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「ファッション界にも黒人差別はある」24歳のモデルが語ったこと

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「多様性」という言葉を聞いて思い浮かぶことのひとつが「美しさ」。

その代表的な存在というべきモデルが、ファッション業界とレイシズムについて声をあげました。

ファッション業界にいまもはびこる黒人差別

アメリカで警察による不当な黒人射殺事件が相次ぎ、黒人差別にスポットが当たった2016年の夏。

同じような黒人差別はファッション界にも存在する、として、ファッション業界に向けて書いた手紙を公開したのが24歳の黒人モデル、エボニー・デイビスです。

手紙のなかで彼女は、このように述べています。

ファッション業界の一員として、私たちは言論の自由を体現しています。何が美しいか、何が受け入れられるのかは、私たちが社会に植え付けてしまうのです。黒人社会が抱える問題を無視して、黒人文化を楽しむことはこれ以上受け入れられるものではありません。

(「W Magazine」より翻訳引用)

彼女の手紙はTwitterを通してたくさんの共感を呼び、TEDトークのスピーカーとして招かれるまでになりました。

人種で「多様性」をカテゴライズする時代は終わった

TEDトークの舞台上で、彼女はファッション業界にはびこる差別について、実体験をもとに熱く語っています。

黒人モデルにあてがわれた人数枠に制限があること。アメリカ出身と答える彼女にルーツをしつこく聞く人がいたこと。ルックスの良さからミックスであると決めつけられたこと。

また、黒人の髪の扱いを知らない白人ヘアメイクから、許しがたい扱いを受けたこともあったのだそう。

問題は、人種ありきである、いままでのファッション業界のありかたです。

すでに「多様性」は、人種といった単純なものでは測れないものになっています。さらには、性別や国籍、性的指向で表されるのではなく、ひとりひとりにとっての自然体のなかにあるもの

人種という大きな概念で「多様性」をカテゴライズする時代は終わったのです。

ありのままを受け入れることは平等な社会に不可欠

ebonee davisさん(@eboneedavis)がシェアした投稿 – 2017 1月 9 2:51午後 PST

2016年に、髪をストレートにすることをやめて本来のカーリーヘアに戻したエボニー。

その後、「カルバン・クライン」や「アディダス」といったトップブランドのキャンペーンモデルに抜擢されます。

本当はモデルに憧れていません。タイラ(バンクス)やナオミ(キャンベル)が居たけれど、彼女たちはまるでバービー人形みたい。そして私は全然バービー人形みたいじゃなかったから。

(「W Magazine」より翻訳引用)

ありのままの美しさを表現したことで賞賛を浴びたエボニー。

でも、彼女が強調するのは、

「ファッション業界は決して美の基準を反映しているだけではなく、現在の民主主義的平等をも反映している」

ということ。

個々の多様性を受け入れ始めたファッション業界が、今後どういう方向へと進んでいくのかは、世界がどう進んでいくのか、というところにつながっていくはず。

だからこそ、誰もが自分に誇りを持って生きることができる社会を作っていくために、もうファッション業界の動向を無視することはできないのです。

W Magazine

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