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プロのハンドドリップ再現を目指した、無印良品『豆から挽けるコーヒーメーカー』の実力を珈琲好きが検証!

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コーヒー豆を挽いてそのままドリップできる高機能コーヒーメーカーが無印良品ブランドの『豆から挽けるコーヒーメーカー』だ。本格的なフラットカッターミルを搭載し、温度管理、蒸らし、斜めシャワードリップなどプロの手技を意識した機能がどれほどのものなのか、検証してみた。

多彩な本格機能を詰め込んだ、コーヒー・ファンなら唸らざるを得ない構成!

無印良品ブランドを手がける、株式会社良品計画(東京都豊島区)が作り上げた『豆から挽けるコーヒーメーカー』(MJ-CM1・希望小売価格 税込32,000円・2017年2月16日発売)は、プロのハンドドリップに近づけるというのがコンセプト。

コーヒー・ファンなら唸ってしまう機能が盛りだくさんだ。まずはその主な搭載機能を紹介しよう。

 

■安価なプロペラ式ではなくフラットカッターミル搭載


焙煎はさすがに煙を大量に発生させる上、時間もかかるため自分でする人は少数派だとは思うが、焙煎した豆のまま購入してきて、家でミルを使用して挽いている人はそれなりに多い。ミルにもいろいろ種類があって、手回しで行うハンドミルと電動ミルがある。

 

インテリア感が素敵なハンドミルは力加減を自在に調整できるところが利点だがとにかく疲れる。記者も数回使ってオブジェ化させたことがあるが、これはかなり気合がないと毎日使うのは無理。

 

また電動ミルで安価なものはプロペラ式というフードプロセッサーでおなじみの高速回転刃で粉砕する方式が多いが、これだと雑味が出やすいというデメリットがある。

 

その点この『豆から挽けるコーヒーメーカー』は、フラットカッターミルを搭載しているのが特徴。通常のプロペラ式は2千円台から購入できるが、こちらはコーヒーミルの中でも通常安くても3万円をこす高級タイプ。縦に並んだ固定刃と回転刃の2枚のディスクが挟み込んで粉砕する方式で、摩擦熱が起きにくく風味が飛びにくいのが特徴。

■適正湯温87℃をキープする温度管理システムと30秒の蒸らしタイム

熱過ぎる湯温で抽出すると苦味が出やすくなる、低すぎれば味そのものが出ないというコーヒー抽出の特性に合わせた湯温キープシステム。


また昔のコーヒーメーカーだと、湯は一気に最後まで放出されてしまい味を落としてしまったもの。ひと昔前はこの仕組みがコーヒーメーカーのコーヒーを物足りないと評される原因だった。しかし近年の機種では蒸らし機能を搭載するものも多い。珈琲店の店主がハンドドリップで淹れる時に、お湯を満遍なく含ませたら少し待って、そこから再びお湯を注ぎ入れるところを見たことがあるだろう。この『豆から挽けるコーヒーメーカー』もしっかり30秒蒸らしてからの抽出となる。

■蒸らし工程で膨らんだいわゆるコーヒードームの形をなるべく崩さないように斜め角度からドリップ

蒸らしを終えるとコーヒーはふんわりとドーム状に膨らむ。その形を崩さないように粉の量に合わせて湯を斜め噴射させるシステムを取っている『豆から挽けるコーヒーメーカー』。すごいこだわりよう。しかも保温時間も20分まででシャットダウン。ハードボイルドの海外刑事ドラマで悪態をつかれがちなまずいコーヒーの代名詞”煮詰まったコーヒー”を飲まなくて済む。それでは実際に淹れてみよう。

それでは実際に『豆から挽けるコーヒーメーカー』を使ってコーヒーを淹れてみよう

コーヒー豆を挽いて、そのままドリップするということのできる『豆から挽けるコーヒーメーカー』ではあるが、もちろんコーヒーの粉をそのまま抽出することも可能。状態を確認したい人のために、豆を挽くだけというモードもある。


また朝などの忙しい時のために、豆と水と紙フィルターをセットしておけば、タイマー機能でコーヒーの香りとともに目覚めることも可能だ。


豆の挽き方は5段階に調整可能。

今回はまず、完熟豆を使用した無印良品の『Café&Meal MUJI オリジナルブレンドコーヒー豆』(200g・希望小売価格 税込990円・発売中)で作ってみることにする。

グアテマラ(サン・ミゲル農園)、タイ(ドイトゥン・プロジェクト)、コロンビア(フェダール農園)という組み合わせのブレンド。すっきりとした後味の酸味系のようだが、実際はどうだろうか。

