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NYで100年続く対面販売のデリ。なぜみんな並ぶの?

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マンハッタンには美味しい店が減ってしまった?

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
ニューヨークには世界のグルメが集まり、あらゆる高級なもの、トレンドの味が揃っています。しかしながら、残念なことに「良質なもの」「信頼できるもの」は大きく減ってきているのが事実。食のファッション化が進む中、知名度や見た目ばかりに囚われ、大事なものが失われてしまった気がします。マンハッタンのレント(家賃)の高騰も、食材の減価率を低くしているのかもしれません。

100年近く続く家族経営のイタリアン・デリ

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
その中で1925年から100年近くも味を守っている、家族経営のイタリアン・デリがあります。
それがマンハッタンのリトルイタリーの外れ、チャイナタウンとの境界線近くにある”Di Palo’s”。現在のオーナーは4代目にあたるそうです。

多くの客を惹き付ける繁盛店

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
リトルイタリーの外れにある”Di Palo’s”は、常に混み合っている繁盛店。店内の入り口にある番号札を取り、30分以上順番を待つにも関わらず、皆辛抱強く待っています。

NY Timesでも高評価のフレッシュなモッツァレラ・チーズ

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
イタリアの選ばれた美味しいものが、あふれた店内。手作りのフレッシュなモッツァレラ・チーズは、辛口のNY Timesでも評価されるほどです。

手に取れる商品は限られていて、商品の多くは店員さんにオーダーをする対面販売。

顧客の店評価はほぼ満点

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
味と値段に煩いニューヨーカーを唸らせるこの店は、Yelp(アメリカの口コミサイト)でもほぼ満点の評価を得ています。アメリカ人は買い物やレストランを選ぶ際に、このYelpを見て判断材料にする人が多いのです。旅行者がレビューするトリップ・アドバイザーでも5つ星の満点です。

フレッシュで勢いのある商品

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
手に取れるものでは、イタリアのパン類があります。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
カラフルにオリーブやトマトの入ったフォカッチャは、ガーリックが効いていて、赤ワインにピッタリ。筆者はトマトのフォカッチャを購入しましたが、モチモチで最高に美味しかったです。

イタリアのお惣菜も人気

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
ちょっと無骨なミートボールや、チーズたっぷりのラザニア、なすのカポナータなど少しずつ欲しくなります。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
色鮮やかなオリーブも数種類、右上に見えるのは人気の高いチキン・カツレツ。

いよいよ自分の番が回ってきたら

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
この店で買い物するには、時間がかかります。 番号札をもらってから、30分待つのは当たり前。店員は接客をまったく急ぎません。客の好みのチーズを探したり、味見をさせたり、世間話をすることも。順番が呼ばれるまで、みなが辛抱強く待つのは、買い物の楽しみが味わえる店だから。常連さんも一見さんも、順番が呼ばれるまで、美味しいもののためにひたすら待つのです。”Di Palo’s”では、他の店とは何が違って、買い物客を引きつけているのでしょうか。

「フレッシュなパルミジャーノ・レッジャーノ(生のパルメザン・チーズ) をクォーターパウンド(1/4Lb 約100g強)ください」
「揚げたてのパルメザンのチキンカツも1枚ください」
「プロシュートは、どんな感じか味見をさせて?」
「トリュフオイル入りのプロシュートとは、どんなもの?」
「いつもと違うチーズを買いたいけど、何がオススメ?」

食いしんぼうなお客の質問に答え、アドバイスし、気前よく味見させてくれます。対面販売に初めはドキドキしますが、やりとりするうち食い意地モードが全開になり、あれもこれもと欲しくなってしまうのです。

チーズに目移り

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
このお店の売りは、チーズ。全員の客がもれなくチーズを買います。かたまりを欲しいだけ切ってもらいましょう。パウンド(1パウンド 約450g)単位で注文しても良いですし、このくらいと手で指し示しても良いでしょう。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
筆者は大好きなパルミジャーノ・レッジャーノを買いました。クォーターパウンド(1/4Lb 約100g強)くらいで十分。味見もさせてくれますよ。自分で味に納得のいった食材を目の前で切ってもらい、測ってもらい、包んでもらう買い物は、とてもワクワク。スーパーでパックになっているものを、買い物カゴに放り込むのとは違う、価値を感じる楽しさです。

美味しいもの大公開

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
買い物が楽しくて、あれもこれもと欲しいものがいっぱい。この日、買ったものはこれ。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
パルマ産のプロシュート(Prosciutto)。世界の三大ハムに数えられます。

赤ワインがススんでしまう、しっとりとした美味しさ。クォーターパウンド(1/4Lb 約100g強)で8ドル前後。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
チキン・カツレツの衣には、パルミジャーノ・チーズがたっぷり入っていて、良い香り。大きさによりますが、1個4ドル弱くらい。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
絶対買うべき、パルミジャーノ・レッジャーノ(parmigiano reggiano)。口に入れると濃厚な味が広がり、芳しい香りが鼻に抜け、また口に香りが戻ってきます。はじめて食した時は、衝撃を受けました。クォーターパウンド(1/4Lb 約100g強)で、4-5ドル程度。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
こちらはハンドメイドのブラータ(Burrata)。見た目はモッツァレラ・チーズのようですが、切ると中から濃厚なクリームが流れ出ます。味は、濃厚で新鮮なミルクの味。くどさはまったくなく、ふたりでまるごと1個ぺろりと食べてしまいました。日本ではなかなか食べられないものだと思います。日持ちのしないため、日本に持ち帰りは出来ないかもしれません。1個(8oz)6.99ドル。極ウマです。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
パンチェッタ(豚肉の塩漬け)がたっぷり入ったパン。胡椒も効いています。

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
切ってみました。もちろん、抜かりなく美味しいです。見せびらかしているわけじゃありませんが、そうでないとも言いきれません。
1個6.99ドル。

お買い物の楽しさを引き出す店

【ニューヨーク】極上のチーズとプロシュート。100年間良質の味と対面販売を守ってきたイタリアン・デリ
スーパーマーケットのように何でも一度に揃っていることや、ネットショッピングで家から出なくても買い物できることが、本物に触れる買い物の楽しさを忘れさせてしまったのかもしれません。隠していたはずの食いしんぼうが最大限まで引き出されるイタリアン・デリ。時代に逆行して、対面販売を続ける家族経営の店。お洒落なパッケージでなくても、商品と共に包んでくれたのは食への夢や憧れ。このスタンスを守っていって欲しいと思います。

店名は正式には、Di Palo Fine Foods。品質の良い(美味しい)食品だけを売っていることが納得出来るお店ですよ。

最後に筆者のオススメと目安を

●パルミジャーノ・レッジャーノ(parmigiano reggiano)  クォーターパウンド(1/4Lb 約100g強)
●パルマ産のプロシュート(Prosciutto)クォーターパウンド(1/4Lb 約100g強)
●ハンドメードのブラータ(Burrata) 1個(8oz)
●スモークのモッツァレラ・チーズ 1個(カウンターに出ています)
●チキン・カツレツ(Chicken Cutlets) 1枚から可能。欲しい枚数をどうぞ
●パンチェッタ(豚肉の塩漬け)がたっぷり入ったパン 
●トマトのフォカッチャ

ニューヨークへいらした際は、足を伸ばしてみてください。きっと、美味しい時間を過ごせます。

[Di Palo’s Facebook]
[All photos by Hideyuki Tatebayashi]
 
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