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【南極が勤務地です!2017】3週間の航海を経て14カ月の南極勤務がスタート!

日本から14,000km離れた「南極」に赴任中のKDDI社員による新連載がスタート! 2016年11月に日本を出発し、その後14カ月も日本に帰れない彼の南極滞在中のミッションは、「昭和基地の通信環境をひとりで守る」ということ。日々の業務の様子から、食事や暮らし、そして休日の過ごし方まで、現地からのレポートを不定期にお届けしていきます。

TIME & SPACE読者のみなさん、はじめまして! KDDIから国立極地研究所に出向している笹栗隆司と申します。

私はいま、南極に来ています!

KDDIからは毎年1名、国立極地研究所に社員が出向し、昭和基地内のネットワークおよび日本とつながる衛星回線の運用保守をする観測隊員として南極へ派遣されています。私はこのたび、58次南極観測隊の一員として、南極に来ているというわけです。

過去に二度落選。”三度目の正直”で、観測隊の一員に

まずは簡単に自己紹介を。私は2009年にKDDIに入社し、電話、海底ケーブル、衛星回線までマルチに国際回線の開通と運用業務に携わりました。

そんな私が南極観測隊に志願したのは、普段の業務を飛び越えて新しい経験を積ませてもらえる貴重な機会だと考えたから。KDDIでは冬のはじめに社内で応募者の選抜が行われます。業務に必要な無線の資格と意欲があり、健康に異常がないことが必須条件です。社内から推薦を得て、初めて隊員への切符を手にできます。その後、隊長との面接、雪上でのビバークなどを行う冬期総合訓練を行います。また、血圧から胃カメラまで多岐にわたる項目を検査し、健康状態を判定され、クリアすると隊員になることができます。

雪深い山中で行われた冬期訓練の様子

実は私にとって、南極観測隊への志願は今回で三度目。過去に二度落選し、「三度挑むのは稀」と呆れられながら、最後は粘り勝ちで選ばれました。

今回は、ここに至る準備期間や、日本を出発してから南極に着くまでのことを綴っていきたいと思います。

11月の出発に向けて、4カ月前から準備

観測隊は7月から11月まで、日本国内で観測の準備を行います。いちばんの任務が機材の調達です。LAN関連機器では万が一の停電に備えた電源装置の補充・保全交換の準備や、光ケーブルや同軸ケーブル類など。この準備期間に漏れがあると南極では次の隊が来るまで1年間機材の補充ができません。船の出航スケジュールとにらめっこしながら機材を準備していきます。

作業訓練も行います。南極では、アンテナなどの機器のメンテナンスも隊員自身で行わなければなりません。建設計画に従い、重機の訓練クレーンの玉掛けなど様々な講習に参加する隊員もいます。LAN・インテルサット担当としては、衛星設備の定期メンテナンスのため、KDDI山口通信衛星所で訓練を受講します。

KDDI山口通信衛星所

「しらせ」に乗船し、いざ南極へ!

そして隊員は、11月下旬に日本を出発。先に日本を出航した砕氷船「しらせ」オーストラリアで合流します。隊員はここまでは空路です。

海上自衛隊の砕氷船「しらせ」
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