ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

社会的ニーズから読み解く!仕事に繋がる!役立つ!資格10選 (後編)

DATE:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫

仕事につながりやすい資格とは、つまりは世の中に求められている資格。社会の動きから今、どんな資格をもつ人が必要とされているのか、どんな資格が仕事につながるのか、前編に引き続き、後編をお届けします。

保育士

f:id:keimanahensyu:20170406200939j:plain

待機児童問題の解消のためにも人材を増やすことが急務!

子育てと仕事を両立したい女性にとって、重大な悩み事なのが待機児童の問題。子どもを保育所に預けたいのに、保育所の定員がいっぱいで入所できないため、職場復帰ができないというお母さんは少なくありません。

国では待機児童問題の解消に向け、さまざまな施策を打ち出しています。その重要な柱になるのが保育士の人材を増やすこと。保育所を増やす計画が進められていますが、保育士が不足しているため、子どもの受け入れ数を制限しなければならなかったり、開園できずにいるといった問題が深刻化しているのです。国では保育士の人材を確保するため、就業中の保育士の給与アップなどの待遇改善、離職した保育士の復職サポートといった支援策に取り組んでいますが、保育士の数は足りていません。厚生労働省の調べによると、保育士の有効求人倍率は全国平均で2.34倍、東京都では5.68倍(2016年11月)。

このように都市部を中心に全国的に人材が不足している今、保育士になりたいと思っている人にはチャンスです。保育士の国家資格取得が必須ですが、国が指定する専門学校などを卒業すれば取得できます。また、受験資格を満たしていれば保育士国家試験に合格して取得する方法もあるので、社会人でも目指せます。

取得までの期間の目安

1年~(スクールの保育士試験受験対策講座で学んで合格を目指す場合)

ヨガインストラクター

f:id:keimanahensyu:20170406195419j:plain

人気おけいこランキング1位のヨガ! 安定したニーズが望める

習い事情報サイトの「ケイコとマナブ.net」の調査によると、20~34歳女性が2016年にやった学び事・習い事の1位はヨガ・ピラティス。35~49歳女性対象にも同じ調査を行ったところ、ヨガ・ピラティスが1位でした。同調査の過去4年間をふり返ってみても、ヨガ・ピラティスは1位もしくは2位と揺るぎない人気ぶり。ヨガは、幅広い世代の女性に喜ばれている習い事であることを示す結果となっています。ホットヨガやエアリアルヨガなど多彩なバリエーションのヨガが浸透し、「健康のため」「ストレス解消」など、女性のさまざまな志向にこたえられるようになってきたことなどが要因と考えられています。全国各地で気軽に楽しめるスタジオが増えていることも、ヨガ人気を後押ししているのでしょう。

そこでニーズが期待できる資格は、ヨガインストラクター。ポーズの取り方や呼吸法などを適切に指導できるスキルをもつ証明になるので、ヨガスタジオへの就職活動の際にアピールポイントになるでしょう。地域の公民館などで自分のヨガ教室を開講するという働き方もあります。

複数の団体が資格認定制度をもつので、それぞれの認定スクールで学ぶのが第一歩。ヨガの理論と実技、指導法に加えて解剖生理学などの専門知識を習得し、資格認定試験に合格すれば取得できます。

取得までの期間の目安

6ヵ月

社会保険労務士

f:id:keimanahensyu:20170406201017j:plain

マイナンバー制度スタートで活躍チャンスが拡大中

社会保険労務士は人事・労務管理の専門家。雇用保険や厚生年金など社会保険に関わる手続きの代行をはじめ、従業員の就業規程作成といった事務的な業務、従業員の勤務体系の見直しやメンタルヘルス対策などのコンサルティング業務まで、幅広く手がけます。そして、新たな活躍ジャンルとなっているのがマイナンバーに関わる管理業務です。

2016年1月にスタートしたマイナンバー制度。マイナンバーとは、国民一人ひとりがもつ12桁の番号で、雇用保険や年金、税金などの行政手続きに使われるものです。社会保険労務士は前述の社会保険関係の手続きなどで従業員のマイナンバーを扱う機会が多く、個人情報でもあるマイナンバーの管理に携わるという、責任重大な仕事を担うことにもなるのです。現在、マイナンバーの管理について、対応しきれていない企業も少なくないため、ノウハウをもつ社会保険労務士はニーズが高いといえるでしょう。

社会保険労務士の資格は国家資格。短大または同等以上の学歴のある人などが、国家試験を受験できます。合格率は例年一けたという難関資格なので、スクールの受験対策講座で学ぶのが合格の近道。

