ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

【ソルのゲー評】『極限脱出ADV 善人シボウデス』誰を信じれば良いのか? 騙し騙されのノナリーゲーム

DATE: BY:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫

チュンソフトが2月16日に『ニンテンドー3DS』と『PS Vita』で発売した『極限脱出ADV 善人シボウデス』。こちらは新作アドベンチャーとなっており拉致されたプレイヤーが『ABゲーム』と呼ばれるゲームや脱出ゲームを解いていき無事に生還するというものだ。

こちらのゲームは過去『ニンテンドーDS』で発売された『9時間9人9の扉』と多少関連しており、同様の「ノナリーゲーム」を採用している。同一の登場人物が出てくるが『9時間9人9の扉』を遊んでいなくてももちろん楽しめる。

先ほどから書いている「ノナリーゲーム」とは、このゲームの主催者であるゼロが行っているゲームの総称を指す。「ノナリー」とは「9つの」という意味で、「9つのゲーム」という意味になる。その名の通り数字の9がキーワードとなってくる。ノナリーゲームでは「9」と描かれた扉が存在する。その扉を開いて建物から脱出するのが目的となっている。「9」と描かれた扉を開くには腕にはめられているバングルの数字を9以上にしなければいけないというルールがある。

ではそのバングルとはなんだろうか。主人公達は拉致された際に腕に、腕時計のような物を付けられており、数字の3とデジタルで表示されている。この腕時計型の物がバングルだ。最初は3と表示されているが、最終的に数字の9にするのが目的となる。

さて、ここからこのゲームの面白いところだ。数字を増やすにはほかのキャラクターとの駆け引き合戦となる。数字を増やすには『AB(アンビデックス)ゲーム』と呼ばれる物を行う。このゲームでは「協力」と「裏切り」のどちらかを選ぶというごく単純なもの。
その関係図は次の通りだ。

自分が協力×相手が協力 = 両者+2pt
自分が裏切り×相手が協力 = 自分に+3pt 相手-2pt
自分が協力×相手が裏切り = 自分に-2pt 相手+3pt
両者裏切り = 両者0pt

この関係からわかるように「協力」を選ぶお人好しか、「裏切り」を選ぶんで相手をどん底に叩き落とすかを選ぶことができる。0ptになったプレイヤーはペナルティとして「死」が待っている。

前置きが長くなったがそんな『極限脱出ADV 善人シボウデス』を早速プレイ。今回は脱出ゲームに重点が置かれており、数多くの脱出ゲームが楽しめる。そう、先ほど紹介した『ABゲーム』だけでなくこのゲームは脱出ゲームでもあるのをお忘れなく。『9時間9人9の扉』の時のようなどんでん返しもあり、ストーリーも良くねられている。ドラマでいうところの『ライアーゲーム』に近いだろうか。

脱出ゲームとしての難易度は多少ばらつきがあるものの、考えれば解けるレベルの物。難易度設定はワンタッチで可能で、詰まったと思ったらいつでも「EASY」に切り替えることが可能だ。「EASY」にすると同行しているキャラクターがヒントを言ってくれるようになる。

またゲームそのものは一本道ではなく、複数の分岐からなっている。初回では全ての部屋を攻略できないようになっているので、2度3度と遊ぶことができるほか、フローチャートにて通ってきたルートを確認することも可能だ。今まで通ってきたルートに戻ることも可能となっているため非常に便利。

『極限脱出』と言えば恒例の「殺人」だが、今回もゲームとは別に殺人が行われる。誰がどのようにいつ殺したのか。ゲームの攻略と平行して閉鎖空間で繰り広げられる脱出劇と殺人事件。ゼロの目的と各キャラクターごとの秘密が気になるところだ。

今回ゼロ役の声優は『ちびまる子ちゃん』でお馴染みの、TARAKOさんが担当している。1回のプレイ時間は10時間前後となっているが、全部のチャートをコンプリートするには更に何倍もの時間がかかるだろう。アドベンチャーゲームはあまり書くとネタバレになるのでこれくらいにしておきたい。

最後に良かったところと残念だったところ。

<良かったところ>
・フローチャート機能は便利
・難易度をいつでも簡単にできる
・いつでもセーブ可能
・得たヒントをFILEとしてアーカイブされ、いつでも閲覧可能
・メモが書ける

<残念だったところ>
・アドベンチャーゲームなのになぜキャラクターが3Dポリゴン? 前作のように2Dの方が雰囲気でてた
・かと思ったらその3DポリゴンがイベントシーンではCGになってる
・タッチパネルで細かい個所をあわせづらい。スティック操作だと尚更
・背景に溶け込んでるアイテムが希にある
・意味がないヒントがあって困惑する
・フルボイスじゃない

『ニンテンドー3DS』、『PS Vita』ともに体験版が配布されている。どちらもそんなに差はないので好みで遊んでみてはいかがだろうか。記事内で紹介した『極限脱出 9時間9人9の扉』もかなりオススメだ。

『極限脱出ADV 善人シボウデス』公式サイト

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

ソルの記事一覧をみる ▶

記者:

  ネタのタレコミや情報提供は下記ウェブサイトからお願いします

ウェブサイト: http://getnews.jp/

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。