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音楽絵文字スタートアップ「Emoticast」が500万ドルの資金を調達、ショーン・パーカーやデヴィッド・ゲッタらが注目する音楽GIFの勢い

音楽絵文字スタートアップ「Emoticast」が500万ドルの資金を調達、ショーン・パーカーやデヴィッド・ゲッタらが注目する音楽GIFの勢い

日本では、月間ユーザー数6600万人を誇るLINEの人気を支えているのが、LINEクリエイターや企業が提供しているオリジナルスタンプ(とそれらを制作販売可能にするLINE Creatos Market)を交換し合う友人同士のコミュニケーションが一つの要因であることに疑いの余地はありません。同じように、世界でもメッセンジャーアプリ内で送り合う「絵文字」(Emoji)のビジネスに注目が集まっています。

FacebookメッセンジャーやiMessage、WhatsAppなどメッセージアプリを使ったコミュニケーション用に独自の「音楽絵文字」を提供する「Emoticast」が、500万ドル(約5億5500万円)の資金調達を実施しました。

今回のラウンドに参加した個人投資家には、ダンスミュージック・プロデューサーとして世界的な人気を集めるデヴィッド・ゲッタ(David Guetta)、ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のプロデューサーで、テック業界と繋がりの太いウィル・アイ・アム(Will.i.am)、元Facebook社長で投資家のショーン・パーカー(Sean Parker)と錚々たる名前が参加しました。

Emoticastとは、一体何をするスタートアップなのでしょうか? Emoticastが開発するアプリは「TuneMoji」があり、これは、人気アーティストの楽曲と歌詞やミュージックビデオで構成された音楽GIFを、ユーザー同士がFacebookメッセンジャーやiMessage、WhatsAppなどさまざまなメッセージアプリ内でシェアし合える「音楽絵文字アプリ」で、すでにiOSとAndroid向けに提供しています。このアプリは日本からもダウンロード可能で、メッセアプリと連携ができます。

TuneMojiが注目される一つの理由には、音楽業界とライセンス契約を交わして、レコード会社とアーティストに対して、新しい収益源と、ファン開拓ツールの一つとして期待されていることが挙げられます。

音楽業界がTuneMojiが開発する音楽絵文字アプリやボットに注目している証拠は、すでにユニバーサルミュージック、ワーナー・ミュージックといった3大レコード会社がワールドワイドのライセンス契約を締結しているだけでなく、世界最大の音楽出版社ソニーATVや、ワーナー・チャペル・ミュージック、ユニバーサル・ミュージック、パブリッシング、ソニーBMS、PRSといった大手企業がEmoticastと契約を取り交わしています。

今回の500万ドルの出資ラウンドには、Maker Studiosの元CEO兼会長のイノン・クレイズ(Ynon Kreiz)、定額制音楽配信サービス「ナップスター」の親会社Rhapsodyで取締役を務めるジェイソン・エプスタイン(Jason Epstein)、NJF Capitalのニコール・ユンカーマン(Nicole Junkermann)も参加しました。

音楽のプロモーションツールとしての注目

音楽業界をパートナーにすることでEmoticastは、エド・シーランやブルーノ・マーズといった有名アーティストのオリジナルコンテンツを開発し提供することが可能になっているのです。4月にはスヌープ・ドッグのオリジナル音楽GIFを独占的にKikで配信する予定も発表されています。

これまでのユーザー数やアプリダウンロード数は明らかにされていませんが、Emoticastが手がけるTuneMojiは、アーティストのプロモーションキャンペーンに活用されてきました。ドレイクやジャスティン・ビーバー、ブルーノ・マーズのライブチケットへの導線や、オリジナル絵文字を使ったTuneMoji内でのグループチャットといったメッセンジャーアプリ内でのインタラクションによって、音楽ファンとアーティストそしてインフルエンサーによるブランディング効果を狙うことができるツールとして認知が高まり、音楽絵文字とTuneMojiへの注目は高まっているようです。

Facebookメッセンジャー内ではSpotifyのプレイリストをシェアすることは可能になっているところまで、音楽共有は進化していますが、それでもまだGIFレベルで簡単に楽しめる音楽コンテンツはなかなか出てきていません。

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