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周りから「応援される人」が大事にしている“たった1つのこと”

コミュニケーション総合研究所代表理事の松橋良紀さん。そんな松橋さんに「コミュニケーションの極意」についてお話しいただくこのコーナー。第14回目は「周りから応援される・賛同してもらえる人が大事にしていること」についてです。f:id:k_kushida:20170419123838j:plain

私は、上京してから34年ほどの間に、10回ほど引っ越しをしてきました。平均すると3~4年に1回ということですね。そのたびに、いろんな賃貸仲介業者にお世話になりましたが、とても印象に残っている担当者がいます。

インターネットで良さそうな物件があり、メールで問い合わせをして、図面を送ってもらったときのことです。

通常であれば、挨拶文は、「お問い合わせを頂きましてありがとうございました。様々な物件がありますので、ぜひ当社をご利用ください」という文面くらいです。一度に10社を超える賃貸仲介会社に問い合わせしましたが、返事のほとんどはそういった内容です。

ところが一社だけ、とてもインパクトがあったメールがあり、頼むならこの人にしようと思いました。以下、彼のメールを紹介します。

「お問い合わせを頂きましてありがとうございました。まずは今回のお引っ越しのご条件のみを詳しくお聞かせいただければ、松橋様が平日のお仕事中に、私が松橋様の代わりとなって、不動産専用サイトを駆使し、インターネット掲載前の情報を含め最新情報をお探し致します。そのあとは私○○のご連絡をお待ちいただくだけでいいのです」

まあ、ここまでは、とても情熱を感じますが、似たようなことをおっしゃる人はいました。私が「この人に頼みたい!」と思ったフレーズはこのあとです。

「ここで松橋様にはお伝えしておきますが、実は私○○は、物件を探し尽くす事が趣味みたいなものなのです(笑)最善を尽くします!!」

10社くらいから連絡がありましたが、「物件を探し尽くす事が趣味みたいなものなのです」というフレーズが気に入って、この方にお願いしようと決めました。

現在の物件情報は、不動産会社専用の物件情報サイトで共有されます。ですから、賃貸の仲介は、どこに頼んでも変わりません。

どの業種にも共通していることだと思いますが、商品やサービスを選ぶときに、機能や特徴は似たり寄ったりのもので、一般消費者から見れば、商品の差はないに等しいようなものがほとんどです。ですから、商品を選ぶ基準は、営業や販売の担当者ということなります。

「機械的に、単に仕事だからやってる」という人は、どんどん淘汰されます。また、熱心な営業だとしても、多くのセールスマンは、商品の強みや特徴を「これでもか」というぐらい熱心に話します。

ですが、人が心を動かすポイントは、強みや特徴機能ではありません。

どんな想いでやっていますか?

私は心理学を学び始めてから30年近く経ちます。

20代の頃は、自分に自信が持てず、人見知りで、初対面の人とは何を話したらいいのかわからず、対人関係ではいつも悩みだらけでした。

心理学を学んでから、自分自身がちょっとしたスキルを使うことでどんどん変わることができました。心の悩みを解消する方法を学ぶのが大好きになり、それが高じて人に教える仕事をしています。

現在、「コミュ障」という言葉がよく使われていますが、私はこの言葉はあまり好きではありません。コミュニケーション障害と呼ぶと、何か病気のようなイメージがしてしまうからです。

若かったことの自分は、病気を患っていたわけではなく、単純にスキルやノウハウを知らなくて損をしていただけだったのです。ですから、今、自虐的に「自分はコミュ障ですから」とおっしゃる方も、ほんの少しのことですぐに変わることができます。まさに、コツさえ見つければ、一瞬で変わるのです。

私は、「コミュニケーションが苦手な人をゼロにする」というビジョンがあり、そのために本を書いたり、このような記事を書いたり、セミナーをしています。

私のこのような想いを紹介しましたが、お読みになってどう感じましたか?

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