目から鱗! 日本もかつては○○にあふれた国だった?

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目から鱗! 日本もかつては○○にあふれた国だった?
J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。4月24日(月)のオンエアでは、テキスタルデザイナーの鈴木マサルさんをゲストにお招きしました。

鈴木さんは多摩美術大学の染織デザイン科出身。デザイン事務所勤務を経て1995年に独立。そして2005年から自身のブランド「OTTAIPNU(オッタイピイヌ)」を設立し、2010年からはフィンランドのブランド「marimekko(マリメッコ)」のデザインも手がけています。

OTTAIPNUという言葉は鈴木さんの造語で、意味はなく、若気の至りで名付けてしまったそうですが、後から「フィンランド語っぽいスペル」と周りから言われることが多く「よかった」と思ったそうです(笑)。クリスも「てっきりフィンランド語で“森の精”とかそういう意味かと思ってた…」と告げていました(笑)。

“テキスタイル”を日本語にすると“布”となり、服なども含まれますが、鈴木さんは主にインテリアや生活空間の中のテキスタイルを手掛けています。スタジオには鈴木さんの新作の傘を持参いただきましたが、「我ながら派手」「傘をさすのに勇気がいる」と鈴木さん自身もコメントされるようなデザイン(笑)。でも「ビニール傘とか黒い傘を差すのとはまったく違う、気持ちの変化みたいなものが現れるだろうなと思って、気持ちが明るくなるようなものを作りたくて」デザインされたそうです。

クリスが「上から見たらキレイでしょうね」と話すと、実際、鈴木さんは雨が降っている日に、渋谷のスターバックスから交差点を見下ろしながら「この交差点の傘が全部色とりどりになったらどんなに素敵だろう」と思ったのがきっかけだったのだとか! 大きな柄を用いたデザインはマリメッコから影響を受けたそうですが、マリメッコの象徴的な花柄は、暗い気候のフィンランドで気持ちを明るくするために生まれたことから、鈴木さんは「色とかそういうものには人の気持ちを高揚させるような要素があるのでは」と考えていると言います。

「生活空間の布といえば…」とクリスが連想したのはカーテン。背景になるため無地が選ばれることが多いですが、鈴木さんによると海外では色や柄を躊躇なく使うことも多いそう。鈴木さんは「かつては、ふすま絵とか凄まじい極彩色でやっていて、すごい色にあふれた国だったはずなんですけど、いつの間にかこんなに地味になってしまった」と回答。さらに「ひとつの壁がきれいな色で埋め尽くされていても、それはそれで日本的であるような気もするんですけどね」と続けると、クリスも「それはちょっと目から鱗でした…」と感心している様子でした。

そんな鈴木さんは、「鈴木マサルのゴールデンウィーク−傘とテキスタイル−2017」という展覧会を4月29日(土)から5月7日(日)までライトボックススタジオ青山で開催。続けて5月10日(水)から7月10日(月)まではファミリア銀座本店1階で「familiar ZOO by Masaru Suzuki」も開催されます。気になった方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時−16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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