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何度も死にながら国を治めるSLG『Reigns』 2択の決断を繰り返した先に待つ、王国の行く末とは

人間なら誰しも、日々決断しながら生きている。ランチに何を食べるかという些細なものから、どの進路に進むべきかという重大なものまで。そして、一つ一つの決断が人生を形作っていく。

ときには、目の前に広がる膨大な数の選択肢に対して、物事がもっとシンプルだったらいいのに、と思うこともあるだろう。そう、たとえば2枚のカードから1枚を選ぶような、シンプルな選択肢が欲しいと。

2択の決断で自分の人生が、そして国の行方が決まっていく――そんなゲームが、今回紹介する『Reigns』である。
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王となり、国の存亡に関わる「2択」を選び続けよ

プレイヤーは王となり、次々に迫られる2択の選択肢を左右のスワイプで選び続け、王国を繁栄させていく。

ストーリーは以下のようになっている。
若き王の前に、亡霊が現れて告げる。「4つの勢力の均衡を保ち、王国を繁栄させるべし」と。また、王は死んでも記憶を継承し、王朝が続く限りその呪いは終わらない。解放されるには、悪魔の力を借りるしかないと言うが……。

様々な人物が王の前に現れ、決断を迫る。プレイヤーは問いに対して、2択で答える。YESかNOか。関心か無関心か。戦争か和平か。その答えによって、王自身の行く末が変化し、王国の歴史が紡がれていく。
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4つの「パワーバランス」で国家を調停する

前述のとおり、プレイヤーは王として2択の決断を次々に下していく。その結果として、「教会、人民、軍事、国庫」の4つのパワーバランスが変化していく。 4つのうちいずれかのパラメータがゼロ、あるいはMAXになると王は死んでしまう。 ゲームの目的は、このパワーバランスをうまく維持して、できるだけ長く生き永らえることだ。

たとえば軍事パラメータがMAXになると軍によるクーデターが発生し、ゼロになると隣国に攻められ城が陥落してしまう。どちらに転んでも王は悲劇的な最期を迎えることになる。

ここで求められるのは、筋が通った一貫性のある言動ではなく、あくまでバランスを取ること。優しいだけでも、厳しいだけでも国の運営は成り立たないのだ。

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可愛いグラフィックだが、王に迫られる選択は非常にシビア。

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死してなお治世 繰り返しのプレイが楽しい

運悪く王が死んでしまっても終わりではない。むしろ、そこからが長い治世の始まりである。

何度も死を迎えることで、どの選択肢がどのパラメータに影響を与えるかを徐々に覚えていき、次の王の選択に活かすことができる。よりよい選択は王を延命させるだろう。
一人の王の在位期間は記録として残るので、ハイスコアを目指すのがやりこみ要素の一つだ。

また、選択肢によっては新しいキャラクターがアンロックされたり、選択結果が王の功績として記録されたりする。繰り返しのプレイでこれらのコンプリートを狙うのも楽しい。

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YES/NOの選択肢を選び続けるというシンプルな操作が特徴の『Reigns』。しかし中身は奥深く、繰り返しのプレイが楽しい良作である。

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