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この「勉強法」は、やってはいけない

「資格の大原」でおなじみ、大原学園で講師を務めた経験をお持ちで、『30代で人生を逆転させる1日30分勉強法』著者でもある石川和男さんに、失敗しない社会人の勉強法、特に「やってはいけない勉強法」について教えていただきます。f:id:k_kushida:20170420134141j:plain

あなたは、勉強のやり方を間違えていませんか?

私が社会人になって初めて取得した資格は、9割以上が合格する簡単な試験でした。それでも受かる喜び、合格証書を手にすることに快感を覚えました。その後、難易度を上げ建設業経理事務士1級、宅地建物取引主任者試験、最終的には税理士の資格を取得しました。

そののち、専門学校に勤め、多くの受講生の方々に教えるという機会も頂きました。

なので、私は「教わる側」と「教える側」のどちらも経験しています。

トータル15年間にわたる資格取得の勉強と14年間の講師生活、この中で見えてきた非効率的な勉強方法を今回は紹介していきたいと思います。特に忙しいビジネスパーソンにとって時間は貴重です。時間を無駄にしないためにどのように勉強を進めればいいのか、お伝えしていきます。

「美人すぎる○○」は、勉強にはいらない

ネット上では「美人すぎる○○」というキーワードで、美人すぎる市議からはじまり海女、書道家、車掌、歯科医、獣医、日本画家……様々な職業につく綺麗な女性が紹介されています。

しかし、こと勉強については、「美しさ」は全く必要ありません。「美人すぎる○○」ではありませんが、例えば綺麗なノートなどは不要です。

さて、綺麗すぎるノート。

サブノートという形でテキストをまとめたり、講義内容をまとめたりする人がたまにいます。字がうまい人に、おちいりがちな罠です。特に小学校時代に「○○ちゃんはノートの取り方が綺麗だね」とか「字がうまいね」と褒められた方に多い罠です。私も幼稚園から書道を習っていたため字を書くことには自信があり、以前はテキストや黒板を丸写しするなど無駄な作業をしていました。

税理士試験の受験生でも、綺麗なノートを作ることに力を入れている人が10人に1人はいました。湯水のように時間があれば、まだ良いでしょう。しかし試験までの限られた時間の中では綺麗なノートを作っている暇はありません。

そもそもではありますが、まずサブノート作りをやめましょう。テキストの重要箇所に線を引けばサブノートと一緒です。

試験勉強は、書くことが目的ではありません。覚えること理解することが重要です。そして、唯一最大の目的は受かることなのです。貴重な時間を自己満足の芸術的ノート作りに終わらせては駄目なのです。

ただし綺麗なノートは不要ですが、間違いノートは必要です。次から次へと出てくる疑問を暗記できる能力のある人はいません。気になる疑問を頭の片隅に残しながら勉強を先に進めるのも集中力が削がれます。

間違えた箇所に付箋を貼ってもテキスト、問題集、模擬試験……それぞれに貼っていくと散漫になります。しかも付箋は一時的なら良いですが、1年近く貼っておくと何度もページをめくる度に、はがれやすくなり、最悪どこかへいってしまいます。私もカバンの片隅に「へなっ」となって折れ曲がった黄色い付箋が張り付いていたことが何度かありました。

もう少し詳しく、この「間違いノート」について説明します。

間違えた箇所は、1冊のノートにまとめます

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間違いノートの作り方で注意するのは3つだけです。

1つ目は、十分に余白を取ること。もともと間違えた箇所なので、後から補足説明や気づいたことを加えたくなります。そのときに余白の無いノートだとコメントが書けなくなります。

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