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「なるほど」は失礼? 身につけておきたい語彙力

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「なるほど」は失礼? 身につけておきたい語彙力
J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。4月6日(木)のオンエアでは、新社会人からベテランまで、改めて知っておきたい「社会人の語彙力」について、大東文化大学 文学部・准教授の山口謠司さんに伺いました。

山口さんは、日本語にまつわる研究の第一人者として知られています。山口さんによると、近年、日本人の語彙力は低下傾向にあるそうで「なるほど」と「すごい」だけしか話せない人など、25歳を境に語彙を増やしていく人と諦めてしまう人に分かれてしまうのだそうです。

語彙の読み間違い、例えば、「重複」を「じゅうふく」と読む人。「じゅう」というのは重いときに使い、「ちょう」というのは重ねるという意味から、同じものが2つ以上ある場合は「ちょうふく」と読むのが正解です。

読み方を間違わないコツとして、山口さんが勧めるのが漢字を声に出して読む「音読」です。音読すると耳に言葉が入ってくるので、頭の中に定着し確認することができ、目だけで読むのと口に出して読むのとでは全然効果が違うのだそうです。

政治の世界で話題の「忖度」(そんたく)という言葉についても解説していただきました。外国人にどのように訳すかというのも話題になりましたが、山口さんによると「度」という言葉には温度や湿度などを「計る」という意味があり、「忖」は、こころへんに指一本で計る意味の「寸」という言葉を組み合わせた漢字で「指一本こころの中から出して相手の心を探ってみる」という意味、悪く言えば「探りを入れる」、しかし「ちょっとだけ相手がどんな風に思っているか推し計る」、そんな意味を持つ大人の言葉とも解釈できます。

山口さんの著書「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」では、社会人が身につけるべき語彙力を紹介しています。会話の中で「なるほど」を連発する人は、「なるほど」は室町時代の「なるべきほどに」から来ていて、「お前が言っていることは本当か?」という少し疑ったような表現だと知ると、相づちを打つ言葉として相応しくないことを気づくかもしれません。

山口さんは、「なるほど」の代わりとして、「ご指摘の通り」「おっしゃる通り」「確かに」「もっともですね」「本当によく分かります」などバリエーションを増やし、同じ言葉を何度も使わないことで、真剣に話を聞いている印象を持たれると教えてくれました。

語彙力を高める大切さについては「外交官の最後の切り札は『教養と人柄』と言われます。人と交渉する土壇場のときに言葉の選び方は重要です」と話していました。ビジネスの世界でも「語彙力の高さ」が最後はものを言うのかもしれませんね。

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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