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早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説

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早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説
女性に多いとされるバセドウ病 。甲状腺ホルモンの異常によるものですが、妊娠に非常に大きな影響を与えることをご存知でしたでしょうか?

バセドウ病で妊娠を望む場合の、リスクや治療内容について詳しく解説いたします。

バセドウ病とは

早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説
バセドウ病とは、簡単にいえば甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気です。甲状腺は喉のやや下部分、気管の目の前あたりにあり、体の代謝を正常に保つために非常に重要な役割を持っています。

しかし、ホルモンが必要以上に作られてしまうと、代謝が異常になり、少し動いただけで全身から汗が噴き出てきたり、ちゃんと食事をしているはずなのに異常に体重が減ってしまったりします。

生理不順やそもそも生理が来なくなったという症状も多いです。

20代・30代の女性に特に多く見られ、男性と比較すると4〜5倍の罹患率となります。実はそれほど珍しくはない病気なのです。

しかしバセドウ病は妊娠に非常に大きな影響を与えるため、しっかりと治療しなければなりません。

バセドウ病の原因

早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説
バセドウ病の原因は、免疫システムの異常です。本来免疫というのは外部から侵入してきた細菌やウイルスを攻撃し、体を守るために働いてくれています。

ところが、まれに何らかの理由で自分自身の体を攻撃してしまう抗体が作り出されてしまうことがあり、その抗体が甲状腺を刺激し続けてしまうのがバセドウ病の原因となります。

なぜそのような抗体が作られてしまうのかは、いまだに原因が明らかにされていません。

そのため、完治に至るともかぎりません。しかし投薬治療などでホルモンの分泌を抑え、全く問題なく日常生活を送ることはできます。

バセドウ病で妊娠は可能?

早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説
もしバセドウ病を発症していた場合、治療せずに妊娠してしまうと流産や早産などリスクが高まってしまいます。

妊娠時は女性ホルモンの分泌が非常に重要ですから、ホルモンバランスが崩れた状態で妊娠するのは危険が伴うのです。

しかしバセドウ病になってしまうと、もう妊娠は全くできなくなるのかというとそうではありません。投薬治療を行うことで症状が安定し、問題なく日常生活を送っているという人は多いです。

それと同じように、妊娠する場合でも投薬治療によって症状を安定させることができれば、他の母子さんと同じように子どもを産むことができるのです。

実際にバセドウを患っていたけど、元気な子どもを産んだ患者さんもたくさんいます。

ちなみに妊娠中は比較的症状が落ち着いていますが、出産後にまた症状が悪化してしまうことがあります。それも薬を服用することでまた次第に落ち着いてくるので、焦らず医師の指示に従ってください。

妊娠準備のためにバセドウ病で服用する薬

早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説
ではその妊娠の準備のために、いったいどんな薬を飲んでいくことになるのでしょうか。バセドウ病の治療に使われる薬は2種類、チアマゾールとプロピルチオウラシルの2種類です。

チアマゾール

バセドウ病の最も代表的な薬で、甲状腺ホルモンを抑える効果があります。非常に素早く効き目現れ、副作用の心配も非常に少ないため、バセドウ病と診断されたらまず第1に処方される薬です。

服用してから1週間ほどで痒みやじんま疹などが出てくることもありますが、2〜3週間すると次第にそれも引いていきます。

ちなみに「メルカゾール」と表記されることもありますが、こちらは成分の名前でではなく商品の名前であり、中身は同じです。

副作用の少ないチアマゾールですが、妊娠中に使用すると胎児への影響が確認されています。

プロピルチオウラシル

甲状腺ホルモンを抑える効果のある薬で、胎児への影響はほとんどない妊娠中の薬となっています。

効果はややチアマゾールに劣り、またすこし肝臓への負担が大きいため、普段の優先度はやや低め。

しかし妊娠中の期間だけと限定をすればそのリスクも抑えることができます。

また「チウラジール」や「プロパジール」と表記されていることがありますが、2つも商品名であり中身は同じです。

まず妊娠までの準備段階ではチアマゾールを服用して症状を落ち着けていき、そして妊娠中はプロプリチオウラシルを服用していく流れになります。

授乳期間もプロピルチオウラシルを服用することが多いです。

バセドウ病の治療時の注意点

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バセドウ病の薬の効果は非常に高く、薬を服用すればほとんどの人は症状が安定していきます。

ですが、それでも薬を使い始めてすぐに妊娠可能という訳ではありません。

投薬治療以外を選んでも同様です。バセドウ病には投薬治療の他にも手術治療と放射線治療がありますが、どちらの治療法を選んでも、妊娠まではしばらくの間、時間を置くことが必要です。

どちらを選んでも治療直後は甲状腺機能が低下していることがあるため、やはり治療してすぐに妊娠という流れにはならないのです。

元気な子どもを産むためには、焦らずに自分の体を治療することに専念するようにしましょう。

1番怖いのはバセドウ病だと気が付かないこと

早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説
このようにバセドウ病をしっかりと治療すれば元気な子どもを産むことができます。ただ1番怖いのは、自分がバセドウ病にかかっていることに気が付かずに妊娠してしまうことです。

バセドウ病は珍しい病気ではない分、自分がかかっているということに気が付いていない人もいます。少しでも異常を感じたら医療機関への相談を心がけましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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