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L’Arc-en-Ciel、結成25年周年ライブ2日目『この笑顔に会うためだったなら、悪くない道のりだった』

4月8日、9日、L’Arc-en-Cielの結成25年を記念しての東京ドーム2Days公演「25th L’Anniversary LIVE」が2日間合計11万人を動員して開催。その2日目、4月9日のレポートをお届けする。
4月9日(日)@TOKYO DOME (okmusic UP's)
東京ドーム2Days公演をツアーに当てはめて表現すると、1日目がツアー初日、2日目はツアーファイナルということになる。どんなライヴになるのかを自分たちの肌で確認、把握しながらのぞんだのが初日だとすると、2日目はその感触を踏まえて、さらなる高みを目指したステージとなった。L’Arc-en-Cielというバンドの集中力のすごさを実感した。進化し続ける姿は2Days公演にも凝縮されていたからだ。

2日目のオープニングナンバーも「虹」だった。が、空にかかる虹がどれひとつとして同じでないように、初日の「虹」とはまたちょっと表情が違う。hydeだけでなく、tetsuyaもkenもyukihiroも歌うような演奏だった。やはりこの曲は特別だ。歌うこと、演奏することが未来への決意表明のようにも響いてくる。映像や照明などの演出においても、細部も含めてしっかり整理されて、よりシャープになっていた。チーム全体として日々レベルアップしていけるところが素晴らしい。『ハロー ワールド!』とhydeが挨拶している。世界10地域13都市16か所でライヴビューイングが行なわれることも踏まえての挨拶だろう。さらにこんな言葉。

『みなさんのおかげで25歳になりました。25年たってもこんなにたくさんの人に来てもらえるなんて泣きそうです。嘘です。泣きません。今日はまだまだ先は長いからね』

hydeが客席にウェーブを促して“錬成”を行なう場面もあった。1日目も行なわれたのだが、2日目の方があらゆる面で進化していた。より一体感のあるウェーブになっていたのだ。照明が明るくなったり、L’edバンドが客席のうねりに連動して点滅したりという効果的なサポートもあり、“錬成”感が高まっていた。

2日目は初日には演奏されなかったナンバーが4曲演奏された。そのひとつは4曲目に演奏された2ndシングル曲「Vivid Colors」。開放感あふれるサウンドに乗って、hydeがステージの上手へと歩きながらたゆたうように歌っている。kenが気持ち良さそうにギターを演奏している。「Lies and Truth」ではtetsuyaとyukihiroの生み出す躍動感あふれるグルーヴに客席が激しく揺れた。初日には演奏されなかった「真実と幻想と」が始まると、ひときわ大きな歓声が起こった。エモーショナルなヴォーカル、ブルージーなギター、陰影の深いベース、タイトでありながらふくらみのあるドラムによって、深遠な世界が出現。やはりこの4人が生み出すアンサンブルは唯一無二だ。月に照らされて、海面が揺れる映像から始まり、炎とメンバーとが合成された映像も交えての「forbidden lover」、炎の映像と火柱、音玉、煙玉などの特効が有機的に組み合わせての「Shout at the Devil」と、壮大な歌の世界観と連動した演出も見事だった。

この日も「REVELATION」からはムービングステージでサブステージへ移動しての演奏。hydeの『リクエストしてくれた曲の中からこれを』という言葉に続いて、1日目には演奏されなかった「風の行方」が演奏された。事前に特設サイトで行なわれた[Mission:L’Arcollection]で聴きたい曲を募集したことを受けての選曲だ。叙情的なナンバーなのだが、展開するほどにせつなさがあふれだして、歌が風に乗って届いてくるかのようだった。ここからは初日と同じ曲順が続いたのだが、どの曲もその瞬間にしかないエネルギーを発していた。曲の世界観の中へ深く入っていくような演奏が見事な「花葬」「浸食-lose control-」、バンド感あふれる「HONEY」など。「MY HEART DRAWS A DREAM」のkenのギターソロは25年やりつづけてきた今だからこそのプレイ。tetsuyaのベースソロでは盛大な拍手と歓声が起こり、『東京ドーム!』という激しいシャウトで「STAY AWAY」が始まった。後半は気迫あふれる演奏の連続。「READY STEADY GO」のエンディングのyukihiroのドラムプレイも2日目はやや長めだ。感情をリズムに変換して炸裂させるようなプレイに大歓声が起こった。

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