法整備が進み、経験ゼロから始められる副業として注目!「民泊ビジネス」のはじめ方

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法整備が進み、経験ゼロから始められる副業として注目!「民泊ビジネス」のはじめ方

■「民泊ビジネス」を始めるなら今がチャンス

会社の給料だけでは、お金が貯まらない。老後に向けて資産を増やしたい。

人生半ばに差しかかると、そんなお金についての不安は高まっていく。そこで一念発起して「個人でできるビジネスを始めたい」「会社の給料とは別に稼げる副業を始めたい」と考える人は少なくないだろう。

これまで、いわゆる「副業ビジネス」には、株や投資信託、アフィリエイト、輸入販売、不動産などがあった。しかし、そのどれもが、今や稼げるビジネスとは言えなくなっている。そんななか、今、新たなビジネスが注目を浴びている。

2020年の東京オリンピックを間近に控え、ニュースなどでも話題になった「民泊ビジネス」だ。

近年、外国人観光客を取り込むために「特区民泊」などの法整備が進み、その経緯は報道もされたので「民泊」というキーワードは記憶に新しいだろう。少し前までは違法のケースが多かったこのビジネスは、今、合法的に出来る副業に変わっているという。

新たに生まれたこのビジネス。将来的な需要を考えると副業としては魅力的だ。しかし、何から始めたらいいかわからないという人がほとんどだろう。

そのガイドブックともなる書籍が『特区民泊で成功する!民泊のはじめ方』(新山彰二著、秀和システム刊)だ。

著者の新山氏は、三年前まで普通のサラリーマンだったが、民泊ビジネスで成功を収めており、本書ではそのノウハウを学ぶことができる。

著者によれば、外国人観光客向けの宿泊サービスの需要は拡大し続けているという。

日本政府観光局(JNTO)による外国人の訪日人数は、2012年に835万8105人だったのが、2016年には2403万9000人にのぼっており、5年間でおよそ3倍になっている。

オリンピックイヤーが近づくにつれ、この数字が加速するのは明らかだ。

今から始めれば、その恩恵に与れるチャンスはまだまだあるだろう。

■「民泊ビジネス」は何から始めればいいの?

ビジネスを始めるときに一番大変なのは、まずそのビジネスに関する勉強をしなくてはいけないことだ。

しかし、本書では事務的な手続きから、運営の方法、著者の体験を基にトラブル対処法などが、懇切丁寧に解説されている。またこの先、法整備が進むことも期待できるので、今から始めておけばスムーズに運営まで行き着くことができるだろう。

このビジネスを手がけるには、やるべきステップが大きく分けて3つある。

1.物件を入手する

2.関係局に民泊の申請をして許可をとる

3.民泊仲介サイトに登録して、運営をする

ハードルが高い印象を受けるが、関係局への申請手続きは窓口で聞けば丁寧に教えてもらえるし、書式もお手本通りに書けばいい。不安があるなら、身近な詳しい人や行政書士に相談するという手もある。

物件の入手は、プライベートでアパートやマンションを借りる際の流れと変わらない部分もあるので、一人暮らしや引越しの経験があればそこまで戸惑うこともないだろう。

運営についても、民泊ビジネスの先達である著者が、本書で微に入り細に入りポイントを教えてくれるので心配は無用だ。

著者によれば、このステップの中で特に重要なのは「物件選び」だという。

関係局への申請や民泊仲介サイトに登録後の運営は、全体の流れさえ把握できれば、あとはやればやるだけ慣れていく。しかし、物件の良し悪しは集客に直結するだけにリサーチが欠かせない。

ポイントになるのは、

・「自宅や職場から離れすぎておらず、管理しやすい場所かどうか」

・「観光地の近くや、観光地にアクセスしやすい駅が近いかどうか」

この二つだ。

最初は物件数も一つか二つに絞り、管理や運営に慣れて行くことも大切だ。「このビジネスで稼ぐぞ!」と意気込みすぎて、一気にたくさんの物件を回そうとするとリスクも高まるので気をつけよう。

■外国人観光客の対応に英語スキルは必須?

民泊のターゲットは、日本人よりもむしろ外国人観光客がメインだ。

そうなると、「英語が全くできないから、自分には無理そうだ……」と始める前からあきらめてしまう人もいるだろう。

実際、運営をする上では、仲介サイトに英語や韓国語、中国語などで紹介文を書いたり、宿泊客との個別対応にも英語などのスキルが必要になったりする場面はあるという。

しかし、現在はその不安をカバーできる便利なツールがある。外国語の翻訳ツールだ。

昨今では、英語のみならず、アジア、ヨーロッパ、イスラム圏の言葉まで翻訳できるサービスがネット上にある。

もちろん翻訳サービスも完璧ではないが、英語が得意な友人などに翻訳したテキストを見てもらえば問題はないという。

著者自身も、元々英語は苦手だったが始めた当初は翻訳ツールを大いに活用していたという。

「素人の自分に、ビジネスなんてできるだろうか?」と思う人もいるだろう。

しかし、本書では、本職の傍らで民泊ビジネスを手掛けながら1年余りで稼げるようになった人の話や、特別なスキルがないまま始めてもビジネスを軌道に乗せた人の話も紹介されている。

著者も、本書の最後に「実践することが大切」と述べている。理想とする人生やライフスタイルを現実のものにするには、何よりも「実践」が必要なのだ。

本書を読んだら、まずは最初のステップである「申請に必要な書類」を役所に取りに行く、ということだけでもやってみてはどうだろうか?

その一歩が、人生の大きな転機になるかもしれない。

(ライター:大村 佑介)

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