自転車利用者の信号待ちを軽減する世界初の支援ツール「Flo」がオランダで誕生

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「Flo」のイメージ図約31万人を擁するオランダ第四の都市ユトレヒトは、世界的な自転車都市として知られている。

一般世帯の96%が1台以上の自転車を所有し、住民全体のおよそ3分の1にあたる10万人以上が、通勤や通学、買い物などで、日常的に自転車を利用しているそうだ。

・青信号で通過するために適した走行速度をアドバイス

道路脇に設置するポール方式の「Flo」ユトレヒトに拠点を構える「Springlab(スプリングラボ)」は、世界で初めて、自転車利用者向け信号情報活用運転支援ツール「Flo」を開発した。

「Flo」は、信号の長さやタイミングを制御する交通制御システムと連携しており、信号から約100メートル手前で各自転車の走行速度を計測し、青信号で通過するためのアドバイスを自転車利用者に提供するのが特徴。

具体的には、青信号で通過するために速度を上げたほうがいい場合は“カメ”、下げたほうがいい場合は“ウサギ”、順調なペースならば“サムズアップ”、信号待ちが避けられない場合は“ウシ”のマークが、LEDスクリーンに表示される仕組みとなっている。

・ユトレヒトの自転車道路に世界で初めて設置

「Springlab」では、2016年11月、600名のサイクリストを対象に実証テストを行ったのち、2017年4月19日に、ようやくユトレヒトの自転車道路で1台目の「Flo」を設置。

自転車利用者の信号待ちへのストレスを軽減し、交通の流れをスムーズにするためのツールとして、期待されている。

Flo

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