資格取得後は自分の事務所を開業して働く人が多いですが、社会保険労務士事務所や、企業の人事・総務部などに勤務して力を発揮している人もいらっしゃいます。

取得までの期間の目安

1年~

はり師・きゅう師

f:id:keimanahensyu:20170406195201j:plain

妊活に取り組む女性が増え、注目度アップ

リクルートマーケティングパートナーズの「赤すぐ総研」が、20歳~49歳の既婚女性(0~2歳の子どもあり)を対象に行った「出産・育児に関する実態調査2016」。その調査では、約7割の女性が何らかの形で妊活に取り組んだという結果が出ています。なかでも不妊治療を経験した女性は12.5%と、前回(2014年)調査の10.3%より上昇。

こうしたデータからみえてくるのは、妊活を強く意識する女性が増えているということ。妊活にはさまざまな方法がありますが、注目されているひとつが鍼灸。東洋医学に基づく治療法で、肩こり・腰痛から美肌づくりやダイエットなど対象は幅広く、妊活も含まれているのです。

鍼灸を仕事にするにははり師・きゅう師の国家資格が必須。国家試験を受験するには所定の専門学校などで3年以上学ぶ必要がありますが、資格取得後は鍼灸院のほか、整骨院や病院のリハビリテーション部門などで働くことができます。経験を積んで自分の鍼灸院を開業する人も多く、年齢を重ねながら得意分野を究め、活躍している鍼灸師は大勢いらっしゃいます。

取得までの期間の目安

3年~

建築士

f:id:keimanahensyu:20170404201251j:plain

増え続ける空き家。リノベーションなどによる空き家の活用に注目が集まる

日本では現在、管理されていない空き家が増え続け、社会問題になっています。総務省の住宅・土地統計調査*1によると、日本の住宅総数のなかで空き家が占める割合は1993年には9.8%だったのが、その後は増えていくばかりで20年後の2013年には13.5%になりました。

空き家が増えた原因には複数の要素が重なっていると考えらますが、主な要因に挙げられるのが核家族化により一人暮らしの高齢者が増えたこと。独居の高齢者が老人ホームに入ったり、亡くなったりして、住む人がいなくなった家がそのまま放置され、空き家となってしまうのです。

空き家の増加は街並みの景観の悪化、防犯機能の低下、ゴミの不法投棄が相次ぐといった事態を招くことになります。その結果、訪れる人や住みたいと思う人が減り、活力のない地域になってしまい、最悪の場合、ゴーストタウン化する恐れすらあるのです。

国や各自治体では重要課題として空き家対策に取り組み中で、その一環に空き家となった建物の活用推進があります。空き家の改修費用などに補助金を出すといった支援策です。そうした潮流もあって、空き家を修復して住宅として再利用するほか、住む人がいなくなった古民家をリノベーションによって宿泊施設や地域の資料館などに再生するといった事例が多く見られるようになってきました。

そこで求められる人材は、古い建物の改修・リノベーションに携わる建築士。新築とはまた違った専門的なノウハウが求められますが、空き家再生を通して地域全体の活性化事業に関わる建築士も少なくありません。

建築士になるのは国家資格が必須です。資格は一級、二級、木造の3つに分かれ、それぞれ業務範囲が定められています。あらゆる建物を手がけることができるのは一級。一級試験の受験には所定の学歴のほか、実務経験が必要になるので、まずは二級と木造を取得し、建築設計事務所や建築会社などで技術を磨くことから始めましょう。二級と木造は、大学か専門学校(昼間・夜間)などで建築関係の課程を卒業すると、実務経験がなくても受験できます。

取得までの期間の目安

2年~(二級建築士)

以上、仕事に繋がりやすい資格を紹介しました。興味のある資格が見つかったら、資料などを請求して詳しく調べてみましょう。 f:id:keimanahensyu:20170404163414j:plain小林裕子(こばやし ひろこ)

フリーランスライター。「人と仕事」をテーマに、幅広い角度から取材・執筆活動を行っている。なかでも長年にわたって手がけている分野が「資格」。600種以上の資格を紹介する資格専門誌『稼げる資格』に創刊号から20年以上関わる等、さまざまな資格団体や資格取得者への取材を重ねてきた。「取得した資格をどう活かすかは、社会の変化とともに変わるもの」を信条に、これからも「資格」と向き合っていきたいと考えている。

構成/文 ケイマナニュース!編集部 取材・文/小林裕子(小林編集事務所)

※「取得までの期間の目安」は、取得までの勉強期間です。各団体、資格取得者への取材などをもとに、「ケイマナニュース」編集部が算出しています。これらはあくまで目安ですので、個人差があります。

※この記事は2017年3月時点の情報をもとに作成しています。

*1:総務省の住宅・土地調査は5年ごとの実施

関連記事リンク(外部サイト)

社会的ニーズから読み解く!仕事に繋がる!役立つ!資格10選 (前編)
通信講座で自宅で学べる!子育て中でも取得が目指せるおすすめ資格10選
未経験からOK!独立開業したい女性におすすめの資格10選

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
ケイマナニュース!の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。