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新卒2年目の21歳が大手メーカーの研究所でR&Dに携わり、数億件のビッグデータを扱える理由

思い通りに動いた時の高揚感にとりつかれた

VSNは国内8拠点に、2800人超の正社員エンジニアを擁する国内で屈指のエンジニア派遣企業。人財サービスをグローバル展開するアデコグループに属し、IT・情報システム、メカトロニクス、エレクトロニクス、バイオ・ケミストリーの4分野で専門技術を提供している。

2016年4月、VSNに新卒入社したのが伊藤駿さん(21歳)だ。新卒2年目にして大手通信キャリアの研究所で、ビッグデータを用いた研究開発に従事している。

通常は業務経験者が配属されるプロジェクトに、若干20歳、しかも新卒、業務未経験で派遣された。極めて優秀だと、周囲からの信頼も厚い。

ところが、専門学校に入るまでプログラミングには興味がなかったという。

「高校の時に進路を考えた際、ものづくりの仕事をしたいと思ったんです。車をいじるのが好きだったし、進むなら理系がいいなと。進路指導の先生に相談したら、ITはどう?とすすめられました。それで調べてみたら、裏方として社会を支える仕事だとわかった。面白そうだと、情報系に進むことにしました」

▲株式会社VSN 伊藤 駿さん

3年制の専門学校ではまずJavaを勉強。Ruby、Pythonも書けるようになった。

「初めて作ったのは、Javaを使ったじゃんけんシステムでした。パーとパーなのに勝ちと表示されてしまったりと、はじめはなかなかうまく動きませんでした。でも、そんなふうにうまくいかないのも面白かった。悶々と試行錯誤したあとに期待通りの結果が返ってくると、とてつもなく楽しい。実行ボタンを押して、うまくいった時の高揚感みたいなものに夢中になってしまいました」

負けず嫌いに火が点いた専門学校の3年間

専門学校ではレベルの高い学生に囲まれ、負けず嫌いな性格に火が点いた。最終的には4~7人くらいのチームで開発するようになり、10以上のプロジェクトに関わった。

「学生時代だけで、トータル数十万行書きました。1つのプロジェクトで、何千行とか。自分で言うのもなんですが、人一倍書いたと思います。周りに負けたくなかったし、やってやるって思っていたから。3年目の終わりには、学校で1日中書いていました。一緒にプロジェクトをやっていた友だちとは、ここまでできたぞって自慢しあったり、Skypeで通話してテンションを上げたりしながら書いていました」

3年間の集大成である卒業制作は、7人のチームによるHadoopを使った分散処理システムだった。

「Twitterで流れる音楽についてのツイートを分析して、会員登録したユーザーにおすすめのプレイリストを自動生成するWebアプリケーションです。マシン3台、スレーブ2台の構成で、Linuxで作ったHadoopによる分散処理システムでした。取得したツイートをデータベースに登録し、ポジティブ情報、ネガティブ情報に分類・分析して、プレイリストを作るんです。iTunesのAPIを使って、試聴できる機能もつけました」

現場ごとに異なるマシンを使える派遣業の面白さ

学生の頃から、すぐにでも商用化できそうなシステムを作っていた伊藤さん。就職活動での企業選びも、生粋のプログラマならでは。

「学校の就職課から来たあっせんは全て蹴りました(笑)。自分が本当に行きたい会社を探そうと、たくさんの企業説明会に参加したんです。25社ぐらいの企業説明会を聞きに行って、10社ほど受けました。そうやっていろんな会社を見ていくうちに、一生コードを書いていたい、いろんな現場へ行って、その土地土地の環境でプログラミングしたいという自分の志向が見えてきた。それなら、技術者派遣業の会社が向いているのではと思うようになりました」

こうして伊藤さんが最終的に選んだのが、VSNだった。決め手は、バリューチェーン・イノベーターという同社独自の取り組み。バリューチェーン・イノベーターとは、顧客に対して技術提供のみならず、経営課題にまでアプローチし、売上拡大や利益追求に貢献するコンサルティング手法だ。

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