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女性SSW代表格シェリル・クロウ、自身のスタイルを貫いた『ビー・マイセルフ』(Album Review)

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女性SSW代表格シェリル・クロウ、自身のスタイルを貫いた『ビー・マイセルフ』(Album Review)

 女性シンガー・ソングライターの代表格、シェリル・クロウのおよそ4年振りとなる新作、『ビー・マイセルフ』が2017年4月21日にリリースされた。プロデューサーに、「エヴリデイ・イズ・ア・ワインディング・ロード」(1996年)や「ソーク・アップ・ザ・サン」(2002年)など、シェリルの代表作を手掛けてきたジェフ・トロットを迎え、さらにエルヴィス・コステロやパール・ジャムといった大物のヒット作を送り出した、チャド・ブレイクがエンジニアとして参加している。

 本作は、カントリー・アルバムとしてリリースした前作『フィールズ・ライク・ホーム』(2014年)とは一転、“原点回帰”をテーマとした、大人ロック満載の1枚。先行シングル「ハーフウェイ・ゼア」は、デビュー初期のナンバー彷彿させる、90年代風ポップ・ロック・チューンで、ギターには、ゲイリー・クラーク・Jr.が参加している。

 その他にも、「ラン・ベイビー・ラン」を思わせる「ロング・ウェイ・バック」や、「オール・アイ・ワナ・ドゥ」のような初夏にピッタリのサマー・チューン、「ビー・マイセルフ」や「ローラー・スケート」など、デビュー作にして自身最大のヒット作となった、『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』(1993年)のリメイクとも言えるようなナンバーが目白押し。もちろん、当時では表現できなかったような、年齢を重ねたからこそ出せる味わいもあり、優しく、諭すように歌う「ラヴ・ウィル・セイヴ・ザ・デイ」では、洗練された大人の女性が表現されている。

 制作中に行われた、アメリカ大統領選が歌詞に強く反映されていると話すシェリル。政治的な内容や社会に対する考え方、愛についてもしっかり書かれた歌詞の内容にも注目。

 まったく違うコンセプトで作られてはいるが、前作『フィールズ・ライク・ホーム』に収録されていた、カントリー・ロックを思わせる節を感じられる曲もあり、懐かしいようで新たな一面も伺える1枚。売れるためのアルバムというよりは、やりたいこと、リスナーの反響、自身のスタイルを貫いた内容といえる。御歳55歳とは思えない、目をみはるような美貌も健在。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『ビー・マイセルフ』
シェリル・クロウ
2017/4/21 RELEASE
2,654円(tax incl.)

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