性能を持つハイブリッドモデルは、ストップ&ゴーが多い市街地で圧倒的に有利である。ただし高負荷でのエンジンの音と微振動の対策は、今後の課題であるが、一般走行ではまずそのような領域を頻繁に使うユーザーはほとんどいないはずだ。

まとめ

テストコースから一般道まで幅広く評価した結果。質感の高いエクステリアとインテリア、静粛性も高く安定した走りが揃った車である。このクラスの車がお手頃価格で買えるとなると、いち早く市場は反応する。ということを販売台数から読み取れるモデルがC-HRである。

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