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【本屋大賞2017】恩田陸さん『蜜蜂と遠雷』に決定! 本屋大賞初の二度目の受賞

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【本屋大賞2017】恩田陸さん『蜜蜂と遠雷』に決定! 本屋大賞初の二度目の受賞

 本日4月11日、東京・明治記念館で、全国の書店員が選ぶ「本屋大賞2017」の発表会が開催され、作家・恩田陸(おんだ りく)さんの『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎刊)が大賞に輝きました。2005年に『夜のピクニック』(新潮社刊)で、第2回本屋大賞を受賞しており、今回が本屋大賞初の二度目の大賞受賞となりました。

 授賞式で恩田さんは「12年前に書いた『夜のピクニック』が第2回本屋大賞に決まったと連絡があったとき、半信半疑だったことを覚えてます。デビューからその時までに10回くらい落選していたので。でも授賞式会場で書店員の方がぎっしりいらして、すごい熱気で、それでだんだん実感がわいてきて。今年になって再度本屋大賞に決まったと聞いた時はまた半信半疑でした(笑)。2回も頂いていいんだろうかと(笑)。あの時からずっと一生懸命がんばってきたことが間違ってなかったと思えて嬉しいです。本屋大賞は私の誇りです。みなさま、どうもありがとうございました」とコメント。

 本作に登場するのは、自宅にピアノを持たない天才少年・風間塵(16歳)。かつて天才少女として名を馳せながらも、母の突然の死以来ピアノが弾けなくなった栄伝亜夜(20歳)。音大出身で、現在は妻子持ちのサラリーマン・高島明石(28歳)。完璧な優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のペルー日系3世、マサル・C・レヴィ=アナトール(19歳)。それぞれの境遇を生きるピアニストたちが各々の才能を国際ピアノコンクールで発揮し合い、優勝を目指して奮闘するシンプルな筋書きの中、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った著者渾身の青春群像小説です。

 受賞した恩田さんは、1964年、宮城県出身。早稲田大学教育学部卒。1992年、『六番目の小夜子』でデビューしました。その後も、ホラー、ミステリー、ファンタジーなど、様々なジャンルの小説を多数発表し、2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、および第2回本屋大賞を受賞。2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞。その後も数々の作品を発表し、本作『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞を受賞しました。2017年3月現在、小説作品数は64冊を数えます。

 本屋大賞は、出版業界活性化のため、全国の書店員が、年に1度、「一番売りたい本」を投票で選ぶもので、第14回目となる今回は、「2015年12月1日〜2016年11月30日に刊行された日本のオリジナル小説」が対象となりました。1次投票には全国446書店から564人、2次投票には288書店から346人もの投票があったそうです。

 「本屋大賞2017」ノミネート10作品の順位は以下の通り。

1位『蜜蜂と遠雷』恩田陸/幻冬舎
2位『みかづき』森絵都/集英社
3位『罪の声』塩田武士/講談社
4位『ツバキ文具店』小川糸/幻冬舎
5位『桜風堂ものがたり』村山早紀/PHP研究所
6位『暗幕のゲルニカ』原田マハ/新潮社
7位『i』西加奈子/ポプラ社
8位『夜行』森見登美彦/小学館
9位『コンビニ人間』村田沙耶香/文藝春秋
10位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和/サンマーク出版

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