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ワーナーミュージック、音楽ファン参加型のアナログレコード専門レーベルを設立 人気復活のアナログ市場を狙う

ワーナーミュージック、音楽ファン参加型のアナログレコード専門レーベルを設立 人気復活のアナログ市場を狙う

世界3大レコード会社の一つ、ワーナーミュージック・グループが新レーベル「RUN OUT GROOVE」を3月に立ち上げました。

RUN OUT GROOVE

「RUN OUT GROOVE」はなんとアナログレコード専門のレーベルで、しかもファンが投票で選んだアルバムをアナログレコードで再発してくれる画期的な取り組みで、音楽好きのために生まれたレーベルと言っても過言ではないでしょう。

投票の仕組みは、毎月RUN OUT GROOVEがセレクトした「プロジェクト」がサイトで発表されます。ユーザーがリリースしてほしい作品に投票し、より多くの投票を集めた作品が再販の対象になるとのこと。再販の作品が決まってから30日間は予約の受付を行いますが、締め切り後の発売はないということです。

もちろんワーナーミュージックさんの音源という縛りはありますが、再発する音源は、廃盤から新作、未発表音源などを、アトランティック・レコード、エレクトラ・レコード、ワーナー・ブラザーズなど傘下レーベルが抱える膨大な音源が対象になってきます。

RUN OUT GROOVEからのリリースは180g重量盤、数量限定で各盤にシリアルナンバー入り。予約注文は、リリース30日前からRUN OUT GROOVEサイト上のみで、予約後に購入したい場合は、Rough Tradeなどレコードストアのみでの通販販売(オンライン、小売含む)となるので、お早目にとのことです。

RUN OUTGROOVEがこれまで投票を行ったプロジェクトでは、エコー&ザ・バニーメン(Echo & The Bunnymen)のライブコンピレーション『IT’S ALL LIVE NOW』、MC5の『THE MOTOR CITY FIVE』の2作品。現在予約を受け付けているのは、シークレット・マシーンズ(SECRET MACHINES)の『NOW HERE IS NOWHERE』。投票中のプロジェクトは、Golden Smogの『Down By The Old Mainstream』、The Dream Syndicateの『Complete Live at Raji’s』、ハワード・テイトの『Howard Tate』の3作品。

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ワーナーミュージック・グループのアーティスト&レーベルサービスを統括する部門「WEA」の副社長ビリー・フィールズ(Billy Fields)は

RUN OUT GROOVEのユニークさは、レコードディギング・コミュニティが方向性を牽引できることにあります。私たちはニッチですが、需要の高い人気のリリースを幅広いアーカイブからクラウドソースして、高品質なアナログ・レコードをプレスしていきます。

と声明文で語っています。

エコー&ザ・バニーメンのギタリスト、ウィル・サージェント(WIll Sergeant)も

俺はアナログ・レコード人気が復活してきたことで、大勢の若い音楽ファンがこのフォーマットを受け入れている事実は素晴らしいことだと思う。俺はアナログレコードの熱烈なファンの一人で、アナログコレクションは俺の人生のガイドブックと言えるだろう。自分の寝室に並べて飾っておくことなんて、いくらMP3をたくさん持っていても出来やしない。俺にとってアナログLPのカバーアートは音楽と同じほど大切なんだ

とコメントを寄せています。サージェントは『IT’S ALL LIVE NOW』のライナーノーツも書いています。

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