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同じ旧型でも「クーペ」を選べば何かが変わる!

▲普段から見慣れているセダンやステーションワゴンだと「旧型」は少々古くさく見えてしまうことも多い。しかしやや希少な「クーペ」であれば、同じ旧型でもまた違った見え方、感じ方がするものだ

▲普段から見慣れているセダンやステーションワゴンだと「旧型」は少々古くさく見えてしまうことも多い。しかしやや希少な「クーペ」であれば、同じ旧型でもまた違った見え方、感じ方がするものだ

年式的な中途半端感がバレにくいクーペという存在

車というのはフルモデルチェンジが実施され、そして大幅に改変された「新型」の方が高い評価を得ると、型遅れとなった「旧型」の相場はジリジリと、あるいはガクンと大きく下がっていく。

それゆえ中古車ハンター的には「じゃ、お安くなった旧型の方をそろそろ買うべえか」と思うわけだが、物事はそう簡単には運ばない。なぜならば「旧型」となった車には、お安いという美点と同時に「少々古くさく感じられる=どこかイケてない感じもする」という微妙な欠点も、当たり前だが存在するからだ。

まぁいっそ20年ぐらい経過してしまえば「クラシカルでステキ」という別の評価軸が生まれるのだが、ほんの数年前まで現行モデルだったものにそれはなく、ただただ「最新でもなく、かといってクラシカルでもなく……」という、やや中途半端な状況だけが残るのである。

そうなったとき、取るべき方策は一般的に「新車あるいはそれに近い現行高年式中古車を買う」というプランAと、それとは真逆の「いっそ20年前とかのクラシカルなやつを楽しむ」というプランBの、大きく分けて2方向であるはずだ。

それはそれで正解と思うわけだが、筆者はここにもう一つの展開、すなわち「プランC」を提案したい。

それは「旧型は旧型でも、そのセダンやワゴンではなくクーペを狙う」という作戦だ。

昨今隆盛のSUVにこの作戦は適用できないが、もしもあなたが憎からず思っている車がセダンあるいはステーションワゴンであるならば、この作戦は意外とハマる可能性が高い。すなわち「お安く買える旧型であるにも関わらず、中途半端な古さ(イケてない感じ)はほぼ感じない」という、絶妙なお買い物になる可能性が高いのである。

▲ちなみに写真は約8年前の09年にデビューした、旧型EクラスをベースとするW212型クーペの前期型。同じW212前期型でもセダンと違い、言われなければ8年前のモデルとは思わないのでは?

▲ちなみに写真は約8年前の09年にデビューした、旧型EクラスをベースとするW212型クーペの前期型。同じW212前期型でもセダンと違い、言われなければ8年前のモデルとは思わないのでは?

同じ旧型Cクラスでもセダンとクーペで印象は大違い

一例だがメルセデス・ベンツ Cクラスで考えてみよう。

14年途中に登場した現行CクラスおよびCクラスステーションワゴンは、ご存じのとおり旧型比で性能もビジュアルもググッと向上したことで、かなりのスマッシュヒットとなっている人気作。そんな現行Cクラスを脇目に「安いから」という理由で旧型のCクラスを買うのも、決して悪い選択ではない。現行型の出来があまりにも良いためやや見劣りするのは事実と思うが、旧型Cクラス単体で見るならば、あれはあれでかなりステキなセダン/ステーションワゴンである。

▲07年6月から14年6月まで販売された旧型メルセデス・ベンツ Cクラス。写真は11年5月以降のいわゆる後期型

▲07年6月から14年6月まで販売された旧型メルセデス・ベンツ Cクラス。写真は11年5月以降のいわゆる後期型

が、世の中というのは「それ単体で成り立つ」ということは基本的にないため、旧型Cクラスのセダンまたはワゴンを今このタイミングで買うと、どうしたって「やっぱ現行と比べると少々ビミョーかも……」と思ってしまうのである。これは「周囲からそう思われる」というだけでなく、「自分自身もそう思う」ということだ。他人の意見などある意味放っておけばいいが、自分自身もそう思ってしまうとしたら、それはかなりの大問題である。

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