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野村訓市、あの有名カメラマンとの思い出を語る

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野村訓市、あの有名カメラマンとの思い出を語る
J-WAVEで放送中の番組「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」(ナビゲーター:野村訓市)。野村が44歳になったばかりの4月16日(日)のオンエアでは、「雑誌」をテーマに語りました。

野村自身が“一番最初にやったまともな仕事”と言うのが、インタビュー雑誌『sputnik:whole life catalogue』。当時26歳だった野村がその雑誌を通じて出会った人たちとの経験が、いまだに野村を編集者やライターという仕事に就かせているのだとか。その中でも、写真家ランキンとの出会いが大きかったそうです。

ランキンは『Dazed & Confused』というファッション&アート雑誌を仲間と一緒に学生時代に立ち上げ、野村が出会った時はもう売れに売れている時代だったそう。そのため野村は、「カメラマンとしてのランキンより、むしろ学生時代に仲間と手持ちのお金で雑誌を立ち上げ、数年で『ID』といったメジャー誌と並ぶ国際的な雑誌を作ったということにすごく興味があって、ランキンに会ってみたいと思っていた」のだとか。

周りからは、ランキンについて良い噂を聞かなかったそうですが、彼の事務所を調べてリュックを担いで1人で訪ねていったそうです。受付嬢に「僕は日本から来たこういう者で、雑誌を作りたいからランキンさんに是非インタビューがしたい」と告げたところ、アポが無いことにまず困惑されたそうですが、編集部の人につないでくれ、野村はその人にも同じ説明を長々とし、その後に紹介されたランキンの秘書にもまた同じ説明をしたそう(笑)。

秘書はすごい親切だったものの「いきなりは無理よ。企画書を作って連絡して。こちらのスケジュールを言うので、もし機会が合えば」と言われてしまったそうですが、なんと「実は本人が今、部屋の中にいるから、挨拶だけしてく?」と言われたそう! もちろんお願いして部屋に入ると、野村いわく「イケイケな感じのあんちゃん」がいたそうです(笑)。

「口の聞き方も悪いんですよね。英語ですが、日本語に訳すと『おめぇ誰だ? 何しに来た?』みたいな感じなんですよ。で、また僕はこういう用で…と同じ話をし始めると、黙ってそれを聞いてくれました。そして秘書を急に大きい声で呼び出して、彼女が来ると『おい、次の打ち合わせは全部キャンセルだ。この兄ちゃんに30分やる。お前、今俺のインタビューできるか?』『できます!』と言って、慌てて大きいリュックからノートと録音機を取り出して、結局、1時間半話してくれました」という急展開になったのだそうです。

口調は悪いながらも、とても親切なランキンの対応を不思議に思った野村は、最後に「大事な打ち合わせまでキャンセルして、なんで僕のインタビューを受けてくれたのか?」と聞いたところ、「そりゃ俺がお前と同じように雑誌を始めたからだよ。金も経験も無かった。だから自分は、自分がしてもらったことを同じような若い奴にするまでだ。お前も頑張れよ」と言われ、秘書を呼び「こいつが使いたい写真は全部タダで使わせろ」と指示し、ケイト・モス含め色々な写真のネガをくれたのだとか。「またな」と言って部屋を出て行ったランキンの姿に、野村は勇気をもらったそうです。

「雑誌って…もしくは、若い子が集まって何かをやるって、素晴らしいことだなと思いました。こういう伝統というのが今の20代、10代、そして次の世代まで繋がっていったらいいなあと思い、その一心で老体にムチを打って徹夜をする、今日この頃なわけです」と結んでいました。

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【番組情報】
番組名:「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」
放送日時:毎週日曜 20時−20時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/travelling/

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