 

ひと通り洗えるところは洗った後、パーツをセットし直し、紙フィルターをセット。水も入れておく。付属の計量カップのメモリには、RICH(濃いめ)とMILD(薄め)で水量を選ぶようになっている。


まずは上部のミル部分へ豆を投入。事前に豆をかじってみると爽やかでフルーティーなコーヒーが仕上がりそうな味わいだった。そしてミルダイヤル5段階で挽き上がりの細かさをセレクト。下に行くにしたがって細かくなる。通常の豆では下から2番目の「中細挽き」が推奨だが、『Café&Meal MUJI オリジナルブレンドコーヒー豆』は3番目の中挽きが推奨だそう。


その後は前面のコントロールパネルでの操作。電源ボタンを押して起動、カップ数をセレクトして、豆からボタン(粉からボタンもあり)を選ぶことによって、パネルの液晶が点滅し、動作が開始する。点滅が停止したら終了だ。このパネル操作の流れが今ひとつ直感性に欠けるので、慣れるまでは面倒に感じるかもしれない。


ミルの音は抑えめにはなっているが、さすがに集合住宅で深夜に使用するのは幾分気がひけるかも。ドリップ時にはかぐわしい香りが広がって、期待度が高まる。そしていよいよ出来上がり。味の方はどうだろうか。

すっきりとした雑味のなさを求める人に最適な高品質なコーヒーが出来上がる!


もちろん使うコーヒー豆によって味は左右されるわけだが、実際に飲んでみると雑味のないフルーティーさが前面に出たコーヒーが出来上がった。なるほど、フルーツとしてのコーヒーという概念で行けば、これは正解なのかもしれない。


念のため違う豆でハンドミルを使って抽出だけを『豆から挽けるコーヒーメーカー』に任せて比べてみた。

ちなみに抽出後の粉を比較してみたが、均等な大きさになりやすいというフラットカッターミルの特徴は目視することはできなかった。ただ粉々というよりもグシャッと潰した感のあるフォルムが違う。削っている感のあるハンドミルや、粉々に粉砕するプロペラ式電動ミルとは形状がかなり違う。


では苦味系主体の豆構成のブレンドでも試してみよう。普段は苦みばしった感覚のコーヒーに仕上がる我が家の定番だ。普段の記者の好みは苦くて酸味が膨らみを与えつつ、ガツンと来て目が醒めるようなタイプ。さて『豆から挽けるコーヒーメーカー』だとどうなるのだろう。


驚いた。そうした豆を使用しても、フルーティーですっきりとした雑味のない味わいに仕上がった。ミル設定は5段階あるが、最高でも仕上がりは若干粗めなのは、目指している雑味の無さによるものか。なるほどすっきりとして、隠れていた酸味が際立ち、これまでガツン感と感じていたのが雑味だったことがわかるクリーンな仕上がりに。同じコーヒー豆でここまで変わってくるとは。

 

そうしたおためし課程から導き出された結論。『豆から挽けるコーヒーメーカー』は、コーヒーはなるべく雑味なくすっきりとした味わいで楽しみたい人のためのものであるということ。ギリギリっと苦味を感じたいハードボイルドな印象をコーヒーに求める人には合わないかもしれないが、果実としてのコーヒー豆の味わいを爽やかに味わいたい人ならおすすめだと思った。

ただあえていうならミル部分のお手入れが少々面倒。この状態でも粉は出るが、さらに中から主導の鉛筆削り状のフラットミルが出てくる。付属のブラシが小さいこともあり、この掃除が結構な手間。粉をかき出しても、なかなかにキリがない作業になりがち。メンテナンス性は高いとは言えないが、きちんと掃除しないとせっかくの持ち味の雑味のなさに影響しそうなので、きっちりきれいにしたい。

 

 

ただコーヒーメーカーとしては高価ではあるけれど、高価格帯のフラットカッターミル搭載なので決してむやみに高いわけではないことを考慮に入れて購入を決断したい。購入は無印良品各店舗及び無印良品ネットストアで可能だが、ネットストアの方は2017年3月末現在、売り切れ。ただ販売再開時は同ページで発表されるそうなので、欲しい人は気にしておきたい。


【スペック】
重量/サイズ 4.4kg/W14.5×D28.5×H34.5cm
容量 520ml
型名 MJ-CM1
材質 PP、ステンレス
機能 フラットカッターミル方式、タイマー機能
付属品 お手入れブラシ/計量カップ

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